笑@会社

日々面白いことを求めて爆走中!!
No  55

車の中

♪☆\(^0^\) ♪サッカー観戦中&ブログ更新中♪(/^-^)/☆♪

車の中ってなんだかすごく落ち着く
もちろん、運転中はくつろげるわけじゃないけど、
わたしにとって、車の中ってスゴ〜ク居心地がいい場所 (* ̄ー ̄)v

何かを考えるとき、友達とちょこっと話をするとき、
仮眠を取るとき…

自分の部屋やこジャレたカフェだって好きなんだけど、
なんだろうな〜、この感覚。

わたしって、もしかして

狭い場所大好き人間?=°ρ°=)

そういえば、狭い車の座席でも、靴脱いでシートの上で
体育座りして小さくなるの好きだし、時々昼寝をするときも、
せっかく後部座席に寝転がっても、膝を抱えて寝てるし…。

ってか、

小さくなりたい願望アリ??(・3・)〜♪


とにもかくにも、3年強乗り回してすでに7万4千キロを突破
した愛車は、マッタリした空間を提供してくれるお気に入りの
場所のひとつになっていたりする。

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No  54

英語漬けになりたい

今日会社に珍しく海外からお客さんが訪ねてきた。
ドイツ人だったんだけど、英語が喋れるってことで、
久々に英語を使えるかな〜と思っていたのに……

彼らが入ってきて、

ニコッ(^-^ )

思わず、

「こ、こんにちは〜」

と、日本語でご挨拶。

相手は、キョトンとした顔をしてから一言。

「ハロ〜」

あ…せっかく英語の専門の大学を卒業したというのに、
この有様って一体

それ以降、何一つ喋ることなく、彼らは帰っていったのだけど、
今日の自分に自己嫌悪ヽ('ー`)ノ

そろそろ仕事の繁忙期も終わりに近付いてきたし、翻訳の
勉強を再開しよ〜かなとは思ったけれど……。

翻訳の勉強って、結局は喋るわけじゃないから
会話力はつかないのよねぇ。

DSの英語漬けが欲しい〜ケド…その前にDSをゲッツしなければ!

この前友達からの情報で、DSライトとかいうのが発売に
なるとかo(^o^o)(o^o^)o
ぜ〜ったい買おーっと。

そして、「トロンととろけた脳」「英語力」を鍛えて
やる〜q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p
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No  53

第三十五話

「どうしてマンキチさん誘ったの?だって、ヤツが来ても仕方なくない?」
これが、わたしが送ったメールの内容だ。すぐに読み終わって、夏樹ちゃんがカチャカチャとキーボードを叩く音が聞こえる。
焦っているのか、興奮してきたのか、その音は次第にスピードを増し、そして大きくもなった。
夏樹ちゃんからの返信を待っている間に、戸部くんからメールが来た。
「どうしてあいつ、マンキチさんなんか誘ったんですか?俺、良いって言っちゃったし、別にどうってことないけど、マンキチさんが来る意味が分かんねぇ。年も違いすぎるし、若井さん、相手よろしく頼みますよ」
ゲゲゲッ、冗談じゃない。合コンに行くのに、どうしてわたしが、マンキチの相手をしなければならないのだ。
マンキチを誘った夏樹ちゃんを恨みそうだ。そんなときに、夏樹ちゃんが、パーテーションを足で蹴ってきた。メールを送ったという合図にもかかわらず、腹立たしかったのでわたしは一発蹴り返してしまった。
夏樹ちゃんが、ビクッとしたのが、パソコン越しに分かった。
「だって、面白くないですか?何しに来るのか知らないけど」
と、たった一行書いてあるだけだった。返事が来るまでに時間がかかったのは、誰か別の人にメールを打っていたのだろう。夏樹ちゃんからのメールには、返事を書くこともないので、戸部くんに返信する。
「知らないよ。最初は、ダメだって言ったのに、突然来ても良いって言ったんだから。わたしが、世話するの?冗談やめて。彼の世話は社内だけでたくさん」

メールを送ると同時に、午後の始業のチャイムが鳴る。
「あーあ」
わざと大きなため息をついた。全員が振り返る中、マンキチだけが幸せいっぱいの笑みを浮かべてわたしを見ている。
わたしの背中には、狭い社内に不釣合いなほど大きな窓があり、午後になると充分すぎるほどの日の光が差し込んでくる。そして、それはわたしの背中をじっくりと焼いていく。窓のほうを向いて仕事をしている夏樹ちゃんが、いつもたまらず、ブラインドをおろす。
その瞬間、毎回やっかいなことが起こるのだ。
わたしと夏樹ちゃんが向かい合っている通りは、窓側なのでブラインドを閉めても明るさは残る。マンキチや部長たちがいる通りのほうには窓がないので、やたらに暗くなってしまうのだ。古い建物、壁もなんとなく薄茶けていて、見ているだけで暗い気分にもなってしまう。
電気をつけて明るくしても、太陽光にはかなわない。

