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No 565
Date 2007・08・30・Thu
女園秘書室-第49話-樹里とますます親しくなれそうな予感。 ついつい、タメ口で話してしまいました^^ 幸せな暖かい空気を、この部屋にも吹き込んで欲しいものです。 桃子&樹里、お互いを認める予感の第49話です♪ 第49話 食事の片付けは、自分でするのだと樹里は言った。 二人でキッチンに立ち、使った皿を片付けていく。 桃子など、面倒くさがりで、いつも一枚の皿に全部盛り付けてご飯を食 べているために、この作業は苦痛だった。洗った食器を拭いている間に、 樹里は珈琲を淹れ始めた。 桃子は、キッチンを見回した。 きれいすぎた。それはキッチンに限らず、どの部屋にも言えることだった。 誰かが生活しているとは思えないほどだった。 小さい頃、両親に連れられて行ったことのある住宅のショールームのよ うに思えた。 生活臭。温かさ。それが、この家にはなかった。 樹里一人で生活しているなら、当然のことなのかもしれない。 珈琲の香りが沸き立つように流れてきて、桃子は我に返った。 「沢渡さんはね」 片づけが終わって、二人はソファに座っていた。 最初は慣れなかった革張りのソファも、なんとなく居心地が良くなっていく。 樹里は、順番に秘書室のメンバーを紹介してくれると言った。 有砂の話は、もう終わっていたし、自分の話をするまでもないので、沢渡渚の 話になった。 「四十歳でバツ一なんです。数年前に秘書室勤務になったのですが、それで ご主人とすれ違いが多くなって離婚したんです。彼女は有能ですから、 秘書室で働くことを選んでくれて、ホッとしたんですけどね。家庭を取 らなかった彼女に、有砂さんなんて、離婚してくれて良かったって言っ たんですよ」 有砂らしい言葉だ。 やっぱりあの女は要注意だな。 桃子は、そう頭にインプットした。 「最初は、ある取締役の秘書だったんですが、そのことがあって、副社 長の秘書になったんです。阿東さんも、気にされていたのでしょう」 阿東さん?室長ではなく、さん付けで呼ぶのか? それには、何か意味があるのだろうか。 いつもそう呼んでいたのか、秘書室では室長と呼んでいたのか、必死に 思い出そうとしたけれど、分からなかった。 桃子は、頭を悩ませた。 遠くで鳴り始めた流れるようなメロディで現実に戻される。 「すみません」 樹里は、リビングの隅に置いてあったバッグの中から携帯電話を取り出した。 「あぁ、有砂さん。え?桃子さんね。良くないらしいの」 電話の相手は有砂のようだ。 沢渡渚に、冷たい言葉を吐くように、きっと桃子にも何か言いたいに違いない。 桃子は、唾を呑み込むのも我慢して、樹里の言葉に聞き入った。 「えぇ、わたしも明日お休みをいただきます。来週は必ず」 樹里と目が合うと、彼女は、桃子に向かってウインクして見せた。 「いえ、来ていただかなくても大丈夫です。えぇ。それでは」 樹里は、素早く電話を切った。 「わたしもお休みします」 桃子に向かって、平然と言ってのけた。 「ずる休みだ」 桃子は、友人に話しかけるように樹里に言った。それでいいような気が していた。 秘書室では樹里は先輩である上に、雰囲気自体、そういった言葉遣いは 許されない。 けれど、ここは会社ではないのだ。 普通に振舞えるなら、それにこしたことはない。 「ずる休み、ダメですか?」 樹里が、いたずらを仕掛けた子供のような笑顔を見せた。 「桃子さんのお陰です」 桃子は、思わず口走っていた。 「そういう顔、いつもしていたら良いのに」 -第50話へ続く- |
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No 564
Date 2007・08・28・Tue
女園秘書室-第48話-樹里の悲しい過去が明らかに。 いろんな思いを抱えている樹里。 知れば知るほど、桃子は樹里のことを好きになっているようです^^ 二人が仲良くなるなんて、夢にも思いませんでしたが、きっと これからの秘書室生活に、いい影響をもたらしてくれることでしょう。 樹里の過去が見えてくる第48話です。 第48話 カフェを出た後、あてもなく街をふらふらと歩いた。 そんなのもありだ。これまで無駄だと思っていた行動が、樹里と一緒に いることでそうは思わなくなるのが不思議だった。 樹里がよく行くという店で洋服を何着か購入した。 秘書室で着る予定のものではなく、それは私服だった。 樹里がみつくろってくれたものは、桃子にとっては洒落たものだった。 洒落た店の割には、大きなサイズも取り揃えていて、桃子はサイズを気 にすることなく買い物することができた。 サイズがワンサイズ小さくなっていた。秘書室での過労が、桃子を一回 り小さくしたようだった。 帰り際に、もう一度アパートに寄ってもらう。三泊分の下着を、小さな ボストンバッグに放り込む。 週末まで樹里の家で世話になることにしたのだ。これから先三日間、桃子の 帰る場所は、樹里の家になった。 買い物途中にもう一軒寄ったカフェで、樹里は言っていた。 「家にはわたし、ほとんど一人だから」 桃子は、敢えて何も聞かずにいた。 何だか、樹里の目が寂しそうに見えたからだった。 樹里の家では、お手伝いの女性が料理を作って待っていた。 樹里が途中で帰宅時間を連絡していたので、ちょうど出来上がったばか りなのか、料理からは温かそうな湯気が出ていた。 「それでは失礼します」 女性は、一礼してリビングを出て行く。 しばらくして、玄関のドアが閉まる音がした。 「食べましょう」 まるでどこかのレストランで食べるかのような料理が並んでいる。 箸もまともに持てないが、ナイフやフォークはもっと使えない。 桃子は、樹里の手元を観察して、注意深く料理を口に運んでいく。 「父は」 樹里が顔を上げて、桃子を見つめた。 「忙しくてほとんど帰ってこないんです。病院の隣に宿舎があって、そこで 寝泊りを。母は」 スタイルの良い女の体つきのようなグラスに入った水を一口含ませて、 樹里は続けた。 「母は、いないんです」 寂しそうな目。樹里の父親の目の奥に見た寂しさと同じだった。 「父が忙しいのをいいことに、母は何年もの間浮気をしていたそうです」 浮気?桃子は、ナイフとフォークを一旦テーブルの上に戻し、樹里に叱 られた。 「桃子さん、食事中にナイフとフォークを置くときは……」 樹里が見本を見せてくれて、桃子はそれに従った。 一瞬、阿東=不倫の図式が頭を過ぎり、二日前に見てしまった樹里と阿東の 二人きりの現場が浮かんできた。 「母は、父とわたしを棄てたんです。わたしが高校生のときに。許せま せんよね」 樹里は、多くは語ろうとしなかったけれど、それで充分だった。 こんなときの言葉のかけかたも知らない自分に情けなくなって目を背けた。 樹里は、不倫をしていた母親を軽蔑している。それなのに、自分が同じ ようなことをするだろうか。 桃子は、再びナイフとフォークを手に持ち、柔らかい肉を切っていく。 いや、待てよ。 自分が受けた悲しみや怒りを、他の誰かに思い知らせてやるっていうこ とも考えられる。 阿東の年なら、高校生くらいの子供がいても不思議ではない。 いや。桃子は首を横に振った。樹里は、そんな奴じゃない。 最初は、嫌な女だと思ったけれど、知れば知るほど悪くないと思えてきていた。 「ぷっ」 樹里が、笑った。 「どうしたんですか?首を横に振ったり、目を白黒させたり」 「あ、えーと、その」 しどろもどろになる桃子に、樹里はまだ笑っていた。 「気にしないで下さい。母親はいない。そう思っていますから」 桃子は言う言葉も見付からず、とりあえず笑い返してみた。 -第49話へ続く- |
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No 559
Date 2007・08・26・Sun
