笑@会社

日々面白いことを求めて爆走中!!

88(米寿)

本当は明日なのですが、祖母が88歳の誕生日を迎えるということで、今
日は親戚一同集まって、誕生日会です♪
場所は、さん。
美味しいので、何かあると真っ先に、ここにしよう!と名前が出てくる
中国家庭料理のお店です。

ランチは毎月メニューが変わります。

最初に出てくる
お楽しみ盆
桃お楽しみ盆070708

正直、これと白いご飯だけでもいいくらいの量です。

コーンスープ
桃コーンスープ070708


メインディッシュは3種類から選べます。
わたしのは、生ホタテと青菜の塩炒め
桃生ホタテと青菜070708


ご飯ものは、麺類やチャーハン5種から選べます。
清涼感たっぷりの冷やしつけ麺
桃冷やしつけ麺070708


デザートも5種だったかな〜?
マンゴープリン
桃マンゴープリン070708


いつものことですが、おばあちゃんは、わたしより食べます^^
食べれるっていいことです。

帰宅してから、頼んでおいたバースデーケーキを食べました。
まだ食べるか?
バースデーケーキ070708

こちらは、父の小・中学校時代の同級生の女性が作っている、マダムボン
マルシェのケーキ。
甘さ控えめで、生クリームが苦手なわたしでもたくさん食べれます♪

わたしの誕生日も数日後なので、合同パーティとなり、今日の会費は
免除(笑)

来年も元気で一緒に祝えたらいいな〜と思います。


テーマ:今日のランチ! - ジャンル:グルメ

    2007/07/08(日) 19:32:08| 笑@会社 | トラックバック:0
  1. | コメント:8

想いを背負う

小説仲間、らんららさん。
楽しいことが大好きで、楽しいお話が大好きならんららさんを、わたし
は密かに、姉やんとして慕っております^^

今回は、らんららさんが主催している企画小説に参加してみました♪
お題は、「勇気」か「お休み」
わたしは、「勇気」を選びました☆

6月中旬くらいかな…?この企画が持ち上がり、最初は違う作品を書いて
いましたが、6月の下旬起こったあることがきっかけで、今回の作品に変
更しました。

誰が、どういう勇気を出したのか。

それは読者の皆さんの想像にお任せします。
そんな作品です。

企画小説
想いを背負う

たった一つの出来事で崩壊してしまう幸せがある。
たったの一言に希望を見出せたりする。
ソラ、わたしはどっちだったと思う?
千佐子は、一年前の澄んだ青空を思い出していた。

「いい加減にしてくれよ」
千佐子の病室に、二人の少年が入ってきた。
太陽に嫌われたかのように青白い肌の少年、ソラ。
対照的に、陽に焼けて健康的な肌色の慎也。
慎也は車椅子で、ソラは彼の傍らに立っている。
口を開いたのは、慎也だった。

「毎晩、毎晩、死にたいって喚くな」

興奮したせいで、慎也のひざの上にかかっていたタオルケットが静かに
床に落ちる。
ソラが、慌ててそれを拾い、そのまま膝から崩れ落ちた。
呆然としている千佐子のベッドに慎也が駆け寄り、ナースコールのボタン
を押した。

千佐子は、ソラの病室の前にいた。
酔っ払いで、居眠りで、信号無視のトラックにはねられて、千佐子は左
足を失った。
それからというもの、現実を受け入れられず、長い間ベッドから降りな
かったけれど、こうして車椅子に乗って、ぎこちないながらも、ソラの
病室まで来ていた。
面会謝絶の札がかかっている。
中からすすり泣く声が聞こえてきた。

「お姉さんさぁ」
耳元で声がして、千佐子はゆっくりと顔を上げた。
ソラが立っていた。
青白い顔。大きすぎる二重の目。
病棟の暗い廊下に、ソラは、光って見えた。
「死にたいなら、僕に命ちょうだい」
ソラが、千佐子の胸にそっと手を伸ばす。
「僕、まだ生きていたいもん。お姉さんは死にたいんだよね?」
千佐子は一歩も動くことができず、ただ伸びてくるソラの白く細い指を
眺めていた。

視界がぼんやりとしている。
千佐子は、ベッドの上にいた。
焦点が定まらない視線の先に、誰かが移りこむ。
「あ」
千佐子がやっとの思いでそれだけいうと、慎也は笑顔を見せた。
ソラが倒れるのとほぼ同時に、千佐子は気を失っていたようだった。
「ソラは倒れるし、お姉さんは気を失うし、俺パニックだった」
あれだけ怒っていたはずなのに、慎也は優しく笑う。
千佐子は、慎也の下半身に目をやった。
両足がない体。
千佐子は、それを見て気絶したのだということをやっと思い出す。

