父の趣味の畑から…毎日採れる無農薬+新鮮な野菜たち。
今の時期は、小松菜とほうれん草が大量です。
(写真はほうれん草)

そこで、ほうれん草パンを焼いてみました。
ほうれん草ペーストがとってもキレイな緑色。
緑色大好きなので、発酵前に1枚記念撮影です♪

レシピの砂糖の分量が少なかった理由が分かりました。
ほうれん草の甘みがたっぷり感じられるパンに仕上がりました。

今日は一人で2斤分作ったので、コネ+伸ばしがとっても大変でした。
ただ、今日は雨が降り湿気が多かったので、発酵はスムーズだったです☆
片方には、チーズを入れて焼いてます。
テーマ:手作りパン - ジャンル:グルメ
2007/11/10(土) 15:19:35|
笑@会社
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樹里が解き明かす、秘書室の環境。取り巻く人々。
ある人への想い。
話がグンと重くなってきました第85話です。
第85話桃子は、ベランダから部屋に戻ってきた。
夏の終わりの夜とはいえ、涼しい風が吹き、体が冷え始めるのを感じていた。
ベッドに寝転ぶと、先ほどまでの樹里とのやりとりの続きを思い出していた。
「阿東不倫中、樹里さんは才女、あたしは筋肉バカ。それは分かったよ。あたしに関しちゃ、
納得はしていないけどな」
桃子は、いったんは眉を吊り上げたものの、豪快に笑ってみせた。
「戸波がラフランスな訳は、この前会社で樹里さんが言った用なしで、言いたいことは分かっ
たよ。でも、何故用なしなんだ?仮にも社長じゃないか。それと、五反田さんのは、英語……
いやいや、ローマ字っての?意味の分からない変換になっていたけど、あれは何だったんだ?」
ローマ字が並んでいても、英語とは言わない。
これは、桃子の中では鉄則になりつつあった。
慌てて訂正してみたが、樹里はさほど気にしていない様子だった。
これから話すことに比べれば、桃子が慌てたことなど気にもならないことなのだろう。
「社長は……」
樹里は言葉に詰まった。
言いにくいことなのだろうか?
桃子は、樹里の横顔を見つめた。
暗い夜空の中、どこを見ているのか、樹里の視線は一点に集中している。
その方向を見やると、一つだけ星が輝いていた。空気が悪いのか、暗闇は時折白く霞んで、
視界をグレーに変える。その中に一つだけ弱々しく光を放つ星。
樹里は、瞬きをするのも忘れるほど、その星に見入っていた。
そして、静かに口を開く。まるで星から何らかのパワーをもらったかのように、堰を切って話し
始めた。
「有砂さんは、社長に気に入られていました。入社したときからずっとです。わたしたちが入社
したときに秘書をしていた女性は、すぐに違う部署に追いやられ、有砂さんが入社早々社長秘
書に抜擢されました。でも当然のことながら、仕事はまったく分かりませんから、表向きは、当
時副室長だった阿東さんが秘書となったのです。分かりますか?桃子さん」
そう言って、桃子の方を見た樹里の顔は、泣き出しそうなような、怒ったかのような複雑な表
情をしていた。
桃子は、困った顔を返してみせるだけだった。
「社長は、有砂さんを秘書という位置に置きながら、結局は仕事など何一つさせず、ただの愛
人にしたんです」
桃子の頭の中に、あるシーンが浮かんできた。
それは、桃子が秘書になってすぐのことだった。
社長に空白の時間ができたとき、有砂は、社長の休憩時間なので邪魔をしないでくれと、桃
子を社長室から遠ざけたことがあった。
その後、有砂がお茶を淹れて社長室に入っていったことは確認していた。
あれは、もしかすると、もしかしたのかもしれない。
会社で?まさか。
髪をばさばさと振り、掻き毟る。
「最初は黙ってみていた阿東さんでしたが、いつしか有砂さんに取り入るようになりました。わ
たしとお付き合いをしている最中でした。何も言いませんでしたが、薄々予感はありました。そ
れが決定的になったのは…」
軟らかい微笑みは、いつしか、苦しい表情に変わる。
夜遅くの秘書室での一件。忘れることのできない阿東と有砂の情事。
阿東が有砂を利用していたのではなく、自分が利用されていたのだという屈辱。
「それでも耐えていました。阿東さんは、有砂さんに恋愛感情を抱いているわけではないのだ
と。わたしは黙っていたのです」
樹里の目が曇ると、自分も苦しくなる。
桃子は樹里と同化した気分になっていた。
「桃子さん、ちょっと」
樹里は、桃子の手を掴んで、自分のお腹に持っていった。
それが意図すること。
桃子には何度かこんな場面の経験があった。
何の感触もなかったが、それは確かなのだろう。
新しい命がそこに宿っていることは。
-第86話へ続く-
テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学
2007/11/10(土) 08:00:00|
笑@会社
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