5月13日
車窓からは、一面の菜の花畑。

ウィーンから電車に揺られること約5時間。
プラハ到着です。
プラハ中央駅で下車…。
またもや改札のない駅を出て…。
地図の通りに歩き…。
ん?なんか地図がよく分からないよぉ。
颯爽と風を切って自転車(というよりマウンテンバイクと言ったほうが
いいですね!)で目の前を通過した美人さんに、声をかけてみました。
「このホテルに行きたいんですけど」
Cちゃんの従兄弟がプラハに住んでいて、プラハは英語で生活できると
言っていたので、最初から英語です。
チェコ語なんて、一言たりとも分からないもので。
すると、その美人なお姉さん、サングラスをクイッと上げて、地図を見
るなり、
「ここじゃないわ」
首を傾げているわたしたちに、
「あと3つ先の駅。ここは違う駅よ」
と教えてくれたのです。
早速やってしまいました。
降りる前、アナウンスで、
「プラハ○○○○○」
と聞こえて、勝手に降りる駅だと勘違いし、駅のホームに電車が滑りこ
んだとき、チケットに書いてある駅名と、ホームの看板の駅名が違った
のに気づいていたのに、降りる人がたくさんいるからと降りてしまった
わたしたち

トボトボと駅に戻り、悪そうな人相の両替商からユーロ→コルナに換金
してもらい(絶対手数料高かったと思う)、すごすごと地下鉄に乗りま
した。
あ、ちなみに帰国後カードの請求書が来て、見てみたら、
1コルナ=5.9円でした。両替商は、約7円での換金

さてさて、ようやくプラハ中央駅に到着して、まずはホテル探しです。
おっと、その前に、駅構内でビッグソーセージを焼いている屋台があり、
めっちゃ美味しそうです^^
思わずお店を覗き込み…絶対に食べようね

と決意しました

地図通り、本当に地図通り、歩いてみたけど分かりません。
売店の人に聞いたとおり、階段を下りたり上ったり…。
途中で、ガラの悪いタクシー運ちゃんたちに遭遇したり…。
わたしは決して方向音痴ではないのに、また同じ運ちゃんたちと遭遇し
たり

「1000コルナで連れて行ってやる」
え?1000コルナ?1000円なら乗ったと思うけど、1000コルナ=約7000円。
地図には、駅からホテルは500メートルと書いてあるのに、運ちゃんたち
は集まってきて、
「500メートル?5キロの間違いだよ!地図がいい加減だ!」
と言うのです。
でもねぇ、旅行会社から渡された地図が間違っているわけがありません。
どう見ても、兄やんたちのほうが嘘っぽい

Cちゃんが、プラハに住む従兄弟に電話をするというので、
「彼女、従兄弟がプラハに住んでるの。迎えに来てもらうからいいわ〜」
と言うと、兄やんたちはすごすごと退散していきました。
でも…Cちゃんの従兄弟はつかまらず、結局駅の総合案内所でもう一度
道を尋ね、その通りに歩くことにしました。
トラムの線路沿いをひたすら歩くのよ

真夏日のような暑さの中

駅からホテル500メートル中、たぶん400メートルは坂道でした。
しかも、半端ないほど角度がある坂。
わたし、
坂フェチ(ちなみに、
二の腕フェチでもあります

)で、
坂道を見ると

ウハウハ

するのですが、
さすがのわたしも根をあげました。

写真だと、たいした坂に見えないところが辛い

ようやくホテルに着くと、ある大切なものがないことに気づきました。
わたしが一手に引き受けて持っていたチケット類。
このホテルのバウチャー(予約表)だけがないのです!!
このホテルのフロント係、愛想が悪くて怖いのですが、後でちゃんと提
出すると約束して、なんとか部屋に入れてもらいました。
部屋で荷物を全部ひっくり返して、バウチャーを探しますが、出てきた
のは、もう必要がない、ウィーンのホテルのバウチャー

仕方なく、予約してもらった旅行会社のロンドン支社に電話をし、ホテ
ルへバウチャーをFAXしてもらうように手配しました。
その後すぐ、フロントへ下りていくと、同じフロント係りがニコリとも
しないで、
「FAX来たから、もうよろしい」(←日本語訳すると、こんな雰囲気)
と言いました。
この愛想のなさですが、プラハ旅行中、ずーっと、ほとんどの人が同じ
雰囲気でした。
愛想がないというか。
マジメというか。
きっちりしているというか。
細かいというか。
Cちゃんのガイドブック曰く、
「コンタクトレンズを発明したのも、電子レンジを発明したのもチェコ人」
とか

