笑@会社

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ウィーン第3楽章-思いを馳せる-

5月11日

ザッハーを後にし、ヴェルヴェデーレ宮殿へ。
途中、ブラームスの銅像に出会い、記念撮影をしました
ブラームス

ウィーンは、街の至るところに、銅像がたっています。

ヴェルヴェデーレ宮殿
ヴェルヴェデーレ宮殿

行きたいところがたくさんありすぎて予定がギュウギュウ詰めだったので、
ここはとりあえず、有名なクリムトの絵がある上宮だけ見学することにしました。
内部は1時間ほどで見終わりました。
わたしが好きなモネの絵もあって、ちょっぴり感激
モネといえば、6年ほど前フランスに行った時、ちょうどオランジュリー
美術館が改装閉鎖中で、モネの絵が見れずに、悔しい思いをしたのを
思い出します。
悔しさのあまり、こうなったらモネの家に行ってしまえ〜と、電車に飛び乗り、
本当の睡蓮の庭を見に行ってしまったわたし。
それはそれは美しい庭でした
こちらの宮殿の庭も、キレイでしたよ。
ヨーロッパのガーデニング技術を学びたいな〜

その後、トラムに乗って向かった先は、今回わたしの中ではメインと言って
いいほど、行きたかった場所です。
それは、ウィーン中央墓地
普通だったら、墓地なんて行かないよ〜って思われるでしょう。
でもわたし、フランスの時も行ってるんです。
1番愛する音楽家ショパンのお墓に。
1人旅だったから気楽なもので、1時間もたたずんで涙ぐんでました。

さて、墓地のあるトラムの駅に着きました。
墓地入り口には、お花屋さんが軒を連ねています。
お花屋さん

みんなここでお花を買って行くんですね。
わたしたちも、薔薇の花を買いました
目指すは、32Aという地区。お墓に地区があるんです。そう、この墓地、
ものすっごく広いんです。
右手に墓地を見ながら、トラムに乗っていたのですが、墓地を横に見ながら
1つ目の駅を通り越し、2つ目の駅で降りたのに、まだ墓地は続いているん
ですもの。
32A地区は、ウィーンで活躍した世界的に名声のある音楽家たちが眠って
います。

ベートーヴェンのお墓
ベートーヴェンのお墓

手入れが行き届いていて、いつも花が絶えないようです。
彼は生きている間は、誰からも愛されなかったけれど、100年以上の時を
超えて、たくさんの人に愛されています。
悲しいような気もするけれど…

去年ピアノを再会してからかなり弾いているヨハンシュトラウス、ブラー
ムスなどがほぼ隣り合うような場所で眠っています。
それぞれ、時間をかけて見つめ、お花を手向けましたが、やっぱり浸る
はベートーヴェンのお墓です。
曲は、好き嫌いでいうと、それほど好きではない(暗いの多いし)けど、
子供の頃、1番たくさん彼の曲を弾いたので、思い入れがあるからかな。
ピアノが上手くなりますようにと何故か勝手にお願いをしてきました。
そして、やっぱり最近ピアノを再開した親友のEちゃんにベートーヴェン
のお墓の写真を写メしました。Eちゃんが今悲愴を習ってるって言って
たのを思い出したのです。

ここの墓地、とても静かです。
わたしたちがいる間、ほとんど人が来ませんでした。
来たといえば、ドイツからベートーヴェンのお墓を訪ねてきたと言うお
じさん。
ベートーヴェンをこよなく愛しているらしいのですが、英語があまり喋れ
ないということで、分からない者同士の英語で会話してました。
でも、音楽は世界共通です。
エリーゼのためにや月光を口ずさむと、
「おぉ〜、それそれ!」
って感じで、ちょびっと盛り上がりました。
盛り上がりついでに、一緒に記念撮影まで
なんでやねん?!

