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No 337
Date 2006・11・30・Thu
チロル |
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No 335
Date 2006・11・29・Wed
ニック・バトル-第17話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第17話 お茶台から戻ってきて、若月さんは、部長の席へ歩いていく。 コーヒーを静かにデスクの片隅に置いて、 「わたし、お茶汲みをするために会社に来ているわけじゃない ですから」 と、周囲に聞こえるような声で言い放った。 刺々しい口調。 辺りいったいの空気が、一瞬で凍ったかのようだった。 触れたらすぐに割れてしまう薄い氷の中に閉ざされていて、 それを割らないように、誰もが息をひそめている。 そんな雰囲気に包まれた。 周囲の気配を察して、さすがに気が引けたのか、 「自分でできることは、自分でしたほうがいいと思うんです。 わたし」 と、究極の笑顔を振りまいた。 隣に座る経理部の部長が、俯いている。 肩を震わせているのは、きっと笑っているからだ。 彼は、1年前までアメリカの子会社で働いていて、考え方とし ては、若月さんに近い感覚なのだろう。 掃除も、お茶いれも自分でするし、時には、部下にもコーヒー をいれていることもある。 「そんなものは女の子にやらせればいいんだよ〜」 と言って、ふんぞり返っているうちの部長とは大違いだ。 「やっぱりね、部長ってのは、威厳がないと」 威厳があるというのなら、せめて英語くらいきちんと使えるよ うになって欲しいものだ。 「若月さん、僕は、コーヒーいれられないんだよ」 部長は、顔を真っ赤にしている。 本当のところは、怒りたいだろうが、我慢している様子だ。 例えば、わたしや荒木さんが同じことを言ったら、わめき散ら すことだろう。 近くに座る者は、もう仕事どころではない。 2人のやり取りを、興味津々に見つめている。 「じゃ、飲まなきゃいいんじゃないですか?」 若月さんの言葉に、周囲が息を呑む。 それは、いくらなんでも言いすぎだ。 部長にも、部長としての、そして、男としての面子がある。 小さなどよめきの中、若月さんは、何事もなかったかのように、 席に着いた。 わたしは、隣に座っているだけなのに、何故か視線が痛くて、 パソコンに身を隠すようにした。 「湯河原、あんた、これでも好き?」 隣のしまで、こちら向きに座っている湯河原を覗き見た。 両肘をデスクについて、さぞ良い夢でも見ているかのように薄っ すらと笑っている。 質問しなくても、答えは明らか。 あぁ……幸せなヤツ。 わたしもね、自分に害がなければいいの。 いくらだってコトが起きてくれても。 部長に食らいつくなんて、絶妙じゃん。 このときのわたしの顔、湯河原と同じように、にやついていた だろうか。 -第18話へ続く- |
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No 336
Date 2006・11・28・Tue
THE海外組先週立て続けに、海外で暮らす親友からメールが届いた。
台湾在住の親友Nちゃんは、先日紹介した絵葉書のイラスト を描いている女の子。 本日、日本に帰国予定☆早く会いたいな〜 ![]() オーストラリア在住の親友Sちゃんからは、来年の春、baby 出産予定 との報告が入った。Sちゃんは、小柄でとーっても痩せていて、めちゃめちゃ可 愛らしい女の子。 旦那さんも、常にスーパースマイルを忘れないイケメン。 毎年一時的に帰国してきた時には、ご飯に行っていたけど、 来年の帰国は難しいかな…。 そしたら、会いに行かなくちゃ ![]() そうそう、大学時代の友人Mくんが、多分、そろそろ帰国 してくるはず。 前回日本に帰国してきたのは、確か2年前。 海外青年協力隊の一員として、何年かアフリカで生活して いた彼は、以前から漂わせていた野生の雰囲気を、パワー アップさせて帰って来た。 「オレ、ビックリしたわ〜。日本て、携帯すごいねんなぁ」 帰国してきて、電車に乗った彼が目にしたのは… 同じ車両にいたほとんどの人が、携帯電話を手に、メールし たり、ナニかしている姿。 「めっちゃ気持ち悪い光景やったわ。みんな下向いて、携帯 触ってんねん」 わたしたちにとっては、当たり前になってしまったことが、 彼には目新しく映る。 それから次の出国を待ちながら、東京で短期の仕事を始めた Mくん。 さすがに、仕事上、不便を感じたのか、携帯電話を借りていた。 「オレ、今度パプアニューギニアに行くねん。2〜3年やと思う けど!!またみんなで集まろうな〜」 と、元気に旅立っていった。 当然、旅立ってから音沙汰はない。 また突然帰国してくるのだろうし、さらに野生化しているだろう。 そして、わたしたちにとっては当たり前になってしまったモノや 光景に驚くんだろうな。 今度は、何にビックリするのか楽しみである`*:;,.★ 〜☆・:.,;* |
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No 333
Date 2006・11・26・Sun
一滴の水たまり裕也に帰らなければならない家があることを知っても、佐和子は