細かいのは、きっと国民性なのでしょう。
HOTEL ARISTON

ウィーンとは違って、可愛らしい部屋

2007/07/06(金) 12:00:28|
笑@会社
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桃子の周りで次々に不可思議なことが?!
それは誰かのたくらみなのか…?
でも、桃子はまだそれに気付くまで、知識が増えていません!!
誰かのたくらみにはまる前に、桃子、いろいろなことを学ぶのです。
幸い、樹里はなにげに桃子に親切にしてくれている様子。
さぁ、張り切っていきましょう♪
第25話桃子は、社長に付いてよく外に出ている。だから、有砂や樹里以外にも、
パソコンをいたずらすることができるかもしれない。その可能性もなき
にしもあらずだった。
もしかすると、前の秘書がこっそり入力していたのかもしれないが、名前
を打つたびに、[ラ・フランス]だの[不倫中]などと変換されていては、
仕事が遅くなる一方だから、そんなことはしないだろう。
ただ、辞める時に腹いせで登録した可能性もある。
いやいや、ありえない。
桃子は、首をぶんぶんと大きく横に振った。
はなき=筋肉バカと入力していくわけがないのだ。
だいたい元秘書は、桃子のことを知らない。
この日はありがたいことに、社長がほぼ一日中会社にいる予定になって
いる。
夕方からは接待で、桃子も同行することになってはいるが、それまでは、
これといって、してしまわなければならないことはない。
そうすると、余計に変換事件のことを考えてしまう。
やめておこう。
想像してみたところで、誰もが怪しくなってしまうし、聞いたところで、
誰も、「わたしがやりました」などと言うわけがないのだから。
それにしても、社長の「ラ・フランス」とはいったいどういう意味だろう。
桃子は、腕を組み、「うーん」とうなり始めた。
「ラ・フランス」といえば、洋ナシだ。
見た目はナシや林檎のようなのに、あのしっとりした感覚を、桃子はと
ても好きだった。洋ナシが出回る季節になると、スーパーに行く回数が
激増する。
「洋ナシ…」
思わず口に出してしまったようだ。
「何ですか?ヨウナシって」
隣で樹里が顔も上げずに聞いてくる。
この女のこういう態度は好かない。桃子は、体ごと樹里のほうにイスを
向けた。
喋る時は、目を見て喋るもんだろ。
「今日は、何の用事もないからですか?」
樹里が言って、桃子は息を呑んだ。
そうか、洋ナシ=用なし=必要ない。イラナイ。ということじゃないのか。
樹里はいつも、桃子の手助けをしてくれる。彼女自身は、まったくそん
なつもりはないのだろうが、桃子はは心の中で感謝した。
誰かが、社長のことを要らないと思っているのだ。
誰なんだ、いったい。
そのことを桃子に教えて、何になると言うのだろう。
何かをして欲しいのだろうか。
面倒なことに巻き込まれたくない一方、好奇心も沸いてくる。
電器屋の等々力がしていた通り、桃子はパソコンの単語/用例登録を開いた。
そして、辞書ツールというボタンをクリックしてみた。
すると、秘書室全員の名前が登録されていた。
役員の名前も連なっている。
そのほとんどが、悪い意味での変換になっている。
これは、「才女」といい意味での登録だった樹里が怪しくなってくる。
それからというもの、桃子は、樹里を徹底的にマークした。
それでも、賢い彼女が、あんな低レベルなことをするとは、どうしても
考えられなかった。
最近は、だいぶパソコンにも慣れてきていた。
ワードで打つ簡単な資料なら、あっという間に作ることができる。
桃子のあっという間は、有砂や樹里にとっては時間がかかりすぎている
かもしれないけれど、桃子は自分の進歩に満足していた。
人間、やる気さえあれば、何でもできるものだとつくづく思った。
自宅では、寝る間も惜しんで、ブラインドタッチの練習に励んでいた。
指を基本位置に置き打つ。
「J」なら「J」をひたすら右手の人差し指で叩く。
楽しくはないけれど、仕事でテキパキとパソコンを打っている自分に酔
いしれるのが快感だった。
パソコンは、奥が深い。
一つのことにのめり込むと、徹底的にマスターするまで妥協しない性格
な桃子は、もっと知識を増やそうと自分なりの努力をしていた。
今のところ、使えるソフトはワードとエクセル、Outlookだけだ。
そのほかにも、デスクトップ上には、様々なソフトが並んでいる。
-第26話へ続く-
テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学
2007/07/06(金) 07:24:05|
笑@会社
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