甲斐路に春を呼ぶと言われている南アルプス市の十日市に行ってきた。
毎年2月10日と11日におこなわれるこの祭り。
売っていないものは、
猫のたまごと
馬の角ぐらいだと言われるくらい、売っている物の品数が
多いことで有名だそうで、行く前から楽しみだった。
実際にこの世に存在しない、猫のたまごと馬の角を例えるくらいなのだから、本当にいろんな
ものが売っているのだろう。
朝8時半には役場の駐車場(1日500円の有料)に車を止め、歩いてお祭り会場へ向かう。
相方さんが持ってきてくれた新聞には、毎年15万人ほどの人で賑わうと書いてあったので、
早く行ったのだが、人はほとんどいない。まばらに出店もあるが、まだ開店していない。
1番手前にあった「たこ焼きや」さんは、具材を屋台の上に置きっぱなしで帰ったようで、
蛸やキャベツ、紅しょうがが凍っていた。この場面に遭遇した人は、このたこ焼きやでは購入
するまい。
5分ほど歩くと、次第に店も増えてくる。
甲西バイパスという広い通りを、歩道橋で渡ると、狭い道の両側にひしめき合うように出店が
並ぶ。そのほとんどが食べ物屋で、いろんな匂いが入り混じっている。本来なら、入り混じり
すぎて気持ち悪いくらいなのだが、朝の爽やかな空気がそれを消してくれる。
しかも、わたしは朝が1番お腹が空いて、よく食べるので、端から目を奪われる。
通り沿いの民家や広い空き地などでも日用品を売っているが、そう品数が豊富なわけでも
ない。古着っぽいもの、包丁や鬼瓦、花、植木などが少し販売されている程度だった。
通り沿いは、ほぼ食べ物の出店だったので、想像していたのとちょっと違って残念だったが、
朝の済んだ空気、雪化粧した八ヶ岳連峰や富士山を眺め、気分は晴ればれである。
十日市では木工品の販売が有名だそうだ。
わたしは、この日のために、群馬の高崎からやってきたという商売上手なおじさんからダルマ
を買った。この市では、「値切り」が基本だそうだが、そういった風習がない関東地方に生まれ
育ったせいか、定価以外の価格で買うことが申し訳ないような気がしてしまう。
(ちなみに大阪に5年弱住んでいたときは、2年目くらいから市場で平気で値切っていた)
おじさんは、自らディスカウントしてくれて、900円→700円でダルマを購入した。
今ではとんと見かけなくなった、臼。
臼を売っているのを初めて見た。

10万前後の価格。
こちらはちょっと珍しい、お札チップで作られた封筒(写真右手前)。

お札チップとは、銀行で回収された古いお札を切ったもので、それが和紙と相混ざった封筒
である。販売していたお兄さんたちが、「お札チップがたくさん入ったのを持っていけし〜」と
一緒に最もチップが入った封筒を探してくれる。
(「○○し〜」は、甲州弁で、これを標準語にすると、「持っていきなよ」くらいなものである)
気さくな甲州商人、甲州弁全開で楽しいものだ。
お札チップを置いていた出店さんは、本当は太鼓判のお店。
増穂町の臼作りの技術を太鼓の胴の製作に応用した臼太鼓と、山梨の伝統技術である印鑑
のコラボ作品が、この太鼓判だとのこと。
反対側は、太鼓なので叩くと音が出る。両面印鑑にすることも可能。
写真手前にある小さなものでも1万円。写真左後方の、ケースに入った大きなものだと8万円
という価格。
珍しい縁起物なので、購入の価値はあるかもしれない。
お店の方いわく、最近では端午の節句などに兜を購入するのではなく、この太鼓判に子供の
名前を彫って、送る親も多いんだとか。
相方さんが自分で商売をしていると知ったお店の方は、特大の太鼓判に墨を塗って、

和紙を乗せ、商売繁盛の特大印を押してくれた。

この写真、いま押しているのは朱判で、「太鼓判」という印。
仕事が順調でありますように…☆
テーマ:お散歩・お出かけ - ジャンル:ライフ
2008/02/14(木) 12:00:00|
笑@会社
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