女園秘書室-第47話-桃子は、ちょっとずつ成長してきたでしょうか? 今までとは違い、いろいろなことを考えるようになって来ました♪ 樹里に笑われたり、怒られたり、たしなめられたりしながら、 きっと成長していくのではないかと期待しています。 体調不良がすっかり治っていい気分の第47話です☆ 第47話 「福井さんは、ずっとあの秘書室にいるんですか?」 真っ白な皿に、目に優しい緑の野菜がふんわりと乗せられて出てきた。 桃子は、フォークを上手く扱うことができず、何度も皿の上にレタスを 落としている。 時々樹里の手先を盗み見て、真似をすることでようやく上手く食べれる ようになってきた。 樹里は、そんなことを見抜いていただろう。でも、もう笑いはしなかった。 「ええ、大学を卒業してからですから、もう六年経ちます」 「皆さんのこと、教えてもらえませんか。なかなか話をする機会もないので」 これは、探りではない。変に思われないように、桃子なりに最善を尽く した発言だった。 樹里の手が止まって、桃子を見つめる。 「そうですよね。皆さん忙しいですから。来週桃子さんの歓迎会があり ますから、そのときまでに、少しは知っていたほうがいいですね」 サラダの皿がさがってから、樹里は一人ひとり紹介してくれた。 樹里の話では、誰も彼もがいい人に思えた。 榛原未来との話を遮った、沢渡渚のことも、優秀な秘書だと言っていた。 メインで頼んだパスタが運ばれてきた。 困ったな。 ご飯ものを頼むべきだった。 樹里が、フォークにクルクルとパスタを巻きつけて食べる様を黙って見 つめていた。ナイフやフォークを使って食べる店に行ったことがないわ けではなかったけれど、そのときは気心知れた仲間と一緒だったので、 使い方を気にすることはなかった。 いまは樹里が相手だ。心を許そうとしてはいるけれど、まだその手前に いる状態だった。 箸はないのかい?日本人だろ?箸を出せ。 遠くに立っている店員に向かって念を送ると、目が合って、慌てて顔を そむけた。 桃子の視界に入ったテーブルの女が、スプーンの上にパスタを乗せ、その上で クルクルとフォークで巻いているのを見て、桃子はそれを真似た。 なるほど、上手くはないが、巻ける。 「桃子さん、ダメですよ」 手を止めると、せっかくまとめたパスタが逆回転して、スプーンの上に 大きな輪となって崩れていった。 「それ、正しいマナーではないんですよ」 斜め後ろを振り返って、樹里はため息をついた。 「それが正しいって思っている方は多いんですね」 それを嘆いていることより、桃子が視界に入った女の真似をしたことを 見ていたことのほうが、怖いと思った。 「秘書室に勤務するなら、マナーは大切です」 優しかった口調は、急に厳しいものになって、桃子を驚かせた。 話している間にも、樹里は上手にパスタを巻いて口に運んでいく。 「桃子さんが秘書室に来たのは……」 桃子の止まったままの手を、樹里はしげしげと見つめた。 「ごめんなさい。食べてからにしましょう」 ほら、こうやって少しずつ巻くんです。 樹里は、見本を見せて笑った。 一瞬見せた厳しい顔。それが樹里のこれまでの姿だった。 それが、桃子の体調を心配し、家に泊まらせたり、父親の病院で診察さ せたりと、優しい一面をのぞかせた。 会社を離れたときの姿こそ、本来の姿だ。 桃子はそう思って、心を開こうとしていた。 どっちなんだ? その答えは、すぐに出た。 どっちも樹里の本来の姿なのだと。 誰しも、厳しいばかり、優しいばかりではない。 仕事には厳しく、仕事を離れれば優しい。 それは、当たり前のことなのかもしれない。いまさらながら、桃子はそんな 風に考えることができた。 樹里は、嫌な思いをさせようと、厳しいことを言っているわけではないのだ。 「わたし、桃子さんには本当に社長秘書になってほしいと思っているんですよ」 本当に。 その言葉を深く考えもせず、このとき桃子は単純に嬉しいと思った。 食べるのがもったいないと思うほど、きれいに盛り付けられたデザートを すっかり胃の中におさめる。 珈琲を飲みながら、桃子は遠い記憶に思いを馳せる。 男みたいなあたしもありだ。そして、女らしいあたしもありだ。 すっかり具合は良くなっていた。 「病は気から」 よく言ったものだ。 桃子は、カフェの高い天井に向かって、両手を突き上げたい衝動に駆ら れていた。 -第48話へ続く- |
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No 571
Date 2007・08・24・Fri
ある女の真実5年ほど勤めた会社を思い切って辞めたのが、つい3ヶ月前。
やりたい仕事もなく、ダラダラと過ごしていた日々にさよならを告げた。 次に入社した会社は、新しいことだらけだった。 商品の設計でCADに初めて触れ、絵がとことん下手くそな癖に、手書きの設計図 まで書く。 ホームページを作る。 イラストレーターやphotoshopを使って、商品のパンフレットを作る。 商品知識を詰め込みながら、製造委託のために海外の企業を選定し、交渉する。 輸入する商品を選定し、販売代理店の交渉をする。 2ヶ月が経ち、ようやく2次元、3次元の設計をCADで出来るようになり、定規を 使わなくてもまともな直線が描けるようになった矢先、周囲で異変が起こり 始めていた。 それから1ヶ月。 随分悩んだ。最初は誰にも相談せずに、一人眠れない夜を何日も過ごした。 翌日会社だというのに、朝日が昇るまで眠れないこともあった。 それは、生活の中で重要なウエイトで支配されていて、ついには自分では支え きれなくなっていた。 相方と親友だけに密かに相談をし、夏季休暇中、一つの決断を下した。 「わたしがやる」 夏季休暇が終わり、翌8月20日。 その日は、試用期間が終了する日で、同時に正社員として正式採用される日 だった。 ちょうど良いタイミングだったのかもしれない。 「会社を辞めさせてください」 朝早く会社に行き、経営者に直談判した。 事情が事情なため、経営者も止む終えず了承してくれた。 そして今日、たったの3ヶ月勤めた会社を辞めた。 来週からは、父の経営する会社に入社する。 今までずっと、関係ないと思っていた世界だ。 ずっと交わることのないと思っていた会社だ。 そう、これはあるわたしの物語。 人生は、何が待ち受けているか分からないものだ。 小説の登場人物の未来は、書き手に委ねられている。 書き手は、彼らの未来を知っている。 でも、実際の世界は、誰も自分がこの先どうなるかを知らない。 ただし…… 小説の人物とは違って、自分で夢を描くことはできる。 これが生身の人間として生きている喜びかもしれない。 わたしは、これからどんな生活を描いていくのだろう。 キャンバスはまだ白い。 |
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No 558
Date 2007・08・24・Fri
女園秘書室-第46話-樹里に誘われて、桃子初のお洒落スポットへ!! 本来なら、人について歩くなど、苦手な桃子が、ずーっと樹里に くっついて歩いてます^^桃子〜、可愛いよ。 そして、あのときのいやーな思い出が蘇るお洒落カフェでの食事。 あぁ、今度こそ!!笑われませんように…。 桃子別の意味で緊張の第46話です♪ 第46話 普段は決して来ないだろうお洒落な街を、桃子は歩いていた。 樹里が、一度アパートへ寄ってくれたので、下着や服を着替えることが できて安心した。 私服などスウェットオンリーなので、少しずつ買い足していたスーツを 着て出て行くと、樹里は苦笑いだった。 「私服でいいんですよ」 とは言うものの、いきなりスウェットで出て行ったら、樹里は笑いはし なかっただろう。 スーツははずれがない。いいのだ。 遊びで歩くには、少々窮屈なその格好で、ウィンドーショッピングを楽しむ。 樹里の行きつけの店が数店あり、彼女が少し店内を覗くだけで、店員が 出入り口付近まで駆け寄ってくる。 そして、桃子にも愛想のいい笑顔を向けてくれる。 最初のうちはむず痒い気分になったが、慣れてくると悪くないことだと 思えてくる。 調子に乗るなよ、あたし。この笑顔は、ただのあたしに向けられたもの じゃないんだ。 樹里と一緒にいるからこそ、向けられているんだ。 そう言い聞かせる。 二時間たっぷり店を回り、樹里がランチをと駆け寄った店。 まるで本の一ページや、テレビのワンシーンを切り抜いたかのような場所。 通り沿いに小さなテーブルとイスがたくさん並んでいて、太陽の日差しを 浴びながら、数人が通りを眺めている。 たいていが、一人で座っている。もうすぐ昼休みになるという時間。 誰かと待ち合わせでもしているのだろう。読書をしている人、楽しそうに 携帯電話を耳に当てて笑っている人。 そこにいる誰もが、落ち着いていて、優雅で、そして自然に見えた。 二日前の悪夢が、桃子の頭によみがえる。 先に会計をするのは楽だけれど、メニューが決められず、いつまでもカ ウンターに立ち尽くすのはうんざりだった。 ましてや、樹里が一緒では、手間取らないようにしなければならないと いう思いが増していく。 店に入ると、桃子の不安をよそに樹里は奥のほうへ歩いていった。ちょうど、 通りと店内の境に位置する場所。 直接日差しがあたることがないのに、外の雰囲気が楽しめる明るい場所。 「指定席なんです」 樹里が笑うと同時に、店員が水とメニューを運んできた。 メニューは座って選べるのだ。 桃子は、嬉しくなって、にやついた。 メニューを開くと、そこには桃子をさらに喜ばせることがあった。 ランチのメニューは、全てセットになっていて、一つメインを選べば、 あとは自動的に飲み物やサラダがついてくる。 これなら、失敗などするはずがない。 店員が置いていった水をガブッと飲む。 「ゴホ、ゲ」 桃子は、むせながらグラスを目の前まで持ち上げた。 水じゃない、何かが口の中に入ってきた。 それは、酸っぱいような苦いような何かだった。 舌で潰して、感触と味を確かめる。 樹里がメニューで顔を隠して、肩を震わせて笑っている。 「ふふふ、桃子さんてば」 そういうと、こらえきれなくなったのか、声を上げて笑い始めた。 また何か失敗したのだろうか。 桃子は不安になって、グラスをテーブルの上に戻した。 グラスの中には、レモンが入っていた。 なかなか洒落たものを出すものだ。 しかし、樹里は何を笑っているのだろう。 桃子が首を傾げると、ようやくメニューの向こうから顔を覗かせた。 「桃子さん、こういうところあまり来ないんですか?」 どうして、樹里にそんなことが分かるのだろう。 不思議に思っていると、樹里は続けて言った。 「だって、レモン水だと思わずに、一気に飲んでむせているんですもの」 あぁ、そういうことか。 こういう洒落た店では、レモンの入った水を出すのが当たり前ということか。 また笑われてしまった。 そうさ、こういうところは慣れてない。 樹里には言ってもいいと思っていた。 本当の自分を見せることも。 -第47話へ続く- |
