笑@会社

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女園秘書室-第51話-



樹里の寂しい一面を垣間見たトレーニングルームで、
桃子、本当は○○○だった説浮上に、樹里がパニック。
禁断の体を持つ女?
追いかける桃子、果たして誰かに連絡されてしまう前に
間に合うのか?
違った意味で興奮の第51話でございます^^



第51話

桃子は、パジャマ代わりに持ってきていた一組のスウェットを着て、樹里と
トレーニングに励んでいた。
久しぶりの筋肉トレーニングや走り込みは、体育会系の桃子にとっても
厳しいものだったのに、樹里はなんなくそれをこなしていた。
どうやら専属のトレーナーを雇っているらしく、アドバイスを受けてい
るようだ。
涼しい顔をして走りこむ樹里。いつだってすましていて、美しい格好を保っている。
爽やかだった。
「ときどきは、うちに来てください」
樹里は、真っ直ぐ前を見ながら、桃子に話しかける。
どうやら人の目を見ないのは、樹里の癖のようだ。
人の目を見れないということは、臆病なのか。それとも、言っていることが
本心ではないからか。
「本当は、寂しいんです。こんな家に一人でいることが」
ランニングマシンのボタンを押して、樹里は、走るのをやめた。
そりゃ、そうだろ。
あたしだったら、寂しいと言うより怖くて夜はうろうろできないや。
意味は違えど、そんなことを思いながら、樹里を見ると、樹里は桃子を
見つめていた。
その目には、薄っすらと涙が浮かんでいた。

さて、困った。
桃子は、樹里から目をそらしてしまった。
一度そらしてしまった視線を、元へ戻すのはなかなか難しいものだ。
それでも、向き合おうとして顔を上げると、樹里の目にあった涙は乾い
てなくなっていた。
「聞かなかったことにしてください」
樹里は、ランニングマシンから降りると、大量に流した汗を拭く。
そして、
「お風呂に入りません?」
普段どおりに、桃子に声を掛けてきた。

樹里が、桃子のアパートに泊まりに来ると言ったときと同じくらい、桃子は
その申し出を拒否した。
首をブンブン勢いよく横に振り、頑なに拒む。
「あら、どうして?お風呂といっても、けっこう広いんですよ。サウナ
もありますし、二人で入ったところで困ることはありませんから」
そういう問題じゃない。そうじゃない。
桃子は、樹里の細い体を横目でチラと見て、ため息をついた。
多分樹里の二倍はあると思われる自分の体。
一緒にお風呂に入ったら、笑われてしまう。
多分そんなことはしないだろうが、万が一、有砂や奈々にそのことを逐
一報告されたらたまらなかった。
桃子が拒否する姿勢を崩さなかったので、樹里はため息をつきながらも、
おかしなことを口にする。
「そんなに嫌なんですか…。ま、まさか桃子さん、本当は男だったりし
ませんよね?あの、その、それでまだ体を手術する前とか?」
樹里の顔が、一気にボッと火がついたように赤くなった。

何を考えているんだ、このオンナは。
桃子は苦笑した。
お嬢様を少しだけからかいたくなってみた。
「そうだったら、どうするんですか」
スウェットのパンツの裾を捲り上げる。
ちょうど膝の辺りに、少しだけ産毛が生えていた。
「脱毛は殆ど済んだんですけど、体はね」
産毛を指でブラッシングしながら、もぞもぞと体を動かしてみる。
樹里の顔は、明らかに強張っていった。
「も、桃子さん。あぁ、なんてことでしょう。どうも怪しいと思ったのよ。
名前も偽名でしょ。花木桃子なんて、芸能人のような名前ありえないで
すもの。それに、どうりで強いわけです。ナイフを持った男の人に、本当の
女性が立ち向かえるはずがありませんものね。
あぁ、桃子さん。どうしましょう」
樹里は、頭を抱え込んだ。
ぷっ。
桃子が吹き出しても、それは樹里の耳には入っていない。
「すぐに連絡を」
樹里がトレーニングルームを抜け出して、階段を駆け上がる。

だ、誰に連絡するんだ?
阿東か、有砂か、奈々か?それとも、おやじさんか…?
桃子は、慌てて樹里の後を追いかける羽目になっていた。

-第52話へ続く-

テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

    2007/09/03(月) 12:00:03| 笑@会社 | トラックバック:0
  1. | コメント:4
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コメント

ふふふ^^

一緒にお風呂は〜〜〜><
ってなっちゃう気持ち、わかるわかる!!(笑)
明らかに樹里たん、スタイルいいもんなぁ!バッチシ見ちゃったら、ちょっと凹むかも〜^^;

てか!
桃子!君は何やってんだ!早く嘘だって言わなきゃ!
あわわわ@@;だ、誰に言いに行ったんだ樹里たんは!
早く追いかけて〜〜〜〜><(笑)

なんだか、樹里たんは桃子に心開いてきてるなぁと^^
涙を見せれる仲っていうのは、なかなか、難しいもんですからね。
一人で寂しいって言葉。本音、なんだろうなぁ。
  1. 2007/09/04(火) 00:17:16 |
  2. URL |
  3. chacha #-
  4. [ 編集]

>chachaさん

桃子このあと、大爆走!です(笑)
もう少し仲が良かったら、一緒にお風呂も有りだったかも知れませんね^^
でも、有砂たちに何か変な報告をされるのでは〜?と不安もあったのです!
急げ、桃子っ!!
本当は男だった疑惑?!信じられちゃうよ〜。

で、そうです。本音を話せる友達だからこそ、涙ってみせられるもの。
樹里たんもう心を開いているでしょうね♪
もう一人じゃないのに〜^^
  1. 2007/09/05(水) 06:13:17 |
  2. URL |
  3. ユミ #-
  4. [ 編集]

連絡って誰に?!!!
最後にまとめてコメントと思ってたけど、
思わず書いてしまった!笑
  1. 2007/09/19(水) 01:37:02 |
  2. URL |
  3. 楓 #u2lyCPR2
  4. [ 編集]

>楓さん

ど〜も〜!!
樹里が頼れるのは…ありさか?!
この慌てっぷり、笑えるでしょ^^
いちいち報告してしまうのも、秘書の性です。
  1. 2007/09/19(水) 07:18:38 |
  2. URL |
  3. ユミ #-
  4. [ 編集]

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