何とも思わなかった。 佐和子にとって、彼は、本当の彼氏、正樹からは得られない喜び を与えてくれる人。正樹がもたらす寂しさを、甘い言葉と体で満 たしてくれる人。 ただ、それだけ。 裕也と出会う前が、どれだけ退屈な日々だったか、もう思い出せ ないくらい、佐和子にとって裕也は大きな存在になっていた。 正樹は、女好きだ。どんな特効薬を与えたところで治らないだろう。 そう言い聞かせて、佐和子はこれまで我慢してきた。 女好きであるにも拘らず女の心など何一つ分かっていない。 一人の女の心も満たせないのに、何人もの女と遊びたがる。 でも、賢い女は分かっている。一時的に遊ぶのは楽しいけど、将来 を考えるような男ではないということに。 とどまっているのは、佐和子だけ。 「バカだな、わたし」 裕也との関係が始まって、佐和子は自分の中に渦巻いていた不安が 一気になくなっていくのを感じた。 それまでは、我慢の限界が近づくと、佐和子はよく夜空を見上げて いた。不安や迷い、溜まりきったストレスが、暗闇に吸い込まれて 行くような感覚を感じると、心が解放されているのに気づく。 でも、もうその必要はない。 はたから見れば、ただの不倫にすぎない。 ただ、佐和子は、何かを買ってほしいわけでも、恋愛をしたいわけ でもない。だから罪の意識を感じることはなかった。 「満たされないわたしを満たしてくれる裕也、楽しいだけの正樹」 新しく始まるドラマの人間関係図を描くように、佐和子は、時々 手帳に落書きをする。 「間違ってる?」 ベッドに仰向けになって、天井の一点に視線を集中させた。 「やめなよ、そんなの。幸せじゃないよ」 親友の桃佳は声を大にして言った。 カフェ中の人が振り返る。そして、その言葉は佐和子の耳に、脳に ずっしりと響いていた。 「わたしは幸せなの。少なくとも、正樹しかいなかったときの数百 倍ね」 佐和子は言いたかった言葉を飲み込んだ。 正樹は何も言ってくれない。 裕也は佐和子を気分良くしてくれる言葉をかけてくれる。 たったそれだけの違い。それでも大きい違い。 「そんな甘い言葉かけてくれたって、結局は奥さんいるんじゃん? 不倫するような男の言葉信じてるの?抱きたいと思えば、何とでも 上手いこと言うに決まってるんだから」 そこまで言われても佐和子は、何とも思わなかった。 裕也との関係がまやかしであることは、分かっている。 これが永遠に続かないことも、裕也がいつか飽きてしまうだろうこ とも。そして、正樹とも終わるだろうことも。 だから、いま満たされていたいのだ。 結局、みんな同じだ。一人のパートナーから得られない何かを、他の 誰かで補うことだって有りなのだ。 「それでいいじゃないか」 ふと涙が出た。 止めようと思っても、あとからあとから涙が流れてくる。 寂しさが佐和子の胸を貫いた。 自分のしていることを否定したくない。 佐和子は、外へ逃げ出した。 雨が降ってきた。 雨は、泣き出した佐和子の気持ちをさらに暗くさせた。 あちこちにできはじめた小さな水たまり。 子供のように足を入れて、自分の醜く映った顔を消す。 傘もささずに、あちこちの水たまりに足を踏み入れる。 楽しそうな笑い声が聞こえてきた。 見上げると、裕也と奥さんと、まだ小さな子供がひとつ同じ傘に 入って歩いてくる。 初めて見るはずなのに、どこか見覚えのある顔だった。 奥さんの手には、鮮やかな赤色の傘が閉じたまま出番を待っている。 きっと、もう少したくさんの雨が降ってきたら、別々の傘で歩くの だろう。 「あの……使ってください。わたし、すぐ先のカフェで働いてるん です。返すのいつでもいいですから」 優しく、暖かい声。 美味しいと評判のカフェに、いくら誘っても裕也が行きたがらなかっ た理由が分かった。 「すみません。わたし、よく行くんで。すぐ返します」 佐和子がそう言うと、 「よくいらっしゃいますよね。知ってます。いつもありがとう」 「あぁ」 いつもカウンターの中で料理を作っている人だ。 裕也は、何事もないように微笑んでいた。 翌日、佐和子はすぐに傘を返しに行った。 今日も雲行きが怪しく、今にも大粒の雨が降ってきそうだ。 自分の分の傘も持って、カフェへ足を向ける。 「いらっしゃいませ」 まだ店はそれほど混雑していない。 佐和子は一言お礼を言って、裕也の奥さんに傘を返した。 「こんなに早く。いつでも良かったのに」 そう言った奥さんの笑顔を見た瞬間、急に罪悪感が佐和子を襲った。 初めて、イケナイことをしていると思った。 裕也がわたしと会っている間、この人は裕也の帰りを待ちながら、 ここで出してくれるような美味しいご飯を作って待っているのだ。 佐和子は、店を飛び出した。 「あぶねぇな」 誰かとぶつかりそうになって、その誰かが苛立たしそうに声を出す。 「佐和子」 見上げると、正樹と、佐和子が知らない女が店に入るところだった。 女は、わたしと正樹を交互に見つめている。 「バイバイ」 用意していたかのように、その言葉が口をついた。 「お、おぉ、またな」 正樹は、動揺した様子で言っていた。 「また、はないよ」 口には出さなかったけど、佐和子は頭の中でそう言ってみた。 大粒の涙が一滴、頬を伝う。 それが、地面に落ち、アスファルトにしみ込むまでに、大粒の雨が 降ってきた。 |
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No 334
Date 2006・11・25・Sat
チャレンジ絶対ショートショートなんて書かない。
だって、文章を短くまとめるなんて、文章力のないわたしには 不可能だから。 そう思っていたのに、急にショートショートらしきものを書いて みたくなったのは、あるサイトに出会ってから。 へーむ♪さんの 君だけが知らない世界 に出会ってから。 1つのテーマに沿って、ストーリーを書く、創作大会も開催されて いるとってもユニークなサイト♪ 文章の中に、たくさんの情報を盛り込みたくて、その結果、 あまり意味のない駄文が多くなるわたしの小説。 落ちもいまひとつ。 面白くないお笑い芸人にダメだししてる場合じゃないって(笑) そんなわけで、文章を簡潔に書くことを目指して、ショート ショートにトライしてみることにした。 カテゴリー名は、そのまんまトライ@ショートショート 初ストーリーは、明朝up予定。 多分駄文(って、韻を踏んでる場合じゃないって!!)。 |