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No 557
Date 2007・08・22・Wed
女園秘書室-第45話-樹里に癒される桃子を、最初のうち誰が想像したでしょう^^;
思っていたようなキツイだけの人じゃなかった?! それとも、それは演技??まだまだ探りが必要です。 樹里の父との対面で、桃子はまたも新たな疑問を抱え込む? 自分自身の体調も気になるところ! 桃子にはまずは自分のことを気にして欲しい第45話!! 第45話 自分ひとりでは食べる気もしなかっただろう。樹里との食事は、なかなか 面白いものだったと桃子は思っていた。 一人で食事をするよりマシとかいうのではなく、本当に心から楽しめたのだ。 樹里が淹れてくれた珈琲を飲んで、ソファに横になっていた。 寝込むほどの具合悪さはもうなくなっていた。桃子は、軽くシャワーでも 浴びたかったが、樹里は風邪をひくのではないかと心配し、今夜は濡れ タオルで体を拭くだけにとどまった。 今は樹里がお風呂に入っている。 「あら、眠いのなら部屋に行ったらいかがですか」 仰向けになった桃子を、風呂上りの樹里が覗き込む。 長くカールした髪が桃子の鼻の一歩手前まで垂れ下がり、甘い香りが漂った。 その匂いは、次第に重くなり、桃子の体に充満していく。 「オンナ」の匂いというものだろうか。頭がクラクラするのは、具合が 悪いのではなく、この香りに毒されているのだ。 桃子は、男ではないけれど、男がこういう香りに惹きつけられるのが理解 できると思った。 樹里が自分の珈琲を淹れに行っている間に、桃子は姿勢を正してソファに 座りなおした。 「あら、大丈夫ですか?」 樹里がテーブルを挟んで向かい合うように座る。 「桃子さん、せっかく会社を休めるんですもの。明日どこかへお出掛け しません?」 「へっ?」 桃子は、突然のことにかなり高音で言葉ともいえない言葉を吐き出していた。 桃子が驚いたのも無理はない。樹里も会社を休むのだということも知ら なければ、樹里からどこかへ出掛けようなどと誘われるとは思ってもみ なかったからだ。 「具合良くなったようにみえたので。明日、桃子さんを父の病院に連れ て行くということで、わたしもお休みをいただいたんです。久しぶりだわ。 しかも、有給じゃなくて外出処理にしてくれるらしいの」 樹里は、遠足が待ち遠しい子供のように目を輝かせていた。 だからやっぱり憎めない。 桃子は樹里に対して、親しみさえ感じ始めていた。 念のため、病院にも行っておく。その後は、家で療養していたと言えば済む。 樹里の言葉に従って、翌日朝早くに桃子は病院を訪ねた。 樹里が、慣れた様子で受付を済ませてくれた。 「一番に回しておいた」 樹里が桃子の手を引いてくれる。 そういえば、樹里の父親には、昨夜会うことはなかった。 早く寝てしまったからだろうか。 母親にも会わなかった。 お礼くらい言わないと。 桃子は意外にも律儀な性格なのだ。 樹里の父親は、意外な人物像だった。 樹里のようなきっちりした性格で、微塵も隙を感じさせない子供を育てた人だ。 さぞかし、厳しい人なのだろう。そう思いながら、緊張気味に診察室に 入ると、そこには森の奥地で寝泊りしていたかのような、モッサリした 男性が座っていたのだ。 違う先生か。とも思ったが、 「桃子さんをお願いします。お父様」 樹里がそう言ったので、この森のおじさんが樹里の父親で間違いないのだ。 不思議な気分だった。 豪快に笑い、およそ「厳しい」とはかけ離れたような性格だったからだ。 桃子は、この先生、樹里の父親を見て悲しい気分になっていた。 「こいつの目、笑ってない」 外から見たら、ものすごく楽しそうに笑っているように見えるだろう。 でも、桃子は見てしまった。その瞳の奥に、何か不安や心配、悲しみを 抱えていそうな曇った場所があることに。 結局、桃子は、軽い疲労と、新しい職場に移って慣れないことでのストレスの 蓄積が、体調を悪くしたと診断された。 何か重い病気でなかったことは、良かった。 樹里も、胸を撫で下ろしたように、ホッとした顔を見せた。 そして、 「何でも相談に乗るから、何でも話してください」 などと、優しい言葉をかけてくれた。 筒抜けにならなければ、話したいことは山ほどある。 有砂や奈々、阿東に関係ないことであれば、少しは話してみようかと思 い始めていた。 そう、例えば、沢渡渚のことなんかを。 -第46話へ続く- |
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No 556
Date 2007・08・20・Mon
女園秘書室-第44話-樹里と有砂の関係がとうとう明らかに! 桃子は、有砂の悪口を言わず正解でした♪♪ もっといろんなことを探りましょう! ね、そしたら、具合の悪いのなんてどっかいっちゃいますから★ 桃子、樹里宅で引き続き緊張の第44話!! 第44話 桃子は、一番いい匂いが漂ってくる野菜スープを口に入れた。 普段大味で、繊細な違いなど分からない桃子は、美味しいものは美味しい。 まずいものはまずいと大雑把な感想しか持たない。 これが入ってるから美味しいとか、これを足したらいいのではないかど という細かなことはどうでも良かった。 そして、このスープは、今まで口にしたものの中でもかなり美味しく、 特別に美味しいという部類に分類された。 「うまい」 思わず、秘書室口調から普段の口調に戻り、桃子は樹里に笑顔を向けた。 「桃子さんってば」 樹里は、嫌な顔をせず、無邪気に笑う。 秘書室では見せない顔だった。 そういう顔のほうがいいのに。 今の樹里なら、桃子の話も素直に聞いてくれそうだったが、桃子は、思った だけにとどめておいた。 具合が悪いわけではないのに、樹里は桃子と同じものを食べていた。 「すみません。福井さんまでおかゆになってしまって」 桃子が小さく頭をさげる。 「いいんですよ。わたしおかゆ好きですし。ダイエットにもなりますもの」 樹里は、ゆっくりとスプーンを口に運ぶ。 「そうそう、福井さんっていうのやめません?わたしのほうが年下ですし、 できれば樹里さんと。秘書室の仲間も皆さんそう呼んでいますから」 年下か。見た目で分かってはいた。秘書室で桃子より年上なのは片手で 数えるくらいだろう。 「どうですか、秘書室は?」 どう?そんな風に曖昧な質問では、何と答えたら良いのか分からない。 「例えば、阿東室長や有砂さん」 樹里の目が、キラキラと輝いたように見える。 昨夜の光景が、よみがえる。 あんなことがあって、何と言っていいのやら迷う。 「有砂さんは、厳しいですか?」 樹里が、そのことに気づいたのか、話は有砂のほうだけに変わっていた。 厳しいさ。 本心は、それに限る。但し、それを言ってはいけないだろう。有砂と樹里。 いつも珈琲を淹れてくれる二人。仲が良いのかどうかは、分からないけれど、 桃子とよりはよほど通じている。 「素敵な方だと思います」 桃子が言うと、樹里は笑いをこらえ切れないかのように、わざとらしい 咳払いをひとつした。 「そうですか。ふふ」 桃子の口から「素敵な方」などという言葉が出たから笑っているのか、 それとも、何か変なことを言ってしまったのだろうか。 「有砂さんとわたしは、同期なんです。あ、今日会ったと思いますが、 社用車管理部の奈々さんも」 同期。桃子は、三人が並んでいるところを想像した。 一ミリの隙もなく、作られたような輝く笑顔を振りまく三人。 似たもの同士が集まったものだ。 今度は、桃子が笑い出しそうになった。 「有砂さんとは、大学も一緒だったんですよ」 へぇ。 むかしから仲が良かったと言うわけだ。 桃子は、有砂の悪口を樹里の前で披露しなくて良かったと胸を撫で下ろした。 ここで発した言葉は、有砂には筒抜けになると思ったほうがいいだろう。 「素敵な方」 無難な答えだった。 その後、有砂がどれだけ人望があり、仕事ができるかを樹里は誇大過ぎる ほど大げさに語り始めた。 それは、褒めているようであり、あざけるようでもあった。 何か裏がありそうだった。 それは、桃子のカンでしかないけれど。 そして、ただの予感だけで終わってくれればいいのだけれど。 -第45話へ続く- |