かなり離れがたかったのですが、わたしたちは墓地を後にしました。
その後の予定?
やっぱり墓地です(笑)
モーツァルトが眠る墓。
彼は、ヴェルヴェデーレ宮殿近くと思われるマルクス墓地に埋葬されて
いるらしいです。

さぁ、オーストリアを代表する音楽家モーモーの墓地へ参り
ましょう



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    2007/05/25(金) 23:55:40| 笑@会社 | トラックバック:0
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女園秘書室-第19話-


秘書室生活2日目に突入いたしました。
今日はいったいどんなことが桃子を待ち受けていることでしょう。
今日も多分、分からないことだらけ。そして、口に出せば、馬鹿に
されることだらけ。
それでも桃子は進んでいくのです。
そう、白旗の立派な社長秘書になるのです!!
どうか、桃子に力を貸してやってください。
何にも出やしませんが、感謝の気持ちだけは忘れないでいること
でしょう。


第19話

「パソコン、できるようになった?」
声が弾んでいる。まるで子供が、嬉しいことがあったかのようだ。
「お母さんねぇ、今度の週末ヒマしてるの。そっちに行って、教えてあ
げようかと思うんだけど、どうかしら?」
えっ?
この十年くらい、母親が桃子のアパートに訪ねてきたことなど一度もない。
来てくれれば助かるけれど、そのためだけにわざわざ上京してくること
もないだろう。
「いいよ、来なくても。何とかなるさ」
そうは言っても、母は一度言い出したら聞かない人だった。
案の定、なんだかんだと理由をつけて、桃子のもとへ駆けつけたいよう
な話をし始めた。
それならそれでもいい。
基本的に、土日祝日は、仕事は休みになっている。
急な仕事が入ったら仕方ないけれど、彼女は一人で行動することにもま
ったく抵抗がない人だから、万が一の時には、放っておこうと、桃子は
思った。

そして、週末はすぐにやってきた。
幸い、それまでの仕事とは専ら社長について外を歩き回ることだけで、
パソコンに触れる機会は殆どなかった。
でも、だからといって、気は抜けなかった。
出社して受信トレイを開くと、恐ろしいほどの数のメールが休むことな
く送り続けられてくる。
開封していないメールは、黒い太文字になっていて、いつしか、その数
は500通を超えていた。
日本語以外のタイトルのものは、基本的に開けていない。
開けたところで分からないからだ。
どれが重要なメールで、どれがあまり必要でないものかも検討がつかない。
ただ、送り主が社長だったり、秘書室長の阿東からのものの場合は、開
けるようにしていた。

母親と桃子は、向かい合って座っていた。
せっかく上京してきたのだから、何か旨いものでも食べに連れて行って
やろうと思っていたのに、駅についた母親を迎えに行って、桃子は驚いた。
スーパーの袋を3つも抱えていたからだ。
まさか、地元で買ってきて、電車で持ってきたのか?
「違うわよ。そこのね、スーパーで買ったの」
買い物袋を持った手を離しそうになって、桃子は慌ててその1つを掴んだ。
いま、テーブルの上には、桃子が好きな母親の手料理が、所狭しと並ん
でいる。

「最近何かあったでしょ」
にんまりした顔で、母親が言う。
「彼氏とかできちゃったりして?」
何のことだ?
彼氏など、この数年いたことはない。
そんなことをいちいち言う必要もないので黙っていると、彼女はさらに
続けた。
「ねぇ、正直に言いなさいよ。結婚するの?パソコンなんて始めちゃって」
「ハァ?」
その時桃子は初めて声を出した。
「何言ってんの?」
パソコンを始めたことと、彼氏や結婚がどうやったら結びつくのだろう。
桃子には、時々母親の言うことや考えていることが分からない時があっ
て、それは年を重ねるごとに増えてきている。
「パソコンに詳しかったら、モテるわよ。きっと」
ウインクなどし始めるから、怖い。
「モテるわけないだろ。オタクだよ、オタク」
桃子がしかめっ面をしてみせても、笑顔を続けている。
「ねぇ、彼氏に会わせてよ」
子供のようにせがんでくる。
「いないっつーの」
そう返事をすると、今度は、口をへの字に曲げた。
まるで子供じゃないか。

そういえば、この前51歳になった知り合いが言っていた。
50歳を過ぎると、年齢は減っていくものだと。
「俺は、51歳じゃなくて、49歳なんだ」
と、わけの分からないことを言っていた。
年を取ると、意味不明なことを言い出すのか、それともギャグで言って
いるのか分からなくて、笑えもしなかった。
50代とは、みんなこんなものなのか?

-第20話へ続く-


テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

    2007/05/25(金) 12:10:11| 笑@会社 | トラックバック:0
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