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No 332
Date 2006・11・25・Sat
ニック・バトル-第16話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第16話 9時になるかならないかという微妙な時間に、若月さんはやって きた。済ました顔で、 「おはよう」 と席に着く。 わたしには、いいけど、せめて先輩たちには、 「おはようございます」だろう? 頭の中でつぶやく。 しかも、他の人が全員席についているのに、新人が一番最後に来 るなんて。 しかも、しかも、こんなにギリギリの時間なんて。 それに、制服は? 昨日の帰り際、ロッカールームに案内した時に、総務からもらっ た制服を、確かにハンガーにかけていた。 時間が、時間なので、着替えることができなかったのだろうか。 朝礼が終わり、仕事に取りかかる。 若月さんは、上司から渡された英語の資料を読み始めた。 足を組んで、デスクに肩肘をついている。 そんな小さなことで無性に腹が立ったのに、 「コーヒー飲めるところある?」 と、笑顔で聞かれると、 「はい、あそこに」 と、笑顔を返してしまう。 なんでわたしが敬語使ってるんだ? 頭を抱えるわたしに、お礼をいいながら、若月さんはお茶台へ 歩いていく。 お茶台は、この百人超が働いているこのフロアに、10台置かれ ていて、好きなときにパックのお茶類、粉末のコーヒーが飲め るようになっている。 「あ、若月さん僕にもコーヒーいれて」 部長が早速声をかける。 これは、いつもわたしの役目だった。 部長のコーヒーの濃さに対するこだわりは、半端じゃない。 アメリカン派のわたしに対し、部長は濃い目が好きで、わたし は、始終文句を言われていた。面倒くさかった。 自分でいれればいいのに。いつもそう思っていた。 なのに、肩の荷が下りたと感じると同時に、少し寂しい気持ち になった。 「なんでわたしが」 わたしの後ろを通って、お茶台に向かおうとしていた若月さん が舌打ちをした。 その1秒後には、 「はい」 部長に向かって、なんでもなかったように笑って見せた。 荒木さんが目を丸くしている。 「敵に回すな」 わたしの頭の中では、こんな声が響いていた。 特に面白いこともなかったけど、特に波乱もなかった穏やかな 会社生活。 それがいかに幸せだったかを、この一瞬で感じ切った。 -第17話へ続く- |
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No 331
Date 2006・11・24・Fri
茶蔵酒蔵 |
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No 330
Date 2006・11・23・Thu
猫が好きっ♪うちは、両親共に猫がニガテ。
だから、飼ったことはない。 わたしは猫が大好き ♪猫好きということが分かるのか、道を歩いていると、 猫が擦り寄ってくることが多い。 昨日も散歩中、一匹の猫が足にまとわりついてきた。 お腹を見せて、ゴロンゴロン、ミャァミャァ鳴くので、 お腹をさする。 眠そうな顔。幸せそうだなぁ ![]() わたしの手に顔を近づけて、ペロペロ舐めてくる。 くすぐったい〜。 と思った瞬間、 クァ〜ッ という奇声を上げて、 カプッ わたしの手を噛んだ ![]() え…?猫って噛む? 犬に噛まれたことはあるけど、猫って噛み付く? なんか気に障ることしたのかなぁ? それでも、またペロペロと手を舐めてくる。 「噛んだなぁ!」 独り言を言いながらお腹をこしょこしょ。 猫はそのうち、クターっとなって寝てしまった ![]() いいなぁ、猫。 ![]() |
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No 329
Date 2006・11・22・Wed
親友の作品親友Nちゃんは、とてもステキな絵を描く。
魅力的な女性で、絵を見ていると、彼女の爽やかで楽しい 雰囲気が伝わってくる。 うちの母親も大ファンで、2人して毎年年賀状を楽しみにしている☆ Nちゃんは、親友であり、また戦友でもある。 大阪の某スポーツクラブのアルバイトで知り合い、意気投合。 一緒にアルバイトをした期間は、半年足らずだったけど、もっと前 から知っていたような…性格的には鏡を見ているような存在。 「戦友」とは、アルバイトで何かあったわけではなく、わたしたちは 似たような夢を持っていた(る?)。 Nちゃんは漫画家 わたしは小説家 先に 夢を叶えた のは、Nちゃん。有言実行で意志の強いNちゃんは、漫画家としてデビューした。 わたしは…わたしは本を出版したけれど、賞を取ったわけでもなく、 まだ夢を実現していない ![]() そして、Nちゃんは、また新たな道を歩いているようだ。 先日送られてきたメール。 絵葉書のイラストを描いているのだという ![]() 日常の何気ないふとした瞬間のイラストに、心が癒される。 彼女の作品は↓ここから http://www.sakkasan.com/artist/nakatsu/ ちなみに… わたしは、ダウンタウンの浜ちゃん並み(それ以下?!)に絵が 下手くそだ。 そんなわたしは、彼女の誕生日にずぅずぅしくも、絵を描いて贈っ たことがある ![]() 絵は上手い下手はないねん!嬉しいわ〜。ありがとう。 と言ってもらったことが、嬉しかった記憶として残っている ![]() |