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No 567
Date 2007・08・19・Sun
☆国立決戦☆待ちに待ったこの日がやってまいりました
![]() 8月18日、国立競技場でのヴァンフォーレ甲府vs浦和レッズ戦 ![]() こちら、場所は国立ですが、ヴァンフォーレのホーム戦です。 ![]() 甲府発のバスツアーに間に合わなかったために、あとで増発された、 後援会主催の甲斐市発のバスツアーに申し込みました。 行きのバスの中では、2007年のゴール集をまとめてくれたDVDと、2005年 (ヴァンフォーレがJ1に昇格することになった年)のゴール集のDVDを 途中まで観て、気分は高揚していきます。 バス中が、ゴールシーンに盛り上がりました。 良いDVDですよ^^だって、ヴァンフォーレのゴールシーンオンリーなんですもの ![]() この日は、山梨県中のバスをかき集めたらしく、後になって開催される ことになったわたしたちのツアーのバスは、同地域発で3種類ほどあり ました。 11時に出発。途中休憩を取りながら2時前には国立競技場へ到着しました。 実は、わたし・・・。 国立は初めてなのです ![]() いつもテレビで見ていた場所で、観戦できるなんて夢のよう♪ 列の最初から、競技場を半周以上歩いたところに列の最後尾があり、 並びました。 昨日の東京は涼しく、時折風も吹いてきて、バテずに済みました。 5時15分から、なぜか大黒摩季のライブがあり、盛り上がります ![]() 山梨とは関係ないと思うんですけど、なんで彼女だったんでしょう。 レミオロメンのほうが納得いくゲストだったような気がしますが…。 それでもわたしは、彼女の歌は好きなので、手拍子や一緒に歌ったりで 盛り上がりました。 (写真撮影厳禁だったため、写真はありません )ヴァンフォーレサイドは、ところどころ空席が目立ちましたが、レッズ サイドは赤一色。 ヴァンフォーレサイド ![]() レッズサイド ![]() こわい…。 ヴァンフォーレの選手紹介のときのブーイングもすごいものでした…。 こわい……。 試合が始まってからのレッズサイドの応援は凄まじいものがありました。 ゴール裏の真ん中一帯が、波打つように揺れています。 みんなジャンプしているんですよね。その数がすごいものだから、Tくん など、「見てると具合悪くなりそうだ〜」と言ってました。 この日の出場選手 ![]() 試合は、次々にゴールを決められ、前半は0-3。 2点目と3点目などものの数分で2点決められたし、止められないゴール じゃなかっただけに、悔しかったです。 後半は、開始早々の石原キャプテンの鮮やかなシュートで始まり、よしっ と思ったのですが、1点入れられ、1-4に。 そのまま終了となりました。 試合内容は悪くなかったので、国立に来て良かったと思っています。 でも、やっぱり負けたことで、ドッと疲れちゃいましたね〜>< 帰りのバスの中では、行きに途中になっていた2005年のゴール集のDVDを 観るはめに ![]() もぅ、いいよ〜。今日、負けちゃったし。疲れているし。 と、最初は観ていなかったのですが、J1昇格のインタビュー付近になると、 その頃の嬉しかった思いを思い出し、結局は見入ってしまいました ![]() maxで17,000人しか入れない我がホームの小瀬競技場。 この日の入場者数は、約37,000人だったそうです。 国立ってmaxで何人入れるのでしょうか? この日は、ホーム試合でありながら、雰囲気はアウェイでした。 今度は、ホーム小瀬で是非勝利をお願いします ![]() |
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No 566
Date 2007・08・19・Sun
八ヶ岳今日でお盆休みも終わりです。
夏が終わった気分です。 諏訪の花火の翌日は、映画、トランスフォーマーを観に行き、その翌日は、 清里、小淵沢方面へ遊びに行きました。 美味しいと聞いていたグラタン専門店へ食べに行くために行ったのですが、 その前にちょいと観光です。八ヶ岳がきれいに見える飯盛山へ。 ![]() 晴れ渡る青空に、聳え立つ八ヶ岳。眼下に広がる緑の景色。 空気をいっぱい吸いたくなる景色です。 11時過ぎに、グラタン専門店アミへ。 ![]() わたしは、8月限定の「カニグラタン」を頼みました。 ![]() とってもクリーミーで、カニの身もたっくさん入っていて美味しかったです。 でも…なぜカニが8月限定?カニというと、冬のような気がしますが…。 お店を出る頃には、1階の待合室に長蛇の列。 避暑地なので、混むことは予想していましたが、これほどとは! それから、ソフトクリームが有名な清泉寮に寄ってみましたが、車を 停めるにも四苦八苦した上に、人+人+人と、暑さですぐに出てしまい ました。 車を走らせ、小淵沢へ。 リゾナーレ小淵沢で、ウインドウショッピングを楽しんだ後、わずか数ヶ月 前まで働いていた会社が、すぐ近くなので、寄ってみることに。 久し振りに元同僚達と再会して、わ〜っと盛り上がりました☆ その後は、その会社に勤めていた頃何度か通ったカフェfooさんへ。 ケーキと珈琲をオープンテラスでいただき、のーんびり。 ![]() ケーキは上品にちょこんと乗ってやってまいりました。 小さい〜。お洒落ですけどね…。この2倍くらいは欲しかった〜(笑) 上のサワークリームが酸っぱくて、下のクリームチーズが甘くて。 あれ、このタイプのチーズケーキ、食べたぞ?! そう、誕生日にonzeさんからいただいた、まるたやさんのチーズケーキに 似てました♪ この日は、かなりのんびりした日を過ごし、翌日はいざ決戦!! 何の決戦だったのか? 翌日の模様は、また後ほどupしまーす。 |
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No 555
Date 2007・08・18・Sat
女園秘書室-第43話-何の因果もありませんが、桃子、樹里のお宅に招かれました。 具合が悪いのに、緊張もして。これもまた試練です。 でも、樹里はいったい何者なのか、観察するチャンスでもあります! 早いところ体調復活して、樹里の真相に迫りましょう。 桃子、樹里宅で緊張の第43話!! 第43話 美しくも殺風景な部屋、桃子はなかなか馴染めずにいた。 横になるのも悪いような気がして、姿勢を正したまま樹里と向かい合っていた。 「ごめんなさい。わたし、気が利かなくて」 ときどきしてみた咳払いでようやく気が付いたかのように、樹里が立ち上がる。 「お部屋に案内します」 邸宅のほぼ中央に位置するだろう階段を上っていく。 二階へあがると、一本に伸びた廊下の両側に、数個ずつドアがついている。 一体、何室あるというのだろう。 桃子は、向かって左側の三番目の部屋に通された。 白を基調としたその部屋も、ベッドカバーがピンクや赤い花で彩られている 以外は、とてもシンプルなものだった。 「気に入っていただけたかしら?」 桃子が、ベッドの凹み具合を確認していると、樹里がさもおかしそうに、 くすくすと笑っている。 「はは、柔らかさがだいぶ違うから、寝れるか心配です」 桃子の体重では、沈みきってしまいそうなほどふわふわしたベッドだった。 隣の部屋だから、何かあったら呼んで欲しいと言われ、桃子は内線電話の かけかたを教わった。 また、晩御飯の用意ができたら、この電話で呼んでくれるとのことだった。 樹里と隣の部屋か。何かと気を遣う。 隣からは、物音一つ聞こえない。 ドアが閉まる音が聞こえてきたので、隣にいることは間違いないだろうに。 外はすっかり暗くなり、明かりを点けていない部屋は、寝るのに最適だった。 フカフカ過ぎるベッドに身を預けると、重みでかなり沈みこむ。まるで地面を 突き抜けて、地球の裏側まで行ってしまいそうな気がしてくる。 樹里のこの親切は、何なのだろう。 本心から心配してくれているのか。それとも、何かたくらみがあってのこと なのか。 どこからか涼しい風が入ってくる。 体が軽くなり、このまま風に乗って、どこまでも飛んで行きたくなる。 もはや体や頭の重さは、微塵も感じられなくなっていた。 「桃子さん、桃子さん」 誰かが遠くで呼んでいる。 心地よい声だった。誘われるかのように、地を歩くことなく、桃子はその声の するほうへ移動していく。 突然風が途絶えた。 バサッ。当たり前のように、重力に負けて、桃子の体は地面に落下した。 「桃子さんっ」 部屋の扉が開いて、樹里が入ってきた。 桃子はというと、ベッドから床に落下していた。 食事の用意ができたことを知らせに来てくれた樹里。扉を開けたとき、 ちょうど涼しい風が部屋に吹いた。 桃子は心地よい夢を見る。起きそうもないと思ったのか、樹里が部屋の ドアをそっと閉める。風は消えた。そして桃子の夢も消えた。というわけ である。 「あたっ」 桃子は、先ほどは数キロも感じなかった体の重みを、感じていた。 階下に下りて、リビングに入る。 何の匂いか分からなかったけれど、美味しい匂いがする。 「吐いた後なので、さっぱりしたものをと思って」 テーブルの上には、おかゆと野菜スープ、サラダが置かれていた。 「リゾットにしてもらったんです」 リゾット? 桃子は、首を傾げた。 おかゆは、英語でリゾットって言うのかい? リゾット、リゾット。 桃子は、頭の中で何度もその言葉を繰り返した。 いつか社長の前で使ってやろうと。 ただ、社長とおかゆを食べることなど、そうそうないだろうけど。 たった二人きりの食事が始まった。 テレビも点けず、何か会話をしないと、そこは無音の世界だった。 -第44話へ続く- |