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No  52

第三十四話

「今日は二人でどこかへ行くんですか?おしゃれなレストランとか」
なぜか気持ち悪いほど笑顔のマンキチ。
わたしが黙っていると、夏樹ちゃんは平然と、
「合コン」
と、ひとこと言い放った。マンキチの顔がみるみるうちに曇っていく。雲ひとつない青空に、どこからか急に雨雲がわいてきたような感じだ。泣きやしないかと心配になった。けれど、意外にも曇った顔は一瞬で、その後は笑顔になって、
「ボクも行ってもいいですか?」
と言ったのだ。
「良いわけないでしょ」
夏樹ちゃんが、手で追い払うような仕草を見せる。マンキチは、いつも何も考えずに言葉を発する。わたしと夏樹ちゃんが参加する合コンに、マンキチが来て良いはずがない。まぁ、それは言い過ぎとしても、来ても意味がないことくらい分かるはずだ。女性が行くんだから、来るのは当然男性に決まっているのに。
「あっ、やっぱりくれば?」
数秒前の言葉を覆して、夏樹ちゃんがマンキチに声をかけた。
ちょうどそのとき、戸部くんと今井くんの外食組がオフィスに戻ってきた。
「ねぇ、今日の飲み会、マンキチさんが参加してもいいよね」
戸部くんに声をかける。一瞬だけ、戸部くんの顔がゆがんで見えた。まるでノックアウトを受けたボクシングの選手のように、口が曲がっていた。それでも、愛想がいいのはお手の物で、すぐに笑顔に戻って、
「もちろん、いいですよ」
と言った。わたしはというと、若者たちが何を考えているのか、さっぱり分からなくて、目をキョロキョロさせるばかりだ。自分の席に戻って、食後のコーヒーを飲みながら、パソコンから夏樹ちゃんにメールを送る。彼女は、通信販売のカタログショッピングに夢中で、パソコンを見る気配がない。
仕方なく、机と机の間のパーテーションを二回ほど足で蹴った。ようやく顔を上げた。わたしが、口ぱくで「メール」というと、やっとパソコンに触れたのだった。これ以降、わたしと夏樹ちゃんの間では、必ず机の間にあるパーテーション、いわゆる仕切りを二回足で蹴るというのが、私用メールを送ったという合図になったのだった。

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No  51

第三十三話

彼は、やるとなったら、すぐにでもやりたいタイプの人間だ。それは仕事中の姿勢を見ていても分かる。やると言ったことをすぐに実行しないと、イライラしてしまうところもあるようだ。その場で、すぐに友達に電話をかけて、話は翌日ということでまとまった。
「おぅ、お前も来るだろ」
戸部くんが今井くんの肩をたたく。今井くんは、戸部くんとはタイプが違う。知的で、冷静に何でも卒なくこなす。それでも仕事を離れると、みんなを笑わすようなことを言ったりしてみせる。そのギャップがまた楽しい。
わたしには、下に弟妹がいないので、彼らを本当の弟のようにかわいがっている。
「行っても良いの?だって俺オトコだし、お前の友達がっかりするんじゃない」
「んなの関係ねーよ。合コンっつーよりあれだな。みんなで楽しく飲もうってことで」
相変わらずお気楽だ。さっき、わたしに諭したこととはまったく違う言い方で、今井くんをもその気にさせた。
明日急遽開催されることになった「合コン」改め「楽しい飲み会」のメンバーは、わたしたち四人と戸部くんの大学時代の仲間三人でやることになった。
 
 そして、その当日。夏樹ちゃんは、いつにもまして派手なメイクとかわいい服装で出社してきた。何も知らないマンキチは、時々夏樹ちゃんに視線を移しては、一人でにやけた顔をしている。何も知らないとは、なんて幸せなことだろう。
「あれ、珍しいですね。お二人とも、今日はお手製のお弁当じゃないんですね」
ランチタイムに入って、いつものようにわたしと夏樹ちゃんが食べていると、マンキチが車輪つきのイスに座ったまま、わたしたちのほうへ寄ってきた。
わたしは、飲み会があって帰宅が遅くなる日は、お弁当を持ってこないことにしている。空になったお弁当箱を持ち歩くのも、深夜に帰宅してから洗うのも面倒くさいからだ。
夏樹ちゃんもそう思ったようで、朝、駅近くのコンビニでばったり行き会ったのだった。