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No 328
Date 2006・11・21・Tue
ニック・バトル-第15話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第15話 ロッカールームで社服に着替える。 一日の始まりを感じて、自然と気持ちが高まる。 それほど格好いいものではなく、なるべくなら昼休みに外へ出 ることは避けたい制服。 それでも、頭の中で上手にオンとオフを切り替えられない時に は、やはり制服があってよかったと思う。 今日は特にそうだ。 付き合い始めたばかりの頃のように、幸希のことで頭がいっぱ いだった私服のわたし。 着替えてしまえば、いまはなにごともなかったかのように振舞 える。 隣り合う男性と女性のロッカールーム。 通路に出ると、湯河原と鉢合わせた。 男性の場合、製造部門に所属する者以外は、社服が存在しない。 相変わらずボサボサの髪。充血した目。 こちらの気持ちまで萎えてしまいそうだ。 「気合だよ、湯河原。わたしたち、絶対大丈夫」 背中を一発叩くと、彼は、冗談のように前のめりになって転んだ。 人一人のことで、これほどまでに弱る人間を初めて見た。 普通……というか、わたしの場合、人を好きになると、パワー が高まる。 何にでも積極的に動こうとするし、ダメかもなんていう考えに は、まずたどり着かない。 倒れた湯河原は、一言も発することなく、のっそりと立ち上がる。 「いろんな人がいるもんだ」 彼は、膝についた埃を、これでもかというほど大きな音を立て て払う。 奥行きの広い事務所。 遠くまで、整然とパソコンが並んでいる。 数人が、すでにパチパチとパソコンを叩いている。 パソコンの電源を入れて、無造作にイスに座る。 わたしの左隣は、上司がいて、右隣は先輩の荒木さんが座って いる。 今日から、わたしと上司の間に、若月さんが座る。 パソコンしか置かれていない無機質なデスク。 そこに座る若月さんをイメージする。 わたしは、ずっとここにいられるんだろうか。 そんな不安がふと頭をよぎって、頭を思い切り左右に振った。 -第16話へ続く- |
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No 325
Date 2006・11・18・Sat
ニック・バトル-第14話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第14話 朝の社内の風景は、いつも変わらない。 変わらないことは、わたしを安心させると同時に、物足りない 気持ちを増幅させる。 始業時間の30分前には到着し、デスク周りを掃除する。 給湯室で珈琲を淹れて一息つく。 入社したばかりの時は、給湯室は自由に使えなかった。 女の先輩たちの情報交換の場所。 そんな先輩たちも、一人去り、二人去りで、自分が上のほうに なり、ようやくこの場所に遠慮なく立ち入ることができる。 流しと冷蔵庫、ガス台が2つあるだけの小さな部屋。 小さなため息をついたのは、わざとだ。 昨晩の幸希との食事は、若月さんの話ばかりで終わってしまっ た。 彼が若月さんに関心を持ったのは、目に見えて分かった。 それを隠さずに、表に出してきたのも彼らしい行動だ。 幸希との付き合いを、やめてしまおうか迷っていたくせに、自 分が幸希の関心の対象外になるかもしれないと思うと、憤りを 感じた。 随分勝手だなぁと思う。 「あさこ」 給湯室の入口に、湯河原が立っていた。 髪には寝癖。目は充血。顔色は冴えない。 朝から幽霊でも見ているのかと、錯覚してしまう。 「なにソレ?」 「なにが?」 「だって、ソレ……」 わたしはまず、湯河原の寝癖がついた部分の自分の頭を撫でた。 湯河原が、自分の頭の同じ部分を撫でる。 「あぁ」 短くため息をつく。 ここにも、不安を抱えるものが一人。 「湯河原、一緒に頑張ろうね!!」 いままで一度だって触れたことのない彼の両手を、熱く握りし めたのだった。 -第15話へ続く- |
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No 327
Date 2006・11・17・Fri
蛸之徹10月15日、大阪出張にて…
仕事終了が20時。 慣れない立ちっ放しの仕事で疲れたけれど、せっかくの大阪。 梅田に出て、お好み焼きを食べに行く。 昔よく行った風月やゆかりは、案の定並んでいる。 しかも、7人だと一緒に座れないとのことで、お初天神を後にする。 次に向かうは、丸ビル。 丸ビルも、昔よく行った場所。 そこに、自分で焼いて食べる、蛸之徹さんがある。 ![]() 学生時代よく行ったな〜。 ということで、大阪らしく夜ご飯、たこ焼きケッテー ![]() 右からカレー、シソチーズ、蛸之徹×2 ![]() お姉さんに手伝ってもらいながら、皆でクルクル&ヤキヤキ ![]() 美味しそうな仕上がり?! ![]() 「カレーうどん」や「ぽんずうどん」、「とんぺい焼」「サラダ」 など、他にもたくさん食べた上に、焼酎→日本酒→焼酎→日本酒を 繰り返し飲み続ける ![]() 久し振りに楽しい夜だった ![]() |
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No 326
Date 2006・11・15・Wed
その台詞厳禁につきあぁ、太りたい…!