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No 563
Date 2007・08・17・Fri
ここぞとばかり |
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No 562
Date 2007・08・16・Thu
諏訪湖花火大会下道でも2時間かからないので、旅行とも言えませんが…
毎年恒例の諏訪の花火大会に行ってまいりました♪ 約43000発の花火は、この辺りでは1番多い打ち上げ数です。 行きは、ゴーッと高速で。 笑えるのは、ETCレーンが1番混んでいたことです(笑) ETCレーン1つに対して、料金払うレーンが5つ。 ETCの人たちが、1つのレーンに殺到して大渋滞で、料金払うレーンは スースー動いていきます。 意味な〜いじゃ〜ん ![]() 無料駐車場がイッパイだったので、あるホームセンターの駐車場に 2000円支払って停める事にしました。 そこから歩いて湖畔へ向かうと、2時前と言うのにたくさんの人。 適当な場所にござを敷いて、7時の開演を待ちます。 ゲームしたり、トランプしたり、Tくんのワンセグ携帯で甲府商業を 必死に応援したりで、けっこうあっという間に7時になりました ![]() (甲府商業ナインの皆さん、格好良かったです♪負けて悔いなし!! 来年も頑張って欲しいものです) 今年は打ち上げに近いほうを陣取ったので、目の前で大きな花火を 見ることができました。 でも、土手の下のほうなので、土手に立つ人が多くて見難かったけれど。 2尺玉など、心臓にドンッと響いて、ビックリ! あまりキレイに撮れなかったのですが、マシな写真をupします♪ ![]() ![]() 帰りは、ヴァンフォーレの勝利に喜びながら、一般道でのんびり帰宅。 昨年は0時を越えての帰宅でしたが、今年は1時間も早く帰ってこれました。 今年も夏が終わろうとしています。 諏訪の花火を見ると、そんな雰囲気に包まれます ![]() |
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No 553
Date 2007・08・16・Thu
女園秘書室-第42話-桃子の乗った車が着いた先は、意外な場所でした。 樹里の親切に戸惑いながらも、桃子は樹里にお世話になることに。 体調が悪い今、あれこれ考えずに、親切に甘えてみました。 ここで樹里と親しくなるのでしょうか? 会社を離れた第42話です。 第42話 樹里は桃子の座る後部座席を振り返ることなく車を走らせる。 桃子の自宅。多分、入社したときの履歴書などで知っているのだろう。 車の些細な揺れにも、気持ちが悪くなる。桃子は、目を瞑った。 そして。 次に目を開けたときには、車は止まっていた。 色とりどりの花が咲き乱れ、緑豊かな広い庭に、車は止まっていた。 どこだ、ここは。 桃子は、窓の外をおそるおそる見回してみる。 少し離れたところに、樹里が立っていて、エプロンをつけた年配の女性と 話をしている。 何を話しているかまでは分からない。 樹里がこちらを振り返って、目が合った。 桃子のほうへ駆け寄ってくる。 ドアを開けて、 「大丈夫ですか?」 と話しかけてくる顔は、笑顔だった。 「あぁ、あ、はい」 桃子は、自分だけが座っているのが申し訳ないような気がして、前のシートに 手をかけて立ち上がり、車の外へ出た。 草の青い匂いと、花の甘い匂いに圧倒された。 何もない健康な身体なら、息をめいいっぱい吸って、自然に触れていた ことだろう。 ただ、今の何ともいえない調子の悪い身体では、返って草の青々しい匂 いが気分を悪くさせた。 「さぁ、入ってください」 樹里が桃子がいなくなった後部座席からバッグを取り上げ、緑の向こう 側に立っている豪邸ともいえる家に向かって歩き出す。 立ちすくむ桃子の隣に、いつの間にか、エプロンを身に付けた女性が立って いた。 「いらっしゃいませ。お嬢様の会社のお友達だそうですね。さ、どうぞ、 どうぞ」 桃子は、彼女に押されるようにして樹里の後を追った。 邸宅に一歩入る。玄関の広さに圧倒された。 ここだけで、桃子のアパートの部屋の広さがありそうに思えた。 樹里がスリッパを出してくれる。 「わたしの自宅です」 桃子は、辺りを見回した。物がほとんど置かれていないせいか、なおさら 広々と見える。 自宅でスリッパか。 桃子はリビングに通された。 白い壁。何インチか想像もつかない大きなテレビ。手入れされている観葉 植物。革張りのソファ。 自分がこの部屋に似合わないと思いながら、桃子は遠慮なくソファに座った。 エプロンの女性が高級そうなカップを運んでくる。 「レモンバームですよ。胃腸にもいいので、飲んでみてください」 彼女は、カップを二つテーブルの上に置くと、すぐに部屋を出て行った。 「お手伝いさんなんです」 彼女の後姿を目で追って、樹里が説明してくれる。 「さぁ、飲みましょう。気分も良くなると思いますよ」 カップを口元に持っていくと、少し草の匂いがして、桃子は口をつけずに カップを戻した。 樹里は、それに対して何も言わなかった。 「明日一緒に病院へ行きましょう」 樹里もカップをテーブルの上に戻した。 「父が医師なので、そこへ」 桃子は、力なく笑った。父は医者。 そうか、それでこんな豪邸。お手伝いの女性。お嬢様。 最初から違うのだ。生まれから。桃子がいくら頑張ろうと、あの秘書室に 馴染むようにしようとも、それは数百倍の努力が必要だ。 「今日はここへ泊まっていってください。一人の部屋へ帰すなんて、何か あったら大変ですから」 桃子が目を丸くしている間に、樹里は、ハーブティを飲み干し、 「嫌なら、わたしが桃子さんのアパートに泊まりましょう」 と言ったので、桃子は反抗することなく、樹里の家に世話になることを決めた。 樹里がうちに来る? この家の玄関の広さしかないあたしの部屋に? 絶対来るな。 -第43話へ続く- |
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No 552
Date 2007・08・14・Tue
女園秘書室-第41話-しばらく会社を休めることになった桃子。 きっとこれまでの疲れが溜まっていることでしょう。 ここはシッカリ休んで、その間に自分がどうするのか考えてみましょう。 有砂と樹里も、意外に優しくしてくれて、社長も心配してくれて… 意外と悪くないなと思える第41話です♪ 第41話 「花木さん」 話しかけてきたのは、有砂だった。 未来が慌ててベッドから離れる。 「今週いっぱいお休みしてください。今日は会社の車で送らせます。社長も 心配していますよ。明日は病院に行くようにと」 樹里の肩には、桃子のバッグがさがっていた。 「起き上がれますか?それとも、もう少し休んでいかれますか?」 樹里が、肩からバッグをはずし、両手で持ち変えた。 「いや、あの。帰れます。自分で、電車で」 何とか上半身をベッドから起こす。 ここはいったいどこなんだ? 明日病院へ行くようにということは、病院ではないということか。 樹里からバッグを受け取る。 あぁ、この女の下着を見て、あたしは倒れたんだ。 それが理由ではないけれど。 目の前にピンクの下着がちらつく。あたしは、男か? わけもわからず、笑ってしまう。 「行きますよ」 二人が身を翻し、ドアへ向かって歩いていく。妙に耳に残る、カツカツ とした冷たい音。 未来が、靴を履くのを手伝ってくれる。 「悪いな」 桃子は、先を行く二人に聞こえないように、未来に耳打ちした。 未来がとても嬉しそうな笑顔を見せ、頬を高潮させていたことを桃子は 知らない。 部屋を出ると、ここが会社の中だということが分かった。 同じような造りの廊下。見覚えのあるような景色が、そこには広がっていた。 後ろを振り返ると、ドアには、医務室というプレートがついていた。 会社にはこういう場所があるのだということを初めて知った。 