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No 675
Date 2008・01・16・Wed
モーツァルトになった日わたしの髪は、異常に早く伸びる。
ここ1年半くらい行きつけにしていた美容院は、基本的に「髪を切る」ということで髪をキレイに するのではなく(えぇい、何のための美容院じゃ?!と言いたし)、トリートメントなどで、ロング をキレイに保つということを売りにしているので、「切りたい」と言っても、切ってくれるのは痛ん でいるところ数センチのみなのである。 なので、もう肩甲骨どころではなく胸も超えるほど伸びてしまった髪を、どうにかしたくても切っ てもらえない。 なので、思い切って美容院を変えてみた。 そして、初デジタルパーマに挑戦。 半個室みたいな仕切られた空間での施術は、自分の部屋にいるみたいで、とても寛げる。 寛ぎすぎて、スヤスヤ寝ていたら、時間はあっという間に過ぎていった。 デジタルパーマ終了直後、鏡の中のわたしは、中世のオンナだった。 分かりやすく言うならば、音楽室に飾られている有名な音楽家のようだった。 そう、モーツァルトのような。 グルングルンになった髪が、耳の辺りで幾重にも重なっているのだ。 「ぎょ〜〜」 ナニコレ、ナニコレ。 「わたしの髪、音楽室なんですけど〜」 何かを訴えるかのようなわたしの声に、美容師さんはゲラゲラ笑う。 「大丈夫。これ、まだ施術の途中ですから。皆さんこうなるんですよ」 わたしは、裾のほうだけのパーマなのでまだマシなのだという。 耳の上辺りまでパーマをかけると、この段階で、「サザエさん」になるそうだ。 「写メ撮ります?面白い〜って写メ撮ってくださいって言うお客さん多いんですよ」 そういわれて、あ、どうしよう…。 一瞬迷う。 20代だったら、迷わず「撮って〜」と携帯を渡していただろう。 そして、友人やらに、「見てみて〜」と写メを送っていただろう。 でも、年齢がそうさせない。 これ、送って喜ぶ友達がいるか? などと、冷静になってしまう。 むかしは、友達から(特に大阪時代の友人)変顔の写メが何通も送られてきた。 それももうなくなって、いまや送ってくるのは自分の子供だったり、風景だったり、落ち着いた ものに変わっている。 「いいです〜」 何となく、シュンとなった瞬間だった。 それから最終工程に入って、結局は、ゴージャス巻きのパーマになった。 自分のドライヤーの使い次第で、ゆる巻きにできたり、セレブ巻きにできたりという、自由自在 の髪型になった。 なんか、気持ちいい。 髪型を変えるだけで、気分が変わる。 外は雨だったけれど、心は晴れていた。 それにしても、良かった、モーツァルトのまんまじゃなくて。 もしもあのままだったら、心は集中豪雨を食らっていただろう。 いま、ピアノでモーツァルトのソナタを習っているから、なりきるためにはそれでも良かったかも しれないけれど…。 |
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| 笑@会社 |
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