こんな言葉を聞いたら、世の中の大半の女性が、 ムッ![]() とするだろう。 そう呟いたのは、わたしたちの上司であるKさん(男性)。 その言葉を、真横の席で聞いたわたし。 実は、昨日会社にいたのはKさんを除いては女性のみ。 女性の前でこんな発言をしたものだから、Kさんはかなりの 批判を浴びることに。 「どうやったら太るのか」 の問いに、 「夜寝る前に食べれば太る」 と答えると、 「それでも太らない」 という。 「ぐぅたらすれば」 「もっと大雑把に生活すれば」 「甘いものを大量に食べれば」 など、およそアドヴァイスといえない提案が続く。 Kさんの体脂肪は、8%なんだそうだ。 その話を聞いてからというもの、女性陣から総スカンの Kさん。 同僚のFさんなど、用事があって呼ぶときに、 「体脂肪8%のKさ〜ん」 などと呼んでからかっていた ![]() 3時のお茶の時間。 Kさんを囲んで、女性5人が、あーだこーだ言いまくる のは圧巻だった ![]() こんなんだからKさんは痩せゆくのだろうか? |
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No 324
Date 2006・11・14・Tue
ニックバトル-第13話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第13話 この日の夜、幸希から食事の誘いがあった。 会社でも始終顔を合わせているから、わたしたちの社外での交 流は、薄い。 土日にかけて、お互いの家を行き来すると、一年中顔を合わせ ていることになる。 だから、せめて、平日の夜は、お互いに好きなことをして過ご すようにしている。 何年も付き合っていると、お互いに気を遣わなくなり、やがて は友達より粗末に扱われてしまうことがある。 幸希は、何年か経ったいまでも、わたしのことを極上に扱って くれる。 会社でのいい加減な態度からは想像もつかない。 軽々しい口調と態度が変わるわけではない。 それに辟易するわたしの気持ちも同じだ。 だけど、二人でいるときの甘い雰囲気を味わってしまうと、簡 単に別れを切り出すことができないでいる。 大切にしてくれていると感じることは多い。 これが、「別れ」を決定させない一つの理由になっている。 幸希が選ぶ店は、どこも隠れ家的な雰囲気を持つ。 そして、味は一流だ。 ほのかに刺す光。それは、暖かく、優しい気持ちにしてくれる。 こういう場所での彼は、大人に見える。 言葉数も少なく、席に落ち着くと、必ず煙草をゆっくりとくゆ らせる。 女の子のように、細く長い指。 煙草の灰が、チラチラと舞って、テーブルの上に落ちていく。 「なぁ、若月さんって、どうだった?」 まだ暖かさが残ったおしぼりで、煙草の灰を散らしながら訊く。 わたしの目を見ていない。 そういうことか。 決して女癖が悪いわけではない。 長く付き合った間に、浮気をすることもなかった。 ただ、自分が興味を持った対象には、普段のいい加減さを微塵 にも感じさせないほど、とことんのめりこんでいく。 それは、モノに対しても、人に対しても同じで、同期もその一 面には感心している。 この人は、若月さんに興味を持った。 女の感としかいいようがない何かが、頭の中をよぎった。 目がその一瞬だけ、外で光り輝く夜景に向いた。 そこに映る自分の顔が、歪んでいないか確かめる。 彼はそのことに気付いただろうか。 -第14話へ続く- |
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No 322
Date 2006・11・12・Sun
白いものを見た紅葉を見に行こう
![]() 朝早くからお弁当を作って、北杜市大泉の吐竜の滝へ ![]() 絶好の行楽日和予報は、北へ進むに従って疑わしくなる。 八ヶ岳に黒い雲 ![]() 大泉駅から吐竜の滝に入る道の途中、ハラハラと白いものが…。 近辺の山は、山頂が真っ白く、遠く雄大に聳え立つ富士山も雪化粧。 どこかの山から風で雪 が舞ってきたに違いない。駐車場に車を止めると、真っ黒の雲の下。 雪と思われるものは、舞ってきているのではなく、明らかに上から 降ってきている。 上着を5枚も羽織って、リュックを背負い、滝へ向かう。 数人の観光客。 その上に登ろうとすると、土砂崩れで 立ち入り禁止 の看板。紅葉はすでに終わっていて、落ち葉で足元が滑る ![]() 別の道へ行こうとしたものの、凍えるほど寒く、誰もいない山。 最近このあたりも熊が出没したらしく、それも怖い。 結局、すぐに大泉を後にし、白州の尾白川渓谷へ。 ハイキングもせず、お弁当を食べる。 このあたりは、標高もだいぶ違うので、太陽の陽が射せば暖かい。 それでも、熊がとても心配。 風が吹き、黒い雲が流れてくると、寒い。 ハイ、結局、お昼を食べた後すぐに下界へと下りました。 ![]() ![]() |
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No 321
Date 2006・11・11・Sat
優雅な旋律を奏でるまで3歳から18歳まで習っていたピアノを今さらまた再開しようと、