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No  50

第三十二話

入社して二ヶ月も経つと、仕事や人間関係にも慣れてくる。まだ二十代のわたしが言うのもなんだけど、今の若者は適応能力が優れていると思う。新しいことにもどんどんチャレンジして、失敗してもくよくよせずに次に進む。
新入りの中でも、特に戸部くんは、その傾向が強く、「前向きで楽天家」だ。
彼らは、「同期会」なるものを結成していて、週に一度は、ご飯に行っているらしく、二週間に一度はわたしもそのメンバーに加わっている。自分ではそれほど年が離れているとは思っていないけれど、彼らからするとわたしはやっぱり先輩らしく、いろいろなことを相談される。
仕事のこと、好きな人のこと、家族のこと。
仕事の終わる時間がマチマチなので、わたしたちはいつも終わった順からお店に向かうようにしている。マンキチには隠しているわけではないけれど、あまり知られたくない会だ。
彼は、飲み会の席でも仕事の話ばかりして、疲れを吹き飛ばすはずのお酒で、もっと疲れてしまうからだ。
 
ある日のこと。
いつものように四人でご飯に行くと、戸部くんから、「合コン話」が出た。夏樹ちゃんは、間を置かずに「行く」と答え、わたしは少しの時間考えた。
「だって、戸部くんの友達だったら、わたしなんて五歳も年上なんだよ」
「いまは、そんなの関係ないですって。下手すりゃ、自分とより親との方が年が近いってカップルだって、余裕でいますからね。好きになったら、年齢なんて関係ないですよ」
そうは言っても、気にはなるし、話が合うかどうかも心配だ。
「そんなこと気にしてたら、ダメダメ。だいたい若井さんの年なら、もう周りの男の人だってどんどん結婚してるでしょ?いまからは狙い目は年下ですよ」
などともっともらしいことを言う。戸部くんのことをいえないくらいお調子者のわたしは、その言葉に乗せられて、
「じゃ、行く」
と返事をした。一年前に別れてから彼氏も作らず、合コンの誘いに乗ることもしなかったわたしが、年下に諭されて、久しぶりに新しい出会いを求めたのだった。

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No  49

突然の温泉

あぁ…!

また壊れちゃいました、うちのお風呂の灯油タンク\(−"−)/
この前一度は直ったものの、また灯油が漏っているらしい。

しょ〜がない!
ジムでに行くか〜と思ったけれど、わたしが通っているスポーツジム
は、温泉設備がナイ(T△T)
今日はかなーり寒いから、シャワーだけじゃ風邪をひいてしまいそう!

ってなわけで、久しぶりに温泉へ行ってきました。

温泉では、近くの場外馬券場で働いているというオバチャンや競輪
で儲けたというオバチャンが、金儲けの話で大盛り上がり!
かたや、サウナを出たり入ったりして、ダイエットに奔走するオバ
チャンもいる。

こういう場所って、面白い。
自然と耳に入ってくる会話には、ネタになりそうなことが

これでもかっ!Σ( ̄□ ̄;)

というほど出てくるのである。

たまにはこういうところに来るのもいいな〜と思いつつ、さむ〜い
中を帰ってきたのでした。
あぁ、風邪引きそう…(°°;))。。
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No  48

第三十一話

わたしたちは、マンションの廊下に立たされていた。目の前には、厳しい顔をしたマンションの管理人。
部屋の中で燻製をしたことに対するお小言を、もうかれこれ二十分以上は聞かされている。
誰かの通報によってやってきた消防隊員は、
「誰も怪我をしたわけじゃなく、よかった」
と慰めてくれた。
結局、マンキチ邸でのパーティは、おじゃんとなるどころか、関係のないわたしたちまで、
「騒ぎを起こして迷惑な人々」
と、ひとくくりにされて幕を閉じたのだった。
その後のマンキチ曰く、
「ダイナミックな料理」「女性が珍しがる料理」「アウトドア系で、頼りになる男の料理」をまとめたところ、燻製を思いついたんだとか。
それでも、今日の騒動で、燻製を作るために買った本や、インターネットで調べた資料は、戸棚の奥深くしまわれて、二度と日の目を見ることはないだろう。
ったく、それにしても、マンキチってヤツは、どこまで勘違いするのだろうか。
別に、「ダイナミック」でも「珍しく」でも「アウトドア系」でもなくていい。基本的なことができれば充分なのだ。

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No  47

麺食続き

少し前までは、麺といえば、外食するのは「パスタ」か「蕎麦」
だったけれど、最近は、「うどん」や「ラーメン」も外食する
ようになった。

最近、連れて行ってもらったラーメン屋さんは、かなりお気に
入りになり、今週だけでも2回足を運んだ。
国道52号線沿い、南アルプス市の「かぐら」さん。

わたしの好みは、塩→味噌→とんこつ→醤油の順。
ただ、少し前に別の店で、大好きな塩ラーメンで、かな〜り
美味しくないものを食べてしまい、ショックから立ち直って
いないため、塩ラーメンを頼む勇気がでない。