いい会社に入れば、それなりにいい待遇が受けられる。 多分、医務室などという、学校でいうところの保健室がある会社など、 そう多くはないはずだ。 これも格差なのだろうか? もし、警備員のままこのような事態になったら。桃子は、そんなことを 考えていた。 具合が悪くなったら、自分で病院にいくしかないだろう。 休憩室はあったけれど、そこには苦痛をやわらげてくれる薬はないし、 症状を診断してくれる先生もいない。 ただ、体調が回復するのを待って自力で帰るしかない。 普段は苦痛が多いけれど、いざというときには守られるほうがいいのか。 それとも、自分の身は自分で守りながら、自分らしく生きていくほうが いいのか。 今の桃子には、どちらも選ぶことができなかった。 どちらもいい面もあり、悪い面もある。 自分がどちらに重点を置くか。それが最終的に、物事を決める判断につながる。 そして、確実に自分らしく生きたいと思いつつも、いざというときには 守られたい。 いいとこ取りの選択肢を、桃子は、どこかに探し始めていた。 会社の外へ出ると、ようやく息を吸えたような気がした。 重苦しい雰囲気から開放されて、頭の重い感じも取れてくる。 車道には、一台の黒塗りの車が待っていた。 声だけは優しい、社用車係りの、大井奈々が扉を開いてくれる。 桃子はおとなしく後部座席に乗り込んだ。しばらくして、運転席のドアが開く。 乗ってきたのは、樹里だった。 -第42話へ続く- |
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No 561
Date 2007・08・13・Mon
「和こう」でお疲れ♪いつもご飯をおごってくれる友人に、
「今度のときは、おごるね〜」 と言ったら、 「んじゃ、和こう」 と言われ、絶句 したものです。だって、お高いんですもの〜。そりゃ、今までおごってくれた分まとめ たら、それくらいになるかもしれませんが…。 と、この話をしたのが、確か2ヶ月ほど前。 そして今日和こうに行ったのは、その友達とではなく、会社のお疲れ様会。 そう、今日がお盆前の仕事納めだったのです^^ 今の会社は、皆でご飯に行くときは、全部払ってもらえて、しかも、グルメ な上司なので、ハズレなしの美味しいお店に連れて行ってもらえます ![]() 和こうさんは、韮崎インターを少し登っていったところにございます。 甲州和牛が美味しいお店 ![]() 「若い子3人は、サーロインでいいでしょ?」 と言われ、密かに笑うわたし。 わたしも、若い子に入っているんです、いちおぅ ![]() 20代前半の男の子達と同じ扱い♪ サラダは、自家製の野菜 ![]() これ、お店の横で店員さんたちが栽培しているのだそうです。 そしてその隣には、牛舎…。 お米は、山梨でも有名な米どころの武川米 ![]() 文句なしでしょう ![]() 出てきたお肉の色!! 来た瞬間、わたしはブログ用に…とカメラをこっそり取り出したのですが、 男の子達も同様に、携帯で写真を撮り始めました。 「いろんな角度から撮る」 と、わたしよりたくさん写真撮っていました。 最年少のFくんなど、「待ち受けにする!」と意味不明です(笑) ![]() なんて新鮮なんでしょう☆ これを目の前の網で自分で焼きます。 焼き立てを食べて欲しいからというお店のはからいらしいのですが、 「失敗できないっす」 と、男の子達は、おそるおそる野菜から焼いてました(笑) わたしは、豪快にお肉から…。さすが年の功?怖いものはありません ![]() 隣の男の子が、「どうですか?どんな感じですか??」と覗いてきた 時には、もう食べてたわたし ![]() だって、表と裏、各10秒ほど焼いたら、ちょいレアくらいで美味しそう だったんです♪ それを見て、彼らもようやく焼き始めました。 「うまい〜」 を連発する彼らに、上司は大満足。 余分な油が下に落ちて、程よい油加減。そして、溶けてなくなるような 柔らかさ。これは絶品です!! ご飯をおかわりした、Fくんは、ご飯をおかわりした時点でお肉が一切れ しか残っていなくて、 「この一切れで、ご飯をどうやって食べるか問題だ!」 と、頭を悩ませていたので、わたしの分をあげました。 わたし、その時点で、かなりお腹厳しかったもので^^; 次の食事会は、シェフがテノール歌手でもあるというフレンチ に連れて行ってくれるとのこと。 仕事が厳しい分、こういうのがあると癒されます。 ハイ、明日からのお盆休み。 お出かけ予定満載なので、帰りがけにしっかりジムで10km走ってきましたよ ![]() |
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No 560
Date 2007・08・13・Mon
創作バトンらんらら姉さんから、バトンいただきました
![]() わたしのファンタジーへの扉を開けてくれただけではなく、らんらら さんは、物語を書く情熱や楽しみを教えてくれる方でもあります♪ バトン内容は、創作をするにあたってのいろいろです。 なが〜いです^^; 1.創作歴を教えて下さい ☆物書きになりたいと思って書き始めてから12年経ちました。 (エッセイ歴7年、小説歴5年) 2.最初に書き上げた作品はどのようなお話でしたか? ☆小説は…実は処女作を文芸社さんから出版させていただきました^^ 「最強部長 須走くん」 変てこ部長のもとへ配属された新入社員の女の子が、孤軍奮闘する ストーリーでございます… ![]() 夢だった印税もちょびっとですが、いただいております。 それまでは、エッセイスト志望でした。旅行記などを賞に応募して いました。 3.今まで描いた作品の中で、一番気に入ってるものは何ですか? ☆出版したということもあり、やっぱり「最強部長 須走くん」です。 ただし、出版してから一度も読んでいません。 4.創作する上で一番気をつけている事は何ですか? ☆笑えるかということ。現代人、けっこうストレス溜まっているので 自分の作品で、ストレス解消してもらえたら…と思うのです。 そして、自分も?! 5.どんな時にネタを思いつきますか? ☆誰かと話をしているとき。 人を見たとき(あの人ってどんな人生送ってきたんだろう…? なんて勝手なこと思ってます)。 6.ネタが思い付いた後、それをどうやって形にし肉付けしていくか、 あなたなりの構成方法を教えて下さい。 ☆あまり深く考えず、まず映像化します。 ちょっと恥ずかしいのですが…ぜーんぶ自分の中でドラマ化してます。 キャラを実在する俳優さんたちに当てはめて、頭の中で演技が始まり ます。 それから文章にしていきます。 7.プロットは立てますか?それはどのように書きますか? ☆小説の学校に行っていたときに、嫌というほどプロット立てを勉強 させられました。なるほど、確かにストーリーを作りやすいので、大ま かには作ります。 起承転結を400字にまとめて、それに肉付けしていきます。 これは、実際に学校時代に先生が教えてくれたプロット作業です。 8.↑でプロットを立てると書かれた方へ。プロット→本番の時、プロッ ト通りにキャラは動いてくれますか?「横道に逸れはじめる」という方、 その軌道修正はどうしてますか? ☆大きくはそれません。 ただ、書いているうちに、もっとこうだったら面白いかも?!と思えば 動かします。「これ」というテーマからそれないようにだけ考えてます。 9.一番好きな作業は何ですか? ☆キャラを実在俳優さんたちに当てはめているとき♪たいてい夜寝る前 に、ベッドの上でゴロゴロしながら、演じていただいております〜。 10.あなたの創作七つ道具を教えてください。 ☆PC、ネタ帳、青緑色のペン(お気に入り)。 七つ道具って七つないとダメですか?? わたし、これだけです〜(やる気なし?!) 11.創作期間中「これだけは欠かせない」というアイテムがあったら教え てください。(コーヒー、テレビ、音楽等) ☆珈琲、烏龍茶、プーアール茶。飲みすぎです^^; 12.あなたが「影響を受けている」と思う方は誰ですか?(先人・プロアマ・ ジャンル問わず)ここは敢えて一人、あげてください。 ☆鷺沢萠さん。高校生の時に初めて読んでからずっとファンでした。 亡くなられてもう4年くらい経つのでしょうか。わたしが小説家に なったら一番に会いたいと思っていた作家さんでした。 今でも尊敬して、憧れています☆ミ 13.スランプになった時の症状を教えてください。また、その脱し方はど うしてますか? ☆スランプはないです。書きたいと思ったことを書いているだけだから。 小説書いてるのが、ストレス解消なのです^^ 14.ご自分の作品世界の中、一連の流れの中で共通するテーマがあるとし たら、それは何だと思いますか? ☆笑い!!笑えなきゃ、わたしの小説始まりません。 面白くてなんぼです♪ 15.ご自分の作品に対して、客観的な感想をどうぞ。 ☆面白いということだけに重点を置いていて、結局のところ、だから 何が言いたかったんだ?