本の名前:鈍感力
著者:渡辺淳一先生
この本を読むように母に勧められたとき、わたしは、
「嫌だ、鈍感な人なんて!!わたしが好きじゃないタイプ」
と、一度は拒否しました。
でも、母は落ち着いた口調でこう言ったのです。
「そうじゃないよ。鈍感っていいってことを伝えたいんだと思うよ。あなたは
敏感すぎるから、勧めたいんだよ」
と。
それから数日後。
わたしは、書店でその本を手に取りました。
これまでのわたしは、いつもどこかで神経を尖らせていました。
ピリピリしているというか…。
良く言えば、人の気持ちに敏感。
悪く言えば、人の顔色ばかり伺っている。
そんな人でした。
鈍感力。
それは、恐ろしいほど素敵な本でした。
鈍感であるほうが、人生謳歌できるのではないか!
と気分が晴れ渡る思いに駆られました。
そこで、自分をこんな風に整理してみたのです。
**過去のわたしの敏感すぎてダメなところ**・人から誘われると、例え具合が悪くても断れない。
(その人の気分を害してしまうのではないかと心配していた)
・人の顔色を伺ってから、発言する。
(怒らせてしまうのではないかという不安)
・誰かが喧嘩をしていると、すぐ仲裁に入る。
(仲裁に入ったお陰で、自分がとばっちりを受け、凹む)
・家に入ったときの空気を察して、両親の喧嘩を見抜く。
(喧嘩してるの?どうして?などと聞いてしまい、うるさがられる)
・以上のように、日々神経を尖らせているから、人には見えないものまで
見えてしまう。
(例えば、お墓参りに行ったときなど、お墓に立っている人に挨拶をすると
一緒に行った両親が、「誰に挨拶したの?」など、人には見えない人が
見えてしまう)
**過去のわたしの敏感で良かったところ**・人が嘘を言っているとき、「これは嘘だ」と察知できる。
(だから、どうこうは言わないけれど、分かるだけに悲しい思いもする)
・人の喜怒哀楽に敏感。
(本当に喜んでいるか、怒っているか、哀しんでいるか、楽しんでいるか
読み取ることができる)
・第6感が冴えている。
(危ない!と思ったとき、それを回避することができる。例えば、友人の運転
する車に乗っていて、「あ、ちょっとスピード落として!子供が出てきそう」と
言ったら、細い道から子供がボールを追いかけて飛び出してきたなんてこと
があったり…そのほかにも多数の経験あり)
でもね、実は、人のことには敏感であっても、自分のことにはけっこう鈍感な
ところがあったりするのです。
この本を読んで、気付きました。
**鈍感と気付いたところ**・熱に鈍感。
(わたしの平熱は、36度8分〜37度4分くらい。37度6分くらいになって、よう
やく、「あ、ちょっと調子悪いな」って思うくらい。38度3分でも、車で片道1時間
かかる道を運転して帰ったこともあったけど、全然平気。これって、熱に鈍感っ
てことで、人より優れた鈍感力じゃないでしょうか?!)
・味に鈍感。
(どんなお店に行っても、「美味しい、美味しい」と食べるところ。一緒にいる人
に、「お前はいつも何食ってるんだ?旨いもの食ったことないだろ?これ、旨く
ないよ」と言われたことがある。
餡子とホワイトアスパラはいまだに食べられないけど、それ以外はよほどの
味付けでない限り、何でも美味しいと思う。
だーかーらー、わたしが不味いと思うようなお店は、ヤバイかもしれませんよ)
・聴力が鈍感。
(わたしは、難聴で、右耳はもうほとんど聴力がない。だから、喧騒の中にいて
も、それほどうるさいとは思わない。そのお陰で、危険を回避する第6感も発達
したのかな?)
と言うわけで、わたしにも良い鈍感力があったのだ、と気付かされると共に、
鈍感であることは、人生をラクにしてくれる素敵な力だと気付かされました。
皆さんも、一度読んでみては?
特に、いろいろなことに過敏に反応し、疲れ切ってしまっている人にはお勧め
です。
ただし、人の話の良い影響を受けてみようと思うことができない方にはお勧め
しません。
わたしの友人の母が言っていたそうです。
「言っていることは、分かる。でも、誰もがそうなれるわけじゃないし、わたしは
そうはなれない」
と。
わたしは、もう少し鈍感力を磨いていこうと思います。
テーマ:お気に入りの本 - ジャンル:本・雑誌
2009/01/12(月) 11:59:28|
読んだ本
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