県内では、唯一「先生を教える先生」のピアノ教室へ行く。 2年ほど前、「ピアノ、もう捨てるか」の両親の一言に、No! と言ったものの、10年以上も放っておいた指は、まともに動かない。 その上、何が1番衝撃的で悲しかったかと言うと… 楽譜が読めなくなっていたこと!! これは、本当に恐ろしい事実。 そんなわけで、弾く曲は、 自分が好きで、暗譜をしている超有名曲ばかり…。 ドビュッシーの月の光。 ショパンの雨だれやノクターン。 (ガサツなわたしにしては、選曲が繊細?!) 10年以上のブランクのため、感情を入れることも、イメージを抱く こともできず、ただただ鍵盤を追いかけるのみ。 楽しくない〜。 2年間もそんな状態のまま、時々無心にピアノを弾き(近所迷惑?!) ようやく習い始めることに。 手始めに、ドビュッシーの月の光をもう一度マスターしよう。 あの繊細な旋律を美しく奏でたいという願いを込めて ![]() というわけで、最近車のBGMをクラシックにしてみたけど… なんだかね、夢中になっちゃって、アクセルがピアノのペダルの ように思えてきて、曲に合わせて小刻みに踏んじゃったりする。 危険![]() だから、今日からまたFM Fujiに戻してみた。 PS もしかしたら、のだめの影響大?? |
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No 318
Date 2006・11・10・Fri
ニック・バトル-第12話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第12話 その日の午後は、平和な一日だった。 若月さんのタメ口は変わらなかったけれど、諦めるしかない。 何かコトを諦めるたび、達観したような気になる。 大人になったんじゃないかと勘違いしてしまう。 若いときのように、何に対しても、ひたむきに情熱的になるな んて、もうできない。 理想は理想、現実は現実。 ニックになってから、現実を超越しない生き方を選んだ。 若月さんの敬語問題も些細なことのように思えてくる。 部長は、英語がまったくできない。 だから、英語ができるというだけで、相手の年齢など関係なく 腰が低くなる。 ただし、それは、外国人、及び何年も海外で暮らしていたネイ ティブ並みの日本人に限定される。わたしのように、 「1年だけ留学してました。だから、割と英語使えます」 という人には、当てはまらない。 「きみ、本当に英語大丈夫なの?」 といった具合だ。 英語が使えない部下に対する態度は、横柄だ。 「こんなことも分からないようじゃ、世界に通用しないよ」 などと平気で怒鳴る。 「お前が1番通用しねぇよ」 怒られた先輩は、わたしの前の席に座る八神さん。 現在、わたしは、彼に英語を教えている。 教え始めてから1年経つが、もともと頭の良い彼は上達が早い。 部長に言い返せる日も近いだろう。 部長、わたし、若月さんは、午後の4時間を会議室で過ごした。 仕事の打ち合わせのはずが、部長は、若月さんの海外生活の話 を聞きたいようで、次から次へと質問する。 時々、 「ほぉ」とか「すごいねぇ」 などと相槌を入れる部長。 海外生活のいろいろな話をやめない若月さん。 ずっと黙って聞いているだけのわたし。 タイミング良く、今日は仕事が忙しくない。 デスクに座って5時を待つよりは、こうして話を聞いているほう がマシだ。 ハツラツと話し続ける若月さんの横顔を見た。 屈託のない笑顔。意思の強そうな眼差し。攻撃的な話し方。 留学時代、そういう人たちに囲まれて生活をして、何度挫けそ うになったか分からない。 「ヤラレル」 頭の中で声がした。 第六感というものだろうか。 これが、最後の平和の日となるかも知れない。 いま、この時間を満喫しておこう。 -第13話へ続く- |
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No 319
Date 2006・11・09・Thu
M3Dいま県内では、M3Dが流行り
![]() わたしも、すでにM3Dを5回している。 わたしが理解しているのは、これは、パーマやカラーをするときに 一緒にするトリートメントということ。 カラーと一緒にすると、傷まないし、色持ちがいい(プリンになり にくい)。 髪に艶が出るし、手触りはツルンツルン。 自分の髪の毛とは思えないほど、手触りがいい ![]() ![]() ![]() これのさらに驚くべきところは、癖毛がもしかしたら根本から治る かもしれないということ。 「もしかしたら」と書いたのは、わたしがまだそれを実感していな いから。 今後M3Dを続けて、生えてくる髪の毛からストレートになったと きには、大絶賛でブログに書こうと思っている。 そんなわけで、今日の成果。 ![]() って、わたしが努力したわけじゃないけど ![]() |
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No 317
Date 2006・11・08・Wed
きのこの山昨日は、今年に入って、1番の収穫日
![]() じごぼう ![]() 一緒に採ったFさん宅では、昨日ほうとうに入れたようで、 美味しそうな写メが送られてきた ![]() うちでは先ほど味噌汁に… ![]() そういえば、去年、蓼科に行った時のこと。 あるお蕎麦屋さんで、後ろに座ったお客さんたちが、 「じごぼう蕎麦」を注文していた。 何分か経ってから、 「ちょっと、店員さん」 後ろからおじさんの大声が! 「じごぼうって言っててさぁ、ごぼうがどこにも入ってないじゃ ないか 」ちょびっとお怒りの様子。 笑いそうになっちゃいました ![]() だって、じごぼうって、きのこのことだから。 その人はきっと、地物のごぼうかと思ったのかな。 店員さんが、「じごぼうっていうきのこなんですよ〜」と説明して、 おじさんは、なんだ〜かんだ〜ブツブツと言いながら、美味しそう に食べていた。 そんなことを思い出すきのこ。 あぁ、また美味しいお蕎麦が食べたくなった〜 ![]() |
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No 315
Date 2006・11・07・Tue