というのが分からないことが多いですね。 16.ご自分の作品、これから課題があるとしたらそれは何だと思いますか? ☆風景などの描写。文章のほとんどが心情心理なので。 それと、15の回答通り、テーマをもっと分かりやすく伝えること。 17.ご自分の作品に愛はありますか? ☆もちろんです!愛しすぎ^^ 18.あなたの作品が好きだ。と言う方に一言どうぞ。 ☆ありがとうございます♪そう言ってくれる全ての人に感謝です!! 19.今後どのような作品を書いて行きたいですか? ☆多分変わらないかな。会社で頑張る人たちや面白い人の話を書きたいです。 担当者さんにも、この路線でずっと書き続けてくださいと言われました。 20.二次に限り「これと出会って私かわりました」という作品はありますか? ☆読んだことないです。 21.今あなたが読みたい(見たい)と思う作品があれば(いくつでも可) ☆叶わない希望。メメさん(鷺沢萠さん)の新作が読みたいです。 22.創作中BGMは聴きますか?聴かれる方はどのような音楽を聴いていますか? ☆聴かないです。クラシック聴くと、ピアノ弾きたくなるし。 ロックとかポップス聴くと、クロゼットからギター取り出す始末。 集中できないもので…。聖徳太子ってすごいなぁ。 23.原稿制作に準備〜完成までどれくらいの時間をかけますか?理想と現実を 教えて下さい。 ☆理想は、4半期に1作(会社みたい…^^;)。実際は、1年に2作がいい ところですかねぇ。 24.自分だけが楽しむための妄想ネタを持ってますか? ☆ないです。妄想したことは、すべて吐き出しています。 友達に話したり、小説に盛り込んだりと、あますとこなくさらけ出してます! 25.あなたが二次を趣向・創作するにあたって男同士を選択してしまうのは、 どうしてだと思いますか? ☆書かないです。 26.創作作業をするにあたって、一番辛い作業はどの作業ですか?また、 それをやり遂げる為の工夫ってありますか? ☆らんららさんと同じく、推敲かなぁ。どこまで直したらいいかわから ないのです。以前出版するときも、担当者さんから「え…また?」と言 われました。 27.今はネットの普及によって創作物が溢れかえっていますが、その数あ る創作の中で『私のオリジナリティはこれだ!』と言えるものはありますか? ☆テンポの良さ。深く考えず、スラスラと読み終えることができる。 28.これだけはどうやっても書けない、という種類の創作が有りましたら 教えて下さい。 ☆推理小説→以前一度途中まで書いて、ある人に読んでもらったら、 最初の数ページで、「犯人コイツやろ?」と言われ、「推理せんでも 分かるわ」と突っ込まれ、やめました。 官能小説→愛情表現の描写は難しすぎです。重々しいのも苦手です。 29.人様からのご感想で話の軌道修正をしてしまったり、影響を受けてしまう 事がありますか? ☆いろいろな考え方や感想・意見があって当然なので、それによって書 く内容を変えてしまうことはないですが、書き方やテンポ、構成など、 内容以外のことに関しては、真摯に受け止めて改善しています。小説学 校時代の友人は、けっこう厳しく指摘してくれるので、ありがたいです。 30.創作で一番こだわっている事は? ☆テンポの良さ。一冊の本になったとき、休憩なしで途切れることなく 読んでもらえる作品作りを目指しています。 31.つい、書いて(描いて)しまうような人物はどんな人ですか? ☆毒づくけれど、本当は一直線で素直な女の子。 32.キャラとストーリー、どちらが先に出来上がることが多いですか? ☆キャラクターです。このキャラをどう使おうか、動かそうかというと ころからストーリーを考えていきます。 33.書いていて一番動かしやすいのはどんなキャラクターですか?逆に一 番動かしにくいのは? ☆変わった人(笑)。だって、何しても「やっぱり、変わってる」で 済むから…。 動かしにくいのは、知的な人。賢いだけの人って面白くないんですもの〜。 34.物語を書き始める時には、既に終わり方(エンディング)まで考えて いますか? ☆考えています。 35.表現の仕方や描写は、何を参考にされてますか?また、注意していますか? ☆人といるとき。会話や仕草なんかを参考にしています。情景などは、 自分が感じたこと、思ったこと、そのときの心理状態をササッとメモし ておく程度です。 36.現代ものを描くときには、あまり極端なキャラクターを出すことが出 来ませんよね。キャラクターの書き分けに工夫されているところを教え て欲しいです。 ☆特に書き分けってしていないんです>< 「真実は小説より奇なり」 というように、実社会って、いろんな意味で、自分が思っているより遥 かに何かを超越した人がいるものです(笑)だから、たくさんの人に出 会って、「ニガテ〜」「好きじゃない〜」という人とも、ストレスがた まらない程度に接してみて、いろんな人間を知る。そして、その中で自 分が持ったイメージや思いなんかを書き留めていって、キャラを作って います。同じようなタイプの人でも、一人ひとり個性がありますから、 その人だけにある良いところを探していくことも大事かなと思います^^ 書き分けると言うより、頭の中で整理している感じですかね。 すみません…あまり回答らしい回答になっていなくて。 ・あなたが大好きな作家さんに、一つ質問を追加して回してください。 回す人数は制限なしです。 そしたら… 「冒険物語」の楓兄さん♪(おぃ、いつから兄さんに…?) 最近読みに来ていただくようになった、 「アンドロメダ」の妃垣俊吾さん。 37.ネット小説は、1話ずつ更新していきますよね。どんな雰囲気で1話の 区切りをつけますか?続きを読んでもらうための工夫がありましたら教 えてください。 もしも、「このバトンやったよ〜」とか「面倒だ〜」と思ったら、 かる〜く流してくださいな^^ 自分ってこんな風に創作してるんだ〜って、考え直す余地有?! 考えさせられるバトンでした☆ |
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No 551
Date 2007・08・12・Sun
女園秘書室-第40話-桃子、すごいものを見てしまいました!!! それで○○送りに?! 新キャラ未来ちゃんも、謎なまま登場し続けています。 桃子が何ともないことを祈りたい第40話です。 第40話 「花木さん、花木さーん」 トイレのドアをドンドンと何回も叩く音が、遠くに聞こえる。 聞こえてる。だから、そんなに大きな音を立てないでくれ。 自分ではそう言っているつもりなのに、たった数センチのドアの向こうにいる 相手には、聞こえていないらしい。 あぁ、あいつなんていったっけ。 榛原未来か。 あの小さい身体で、これほど大きな音を出せるなんて、体当たりでもしているのか。 桃子は、もう吐き出すものがなく、凹んだお腹をさすりながら、何となく おかしくなって笑っていた。 しばらく静かな時間が続いた。 桃子にとっては、何十分もの長い時間に感じた。 実際にはそれほど時間は経っていなかっただろう。 ドアの向こうから、聞き覚えのある声が響く。 「桃子さん、どうしたんですか?」 樹里だ。 「あぁ」 桃子は、閉じた便座の上に手を置いて、腰を半分だけ持ち上げた。 樹里に話しかけられたのでは、何か返事をしなければならないと思ってしまう。 ドアを開けようと、鍵に手を伸ばす手が震えた。 その間にも、樹里の声は途切れない。 そのうちドアの向こうでガタガタと音がして、今度は上から声がした。 「あぁ、桃子さん。どうしたんですか」 樹里が、トイレの壁をよじ登ったのか、上から桃子を見下ろしていた。 そして、あろうことか、壁に足をかけ、トイレの中にストンと落ちてきた。 スカートの中が丸見えだ。 いや、見たかったわけじゃない。 見えてしまったのだから仕方ない。意外と可愛いピンクの…。 桃子が意識を取り戻したとき、一番最初に目に入ってきたのは、白い壁だった。 それを遮るように覗き込む女が一人。 「あぁ、花木さん。気付いたんですね。先生、花木さん目が覚めました」 未来が、高いけれど透き通る声で誰かに話しかけている。 「ここは、どこなんだ」 桃子は、つぶやいていた。 「花木さん」 見知らぬ女が声をかけてくる。 最近桃子が知り合う人たちは、みんな眼鏡をかけていた。 この女もその例に漏れなかった。 「二、三日仕事は休みなさい。そして、ちゃんと病院に行くこと。ご家族は?」 次々に話しかけられて、桃子は頭が痛くなってきた。 眉根に皺を寄せて、話しかけないで欲しいというアピールをしてみる。 「先生、あとはわたしが」 未来がそう言って、桃子は初めてその人が医者だと分かった。 ここは病院か。 「花木さん、無理していたんでしょうね」 未来がベッドの横に一つだけ置かれていた簡易イスに座った。 「花木さんが、死んだ姉にそっくりで、わたしとても心配でした」 死んだ?桃子は、まじまじと未来の顔を見つめた。 三十も半ばの桃子より、未来は一回りほど年下に見えた。その姉。いくら 年が離れていても、桃子より若いだろう。 「言葉遣いが悪くて、男みたいで、ぶっきらぼうで、体格はわたしの二倍以上 はあって」 未来の顔は真剣そのものだった。 「聞き捨てならないな」 桃子は、口調は悪いが、笑っていた。 「それじゃ、あたしの悪口を言ってるようなもんだ。未来ちゃん」 未来が、サッと顔を上げた。 「そう。そんな感じでした。怖いんだけど、優しくて。よく未来ちゃんって 言ってくれて」 未来は、桃子のベッドにヒシと抱きついてきた。 それと同時に、部屋のドアが開く。 有砂と樹里が、ヒールの音を響かせながら部屋に入ってきたのだった。 -第41話へ続く- |