「死にたいなんて言わないで欲しい」
慎也は、そう言ってから話を始めた。

中学二年生になって初めてできた彼女の誕生日。
その日は、サッカーの練習が嫌に長引いて、部活が終わったのは、夜9時
を回っていた。
彼女の門限は10時。待ち合わせの公園に、走って向かう。
公園の手前の最後の信号は、青に変わったばかりだった。
「ついてる」
ダッシュで横断歩道を渡った。いやに眩しさを感じて、光の指す方向を
見た。
最後にできたこと。
それは、身をかがめることだった。
両足の上に、ものすごい圧力がかかって。
「それからの記憶はない」
慎也はたんたんと語った。
「酔っ払いの信号無視だってさ。酷いだろ?でも、もっと酷いのは…」
少し深刻な顔になって、彼は続けた。
「彼女さ。俺が事故にあったことより、自分の誕生日を祝ってもらえな
かったことの方が重大だったみたい。怒られた挙句に、そんな足じゃ、
もうどこにも行けないねって」
自嘲気味に笑う。
「振られた」
千佐子は、ただ黙って、慎也の話を聞いていた。
「でも、どこにだって行けるんだ。絶対にどこへでも行ってやる」
強い口調になって、慎也の目には涙が浮かんでいる。
そして彼は、車椅子を軽く撫でた。

その夜、千佐子は初めて布団を捲った。
受け入れられずに、ずっと見なかった自分の今の姿。

3年生が大学受験のために、部活を引退し、テニス部のキャプテンになっ
たわたし。
元気だけが取り柄で、いつも走り回っていたわたし。
残酷な運命など受け止めるつもりもなかった。

あの日、千佐子は夜遅くに健吾に呼び出された。
親の目を盗んで、こっそり家を飛び出して、いつものように軽快に走る。
「会って話したい」
内容はうすうす分かっていた。健吾は、プロのサッカーチームから誘い
があり、そろそろどこかのチームに正式に入団すると言う話が決まるは
ずだった。
その話だろうと。
青信号を、あと少しで渡りきるところだった。
突然の光に目がくらんで、立ち止まる。

慎也と同じだった。
酔っ払いで、居眠りで、信号無視のトラック。
気付いた時には、左足を失っていた。
「俺のほうがうわてだ。俺、両方ないからね」
慎也は、病室を出て行くときにそういった。
その夜、病院に来て初めて、千佐子は喚かなかった。

ソラが死んだと慎也が知らせに来たのは、次の日の昼近かった。
「あいつ、もっと生きたかったんだ」
慎也が下唇を、これでもかというほど噛み締めていた。

知ってる。

「生きたくても、生きられない奴がいるのに、生きれるのに死にたい奴
もいる」

分かってる。
だから死ぬなって言うんでしょ?
慎也は、千佐子が想像したとおりの言葉を口にした。

千佐子はまだ迷っていた。

健吾は、一度も見舞いに来ていない。
きっとプロチームとの契約が決まって忙しいのだろう。
それとも…
健吾の彼女の話を思い出した。
足がなかったら、付き合えない?

千佐子は、病室から窓の外を眺めた。
11月も終わり。
その風の冷たささえ、感じられなくなってしまったソラ。
痛かった?怖かった?

初めて千佐子の病室に訪ねてきたときのソラは、まだ少し先のクリスマス
をとても楽しみにしていた。
生まれつき心臓に疾患があって、ずっと入院しているソラにとって、何度
も過ごす病院でのクリスマス。
パーティに誘いにきたソラに、千佐子は一言、
「そのときには、わたしはもう生きてないから、行けないよ」
冷たく言い放った。

いなくなったのは、ソラだった。
わたしはまだここにいる。

本当は、死ぬことはとても怖いことだと分かっている。
だから、喚くだけ喚いてみた。皆が困る顔を見て、気持ちを晴らす。
それだけが、千佐子の心を満たしていた。
健吾が来ないことも、それで慰められていた。
隣の部屋の慎也は、ずっとそれを聞いていたのだ。
本当は死ぬ気がないことを、慎也は分かっているだろう。

怖かった。気絶している間に見たソラの夢。
「命ちょうだい」
手を伸ばしてきたソラ。
頭の中で、千佐子は祈っていた。
これ以上近付かないで。

病室で初めてテレビをつけた。
夕方のニュースをぼんやりと眺める。
偶然、千佐子は画面の中に、健吾の姿を見つけた。
サッカーのプロチームに入団する新人の特集だった。
楽しそうにボールを蹴る顔が、もう遠くに感じられた。

ずるい。
そう思うかもしれない。
そして、いつかこのことを後悔するかも知れない。
でも、生きるのだとしたら。

千佐子はこれまでうらみつらみを書くためだけに使っていたノートを1枚
破った。

「健吾。頑張ってね。遠くから応援してる。さようなら」

慣れない車椅子に乗り、ナースステーションへ向かう。
封筒をもらって、宛名を書く。
出しておいてくれるという親切な看護師に、手紙を渡した。
手紙から手が離れたとき、寂しいようなほっとしたような妙な感覚に捉
われた。

「あぁ、毎晩来ているあの子ね」
「寝静まった頃にこっそり来て、寝顔だけ見て帰る子のこと?」
看護師たちの言葉が千佐子の耳に届くことはなかった。
一生知ることはないだろう。
健吾が毎晩千佐子の頬を撫で、手を握り締めて、涙を流していることも。
「俺がずっと守る」
千佐子の寝顔に、そう誓ったことも。



テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学

    2007/07/08(日) 00:00:00| 笑@会社 | トラックバック:0
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