ハバネロ調理部2 |
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No 309
Date 2006・11・06・Mon
ニック・バトル-第11話-主人公、柚木朝子、29歳。
「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバル若月さんの出現で、ため息増量中。 「何とかしなきゃ」が空回りしそうな予感!! どうする、わたし? どうなる、わたし? 第11話 「あぁ、懐かしい」 わたしと幸希は、ほとんど同時に口を開いていた。 幸希にも、茶色い紙袋の思い出があるんだろうか。 「これが?懐かしい?」 若月さんが、紙袋を丁寧に折りたたみながら言う。 「アメリカでホームステイしてたことがあってさ」 幸希は、若月さんの手から紙袋を取り上げた。 それは、ものすごく自然な行為だった。 「へぇ、どこに行ってたの?」 幸希とその向かいに座る若月さん。その二人を挟んで座る同期 のメンツ。 二人だけの会話が続き、他の人たちはほとんど無言だった。 わたしは、若月さんと同じ並びの端っこに座った湯河原を眺め た。 端っこでも、テーブルを挟んだほうに座ればよかったのに、並 びの席では、若月さんの顔を拝むこともできない。 何百人といる社員食堂は、都会の雑踏以上に騒々しい。 若月さんの声さえ、湯河原には届かないだろう。 せっかく同期全員が集結しても、若月さんは幸希以外の誰とも 話をすることはなかった。 せめて、「宜しく」の一言くらいあっても良かったと思う。 男はどう感じたか知らないけれど、女はそんなところにはとて も過敏だ。 「朝子、なんなの、あの子。ずっと幸希とばっかり話していて さ。わたしたちに名乗りもしなかったじゃん」 大鳥さんから、メールが送られてきた。 こういうことに一番敏感な女だ。 わたしたちは、普段彼女を大鳥女史と呼んでいる。アメリカの 大学院でMBAを取得したことが自慢の彼女は、そう呼ばれること に、快感を得ているようだ。 「前に座っていた幸希と一番話しやすかったんだと思うよ。紹 介しなくてごめんね。明日はちゃんとみんなに紹介するから」 こんなメールを返送してみた。 これで女史の機嫌が直るとは思わないけど。 -第12話へ続く- |
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No 312
Date 2006・11・05・Sun
脳年齢昨日の休日出勤でのこと。
同僚がNintendo DSを持ってきてくれた。 この前初めて2人で出張に行ったときの、わたしの奇怪な行動と 物忘れの酷さに、脳年齢を測定したほうがいいと思ったのだろう。 大人の脳トレを持ってきてくれたのだ。 わたしも前からやってみたかったので、お昼休みに早速トライした。 最初のは、声を出すトレーニング♪ 機械とジャンケンをし、機械が出したものに対して、 「負けてください」と「勝ってください」の指示が出る。 例えば、グーの絵が出てきて、「負けてください」と指示があれば、 「チョキ」と答える仕組みだ。 機械に向かって、「パー」だの「グー」と一人勢いよく話しかける 様は、滑稽だろうなぁと思いつつ、熱くなる。 結果は、36歳 ![]() ちなみにわたしの実年齢は、31歳だ。 いいんじゃないの〜?? わたしも、DSを持ってきてくれた同僚も、絶対に70歳くらいを予想 していたので、二人して驚いた ![]() それじゃ、いったい、わたしの物忘れの酷さは何なんだろう ![]() その後、漢字の書き取りや、計算などもやってみたけれど、自分 が思っているほど、脳は衰えていない様子 ![]() 結論… 普段、怠けているだけっ!! それって最悪じゃん?! |
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No 310
Date 2006・11・04・Sat
極上チーズケーキがっ以前食べて忘れられないチーズケーキがある。
この前久し振りに思い出し、無性に食べたくなって、お取り寄せを することに ![]() 注文したのは、10月30日。 食品だし、冷凍ものだから、どうしても自分が受け取れるときがい いと思い、配送日を11月11日に指定してもらう。 ちょっと長い間待つことになるけれど、最近、昨日のことさえ忘れ てしまうわたし ![]() 忘れたころにやってくるのも、また楽しみだ。 そして、昨日のこと。 仕事を終えて家に帰ると、祖母が、 「そういえば、何か荷物が届いていたよ!」 と言う。 ん…? 何か頼んでいたものあったっけ? 「冷蔵庫に入れておいたよ」 と母。 冷蔵庫?! 誰かが何か送ってくれたのかな? でも、誕生日でもないし…。 クリスマスにはまだ早いし… ![]() 冷蔵庫を開けると、なーんと、注文していたチーズケーキが ![]() 何で、いまここにあるの〜〜??? 祖母は、冷凍物だとは知らずに、午前中到着していたそれを、部屋 に放置していて、わたしより少し前に帰宅した母に渡したのだと言 う。母はチーズケーキと書かれた箱を見て、慌てて冷蔵庫に入れた らしい。 11日に到着するということだったので、チーズケーキ党の友人にも 4分の1カット、同じくチーズケーキ好きな友人に会えたら1切れ分 ける約束をしていたのだ。 なのに、何で今日到着するの〜 ![]() ![]() ![]() 中を見ると、一日中20度近くあった部屋の中で放置されたケーキは、 完全に解凍されていた ![]() 「ごめんね。気づかなくて」 謝る祖母。だけど、「おばあちゃんは、全然悪くないんだよ〜」 慌てて注文先に電話をして、事情を話す。 「大変申し訳ありませんでした」 わたしの11月11日の指定を完全に忘れて、発送してしまったようだ。 「食べないで破棄して下さい。万が一のこともありますから」 そりゃ、そうだ。 陽だまりの部屋に置かれたケーキは、心なしかグシャッとして見え た。切ってみると、チーズクリームがトロンととろけてきて、これ はこれで美味しそうに見える。 目の前にあるのに、食べれないなんて〜 ![]() 一応、記念撮影だけしてみた。 ![]() ![]() 来週11日に、同じものを再度届けてくれるらしい。 あぁ、もしかして、「太るから食べるな」ってことかな〜?? |