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No 550
Date 2007・08・10・Fri
女園秘書室-第39話-桃子、至上最悪な展開です。 あぁ、どうなってしまうのでしょう…。 未来は、秘書室生活での救世主となるのでしょうか? それとも、またも桃子の悩みの種となるのでしょうか? 桃子の今後が心配な第39話です。 第39話 榛原未来と目が合った。 彼女は、頷くように首を縦に動かし、静かにパソコンに向き直った。 会議までの時間が刻々と迫ってきているのは分かっていたが、桃子は未来 からのメールを開いてみた。 「花木さん。突然話しかけたり、メールしてすみません。何となく、花木 さんと話がしてみたくて。仕事大変でしょうね。頑張ってください」 何の用件なのか、桃子にはまったく分からなかった。 首を傾げながら、もう一度メールを読み返す。 深い意味があるようにも思えなかった。 メールを閉じて、有砂が書いてくれた通りに、レポートをワードに打ち 込んでいく。 意味も分からずに、ただひたすらとキーボードを叩く。 ここ何日かは、悩んだり、考えたりする時間が多すぎて、自宅でほとん どパソコンに触っていなかった。キーボードを打つスピードは、入社時 に比べたらだいぶ速くなっただろう。 でも、他の人から見れば、それはカメが一歩前に進むのを後ろから手伝って やりたいくらい遅いものだった。 樹里が席に戻ってくる。 「花木さん、どうでした?」 樹里は、席に着いたと同時に、もうキーボードをカタカタといわせている。 どうせ、こっちなんか見ていないのだろう。 桃子は、まだキーボードを打ちながら喋ることなどできなかった。 無視するわけにもいかない。けれど、早くしなければ社長が帰ってきて、 会議が始まってしまう。 社長は、時間に遅れるのを人一倍嫌う。 視線を感じて、そっと横を見ると、樹里と目が合った。 相変わらず、彼女の指はキーボードを叩き続けている。 怖い。 何度そう思ったことだろう。 このまま秘書室にいたら、いつか自分もそうなるのだろうか。 いや、絶対にならないだろう。 桃子は、キーボードを打つ手を止めた。 「いま、レポートを作成しているんです。また後ほど」 樹里にはっきりと物を言えたことで、少しすっきりした気分になった。 「邪魔してすみません」 意外にも素直に謝られて、桃子はまじまじと樹里の顔を見てしまう。 こうして見ると、普通だ。 別に怪しいところも、やましそうな雰囲気も見付からない。 あたしが鈍感なだけかい? 桃子は、パソコンに向き直った。 途端に、画面が横に歪んだように見えた。 おぃ、あたしのパソコンの画面、おかしいぞ。 それは、気味が悪いほど横に伸びたような画面になっていく。 「うっ」 桃子は、低い悲鳴を上げた。 マズイ。 慌てて、秘書室を飛び出した。 桃子は、エレベーターホールとは逆側の突き当たりにあるトイレに駆け 込んでいた。 一番奥の個室の洋式トイレの便器の上に、頭を乗せていた。 胃の中のものが全部逆流して、ようやく落ち着いてくる。 それでも息は荒い。 「花木さん?」 ドアの向こうで声がする。桃子は、返事をできるほど回復していなかった。 「榛原です。大丈夫ですか?」 あぁ、どこかで聞いた声だと思った。 桃子は、頭の中で未来の顔を思い浮かべていた。 「吐いちゃったんですか?ま、まさか。妊娠しているんですか?」 「あるわけないだろ」 それだけ返すのがやっとだった。 どうしたっていうんだい。 とうとうイカレちまったのか。 桃子は、ペッタリとトイレの床に座り込んでしまった。 汚いとか、そんなことを考える余裕もなかった。 -第40話へ続く- |
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No 549
Date 2007・08・08・Wed
女園秘書室-第38話-いろいろなことがあって、感情錯乱気味の桃子です。 これまでの人生で感じたことのない、不安や絶望、苛立ちが一気に 押し寄せてきていて、彼女にとって試練の時期に突入でしょうか。 きっと長くは続かない。人生はイーブン。 でも、悪いことがあったとき、人はどうしても悪いことのほうが 多く感じてしまうもの。 新しい厄介ごとも抱えそうな38話です!! 第38話 沢渡渚。 彼女が秘書室で口を開くことは滅多にない。 というより、秘書室は私語どころか、仕事の話でさえしてはいけないよ うな雰囲気に包まれている。誰にでも自由に話しかけることができるのは、 阿東と有砂と樹里の三人だけのように感じる。 だからと言って、他の人が、その三人にならむやみに話しかけることが できるかといえば、そうではない。 そして、自由に発言権を持つ三人も、決して楽しい話をするわけではない。 本来の会社のあるべき姿って、こんなものなのか? 働いた分だけお金をもらう。 それだけが満足していればいいのか? 別に和気藹々と楽しくしたいわけじゃない。 だけど、こんなにも異様な雰囲気じゃ、続けられないぜ。 桃子は、キッとした表情で渚を睨んだ。 おどおどするのはやめだ。 榛原未来をかばったつもりはない。何もかも押さえつけられて、知らず のうちに溜まりこんでいたストレスがここに来て一気に噴出していた。 一人きりの部屋にこもっていても、体の疲れを癒すことはできても、心の 疲れは取れていなかったのだ。 いつか爆発させなければ、心が押しつぶされて窒息してしまう。 桃子に睨まれた渚は、一瞬ひるんだが、何かを思いついたかのように目 を輝かせ、パソコンに向かった。 ふん。誰かに告げ口かい?すればいいさ。 とにかくあたしは、我慢しない。 嫌なら辞めさせればいいさ。 会議の資料をまとめにかかる。 なるほど、桃子に分かるように、有砂は、会議資料の下書きを作ってく れていた。 それをワードに打ち込めばいいだけになっていたのだ。 優しいのか、冷たいのか。協力的なのか、非協力的なのか。本当なのか、 嘘なのか。 何が現実か、桃子には分からない。 だいたい、あたしは何のために、秘書室に来たんだったか? 社長に向かってくる敵を力で追い払うためじゃなかったのかい? それが、どうだ?これまで、いや、まだ一ヶ月も経ってないとはいえ、 まったく襲われる気配がないじゃないか。 それだから、少しでも自慢できる腕力、筋力、走力をどこにも発揮でき ないままじゃないか。 それはまだしも、あたしが一番苦手とすることばかり押し付けてきやがる。 パソコン、英語、厳しそうな女たち。 社長が襲われないのなら、襲われるように仕向ける? 誰にやらせるんだ?警備員の仲間かい? バカバカしい。 やめちまえ。こんな職場くそくらえだ。 桃子は錯乱していた。 頑張ろうと思ったとたんに、やる気をなくす。 また、そこから気持ちがグンと復活して、英語でも習ってみようかと思っ たりする。 これまでの人生、これほど浮き沈みが激しいことはなかった。 一度やると決めたことは、全力を尽くしてやってきたし、やらないこと は始めから手を出さないと決めていた。 中途半端な人間や物事が大嫌いだからだった。 その大嫌いな人間に、いま自分がなろうとしている。 なんだ、この感覚は。 もはや自分の意思ではコントロールできない感情の変化が、常に心の奥で 渦巻いている。 気でも違ったか? 頭をぐしゃぐしゃと掻きむしり、首を数回左右に振る。 突然の奇行に、渚が目を丸くして、パソコンの間から桃子を見つめていた。 桃子は、未来が淹れてくれた珈琲を一気に飲み干す。 そして、渚と目が合うと、子供がやるかのように思い切り舌を出してやった。 渚が、より一層驚いているのを、笑ってやった。 少しはすっきりした気分になる。 桃子は、逆立った髪を丁寧に撫でつけ、パソコンに向かう。 あまり時間はない。 ワードを開いて、会議資料の打ち込みにかかろうとしたときだった。 メールが届いたと言う知らせ。 もう何通も未開封になっているメールたちの一番新しい位置にあるメールの 名前を、桃子は確認して、ゆっくりドアの方に視線を動かした。 -第39話へ続く- |









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