ゆありあ

日本の中心からちょっと右寄りで、のんびりライフ。

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


    --/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告

デキゴコロ

話はちょっとさかのぼります。
それは、遠く…遥かむかしの2008年末から2009年の年明けのお話。
(って、ついこの前のことじゃん!と突っ込んだ方、いてくれましたらありがとう)

去年の末も末、12月31日の午後11時過ぎ、相方さんと初詣に出掛けようと、
南アルプス市の細い道を、のんびり走行中の出来事でした。
運転者は、このタワシ…いやいや、このワタシ。
暗くて細い、わたしにとっては、通ったことのない道です。
川に沿って、くねくねしてます。すれ違い?絶対にできません。
そんな感じだったので、車が1台も走っていないのをいいことに、時速20km程で
走っていました。

あれ?何だろう。
前に車が止まっています。神社へ行く渋滞?混みすぎ〜。と思っていたら、赤く
光る棒状のものが見えました。
どうやら、検問のようです。
かなりの田舎道なので、初日の出暴走の取締りというわけではないでしょう。
元旦を迎えるのに、お酒を飲んで運転している人がいるかも?という、飲酒検問
だと思いました。

「警察官も、大変だよねー。ハーッて息吐いて下さいなんて言って、顔に息吹き
かけられてさー。口臭が酷い人もいるだろうにねー」

皆さんのところでは、飲酒検問はどのようにおこなわれているのでしょうか。
わたしは、過去に2回飲酒検問に出合ったことがあるのですが、いずれも窓を開け、
警察官の人の顔に向かって、ハーーッと勢い良く息を吹きかけるという方式のもの
でした。
こっちも恥ずかしいし、相手も嫌だろうなぁと思いつつ…。
でも仕方ないですよね。わたしは飲んでいないことを証明するために…。
そして、警察官はそれがお仕事ですから。

カーナビからは、紅白歌合戦が佳境を迎えようとする様子が、音声のみ流れてきて
いました。寒空の下、それでもわたしたちは、ぬくぬくした車の中で順番を待ちます。
前には、2台ほど車が止まっていて、わたしたちは3台目だったでしょうか。
思っていたより時間がかかって、順番が来ました。

「こんばんはー」
のん気に窓を開けると、寒気が一気に車の中に流れ込んできました。
「サヨウナラ」と、窓を閉めたくなるのを我慢して、警察官とご対面です。
まだ若いその警察官は、丁寧に帽子を取り、頭を下げ、また帽子を被りました。
素早いその行動は、日頃の訓練の賜物でしょう。

いつ、ハーッと息を吹きかけるのだろうと思うと、なんだかドキドキしていました。
呼吸を整えて、若いその彼の言葉を待ちます。
心の中では、若い人より、年配の…それもリタイア直前くらいの年代の人のほうが
気楽でいいなぁなんて思いながら…。
(なんだか、乙女のような気持ちになっていました…笑)

すると、彼から出た言葉は、わたしの予想GUYのものでした。
「近くで強盗があって、検問中です。ご協力下さい」

ふぇ?(←わたしの中の、心の声)

「車のナンバーを控えさせて下さい」
「あぁ、はい」
わたしの返事を聞いてから、彼は迅速にわたしの車の前に立ちました。

Oh, no!!(←再びわたしの中の、心の声)

ライトを点けっ放しにしていたので、暗闇の中に警察官が浮かび上がっているように
見えて、なんだか奇妙な光景でした。

「ねぇ、まぶしいかなぁ?ライト1つ落とした方がいいかなぁ?」
「いいんじゃないの。よく見えるだろうし」
相方さんの言葉通りに従うと、奇妙な光景はすぐに終わり、警察官は、また運転席
側へ戻ってきました。
再び窓を開けると、今度は免許証の提示を求められました。
素直に従うと、再び
「控えさせてくださいね」
と言って、なにやら書き込んでいます。

名前だけ?住所も??生年月日も???免許証番号かなぁ…。
なーんにも悪いことしていないのですが、ちょっと落ち着かないわたし。

ゴールドだから、信じて!!(←心の叫び)

その不安をかき消したくて、
「どこで強盗があったんですか?」
と、聞いてみました。すると、彼は、
「えぇ、南アルプスの店舗で強盗事件があったんです」
としか言わないのです。

ふーん。あまり情報を漏らさないようにしているのね。(←たびたび心の声)

南アルプス市。
2003年4月1日に八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が
合併して生まれ、総面積は264.06㎢、山梨県の面積の約5.9%を占めている広大な
市です。(南アルプス市ホームページより)
南アルプス市は、住所に旧町村名を残しませんでした。だから、それまでほとんど
縁がなかったわたしには、現在の住所で言われたところで、どの辺りなのか分かり
ません。
相方さんは、南アルプス市に精通しているので、地名を聞けばだいたいの場所は把握
でき、その辺りにどんなお店があるか分かったでしょう。

検問は無事終了し、通行許可がおりたので、再び神社へ向かって車を走らせました。

「南アルプス市の店舗、だけじゃ、まったく分からないね」
櫛形のほうのコンビニとか、詳しいことを知りたかったのに…。
でも、きっと、話してはいけないのでしょうね。
わたしたちも、知らないほうがいいのかもしれません。

そして、わたしたちが昨年から恒例にした神社に到着しました。
紅白歌合戦は、終盤に差し掛かっていました。
時間的には、検問に引っかかったことは、良い時間つぶしになったかもしれません。

そうして年を越して、1月2日〜4日の夕方まで、相方さんは忙しい日々を送っていた
ようで、1度も連絡がありませんでした。
付き合って2年半くらい?友人時代も含めると5年弱。
その間、連絡を欠かした日は、ほとんどありませんでした。
友人時代でも、1日連絡がないということは2〜3日しかなく、丸2日連絡がないという
ことはありませんでした。
忙しいということは聞いていたので、特に気にしていなかったのですが…。

ふと、一瞬、えぇ、本当に一瞬ですが、頭をよぎりました。

「ま、まさかあの強盗は、相方さんだったとか?それで捕まって連絡ができない…?」

わたしの相方さんは、正義感が強く、曲がったことが大嫌いな人です。
時間や約束にも忠実、且つ、誠実で、わたしはすべてのことにおいて、信頼を置いて
います。
だから、本気で疑ったわけではないですよ。
寂しいわたしの、ちょっとしたデキゴコロから生まれた、おふざけですよ。

4日の夕方に、「生存確認メール」というタイトルで、
生きてる?生きていれば別にいいんだけど
というような内容のメールを送ると、返事はすぐに返ってきました。

ホッ、良かった。生きてるし、捕まってもいないようです(まだ言ってるし…)。
そして、10日後の1月14日、強盗は店長さんの自作自演だったという新聞記事を読み
ました。

相方さん、ちょっとでも変なコト考えたわたしを、どうぞ許して下さいね。

**ps**
本人には、この話をしていないので、これを読んだときの反応がちょっと楽しみだったり
して…。
怒るかなぁ、怒らないよね?っていうか、怒らないでプリーズ。


テーマ:年末年始、お正月 - ジャンル:ライフ

    2009/01/15(木) 00:44:56| 相方との日々