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No 308
Date 2006・11・03・Fri
井筒屋昨日のランチ
![]() 会社の近所にある、井筒屋さんへ。 いつも前を通ると、鰻の蒲焼の良い匂いが漂ってくる。 会社の同僚によると、駅まで匂いが漂っているとか… ![]() 夏の行楽シーズンや休日などは、行列ができる有名店。 鰻があまり得意じゃなかったので、行ったのは2年ぶり。 鰻って、なんか脂っこい気がするのと、1切れ以上食べると、 鼻血が出そうな感じがするのはわたしだけ? その話をしたら、 欲求不満なんじゃないの? との上司の一言に、苦笑 ![]() 席についてから、30分ほどかかって出てきたうな重。 多分、注文があってから、捌いているのでしょう。 ![]() 鰻が柔らかく、とても美味しい♪ この鰻なら、しつこくなく、いくらでも食べられそう☆ お汁には、鰻の肝が入っていて、これがまた美味。 ごちになりました ![]() |
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No 306
Date 2006・11・02・Thu
ニック・バトル-第10話-主人公、柚木朝子、29歳。
忘れかけた英語を駆使して、エセ・バイリンガルとして OL中。 「給料もそれなり、彼氏もいるし、なんの不服もない生活」 をかき乱すライバルが出現する。 どうする、わたし? どうなる、わたし? 第10話 幸希はいつもの通り、わたしの横に座っている。みんなの前で ベッタリとするのは好きじゃないけれど、幸希はわたしの左横 に座るのが好きなのだという。 向かいには、若月さんがいる。この場所は、湯河原にとって、 絶好のポジションだ。 譲ってあげたいけれど、わざとらしいので止めておこう。 「ねぇ、若月さん、それって昼ご飯?」 幸希が、若月さんの紙袋を指差す。 「外国から来たって感じじゃん」 若月さんは、 「日本人ってきれいにしてるんだね」 わたしのお弁当箱を見て、微笑む。 紙袋から取り出されたサンドウィッチ、ヨーグルトや果物。 それらを見て、過去の懐かしい記憶が蘇る。 留学したての最初の3ヶ月間、ホームステイをしていたことが ある。 ホストファミリーは、パパが有能な弁護士、ママは専業主婦、 子供3人は、全員学内一の成績を収めている上流家庭だった。 家庭の料理は、ダイナミックで、食べきれないほどだったのに ランチとして渡されたのは茶色い紙袋だった。 大学に着いてからこっそり中身を確認し、さらに驚いた。 サランラップにくるまれただけのサンドウィッチ。 バナナやリンゴ丸ごと1個。ヨーグルト。 リンゴ丸ごと1個なんて、どうやって食べろっていうの?! 恥ずかしくて、紙袋をカバンに無理やり押し込んだ。 サンドウィッチが潰れることも考えもしなかった。 まだ友人もできていなかったわたしは、お昼休みになると、誰 にも誘われないのをいいことに、校舎の影で紙袋を開けた。 なんだか涙が出そうになった。 そのとき、一人の男の子と出会う。 「うわっ」 わたしがあまりにも暗いところに、隠れるように座っていたの で、急に校舎の角を曲がってきた彼は、驚いたようだった。 「日本人?だよね?」 「はい」 「どうしてこんなところにいるの?」 「紙袋のランチが情けなくて」 涙ぐんだわたしに向かって、彼は、大きな声で笑ったのだった。 「それ、普通なんだけど」 物陰から、太陽の光が降り注ぐ校舎の表側を覗くと、茶色い紙 袋を手にした学生が、思い思いの場所でパンをパクついている。 「そんなことで悲しくなっちゃうの?ホームシック?」 ゲラゲラと大声を立てて笑ったその男は、それから間もなく、 留学時代の彼氏となった。 -第11話へ続く- |
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No 307
Date 2006・11・01・Wed
ハバネロ調理部会社の上司が、 ハバネロ を育てている。昨年もらったときは、 「辛いの大好きだから〜」 と、上司の忠告も聞かず、普通のピーマンみたいに炒めたところ、 1日中使い物にならない人間と化してしまった。 防御しないで素手で触った手で、顔を洗ったら、顔面ビリビリ!! コンタクト入れたら、白目真っ赤&まぶた腫れる!! 会社までの通勤も、何度車を端に寄せたか分からない。。。 今年の春先、上司に「いるならあげるよ」と手渡されたのは… ハバネロの種ε=ε=ε=┏( ;_;)┛ 一応ありがたくいただき、 一応肥料を与え、 一応念入りに育てたつもりだけど、 雑草のようなものが生えてくるだけで、失敗に終わった。 き…嫌われてる? 同じ種を、同じ時期に蒔いた上司の家のハバネロくんは、すくすくと 育ち、この秋、またも大量収穫となった。 上司が新しい調理法を教えてくれて、また少しおすそわけをしてもらう。 ![]() |







との報告が入った。


♪












ムッ




が舞ってきたに違いない。
立ち入り禁止















ハバネロ