だから、かぐらさんに初めて行ったときも、「カレーラーメン」
を頼んだ。
これが、スープの味、麺の太さ&茹で具合&野菜のシャキシャキ
感の全てがハナマル

そして、1週間経たないうちに、今日も行ってきました。
「よしっ、今日は塩ラーメンを食べてみるか!」
と意気込んではみるものの、あの味を思い出すと、違う店とは
いえ、やっぱり勇気が出ない。

今日は、韓流?の「シンデンジャン」というラーメンをいただく。
前回と同じく、美味い!!
ただ、普段薄味派のわたしには、少し味が濃いかな〜という感じ
がしたので、今回スープは少ししか飲まなかったけれど…。

次回こそは

復活☆塩ラーメン第1位

絶対塩ラーメンを頼んでみようと思う。

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No  46

当たってるっぽい(゜ロ゜)

寝ている間に、友達からのメ〜ル

「当たる占いがあるからチェックしてみて」

当たる占いねぇ…。
なんて思いつつ、念のためチェックをしてみると、

ありゃ!?

なんか当たってる?
一部抜粋してみると、

「常識にとらわれない自由で独創的な発想が眠っている」
「年齢や性別、人種などの社会通念に縛られない」
「人の世話を焼くことを面倒がらない、姉御肌タイプ」
「安全で確実な結果よりも、むしろ知らないことやリスク
の大きいことの方を好み、新しいことにはとりあえず挑戦
するチャレンジャー」
「何度か転職などを経験することもありそう」

興味があったら↓やってみては?
ソウルカラー占い
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No  45

第三十話

マンキチの目が、輝いて見える。
「遠野さん、お待ちしていましたよ、さぁ」
片ひざをついて、両手を広げた。
欧米の映画の観すぎとしか思えない行動だ。
自分では最高と思っている笑顔。わたしには、ただにやついているようにしか見えない。
ロマンティックだと思っているのかもしれないけれど、ただの時代遅れにしか思えない。
遠くから、サイレンの音が聞こえてくる。
次第に近くなってきて、不安がよぎった。
まさか。
「ねぇ、マンキチさん。いったいこの中でなにしてるわけ?」
わたしがダンボールに触ろうとすると、マンキチはそれを手で制して、「燻製」
と一言だけ答えた。
わたしの質問に答えるとは、たまにはまともな時もあるもんだ。
などと感心している場合ではなく、
「もしかして、あのサイレンってここじゃ」
「まさか」
今井くんが窓を開けると、中にこもっていた煙が一気に外へ向かって噴出していく。そして、
「あそこだ」
という大声とともに、またいちだんとサイレンが近付いてきた。
消防車の目的地は、確かにマンキチの部屋だった。
夕暮れ時、ちょうど夕飯の買物を済ませたご近所さんが、たくさん集まってきた。

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No  44

ジャぱん?

普段は、パンよりご飯党だけど、美味しいパンを探すのに
余念がないわたし。

で、同じ職場にも、パン好きなお姉さんがいる。
3人の子供の母でありながら、わたしとあまり年齢が違わない
気の良いお姉ちゃんみたいな人だ。

日課であるお昼の散歩中、20分間くらい、ず〜っとパンの話で
盛り上がっていたら、姉さんが、

ジャぱん

っていうパン職人の漫画があるんだよ〜と一言!!

えっ、そんな漫画あるんだー

しかも、その漫画の中で作っているパンが実際に売られている
らしい

毎週火曜日の19時から放映中ということなので、来週は観てみよう。
で、来週はサッカーもあるらしいけど、時間は大丈夫なんだろうか。

そして、明日は早速、「ジャぱん」の「パン」を食べてみよ〜っと
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No  43

「最強」部長 須走くん

えっと…

このカテ第1号は、自分の処女作にしようかと…。
自分がスキじゃないと、他人に好きになってもらえるとは
思えないし〜
(と、一応言い訳してみる)

中身は、24歳頃から少しずつ書き溜めてきて、28歳でようやく
本になったもの。
かなーり「変」で、普通とは「違う」方向へ向かっていく部長の
もとで、新入社員の女の子が、奔走するコメディ小説です

是非1度読んでみてください

タイトル:「最強」部長 須走くん
著者  : 真壁ユミ
出版社 : 文芸社

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No  42

第二十九話

マンキチ主催のパーティー当日。
わたしたちは、マンキチが憧れるというブランデーをお土産に参上した。
アルコールなど数滴しか飲めないくせに、格好だけは一人前である。どうせ、飾っておくだけで飲まないのだろうから、量販店の酒屋で、格安で購入してきた。
今井くんも住んでいるというだけあって、外観はおしゃれで、どちらかというと女の子が好みそうなマンションだ。
マンキチの住む一〇四号室は、玄関の扉が開け放たれていて、彼の楽しそうな笑い声が廊下まで響いてきた。どうやら今井くんは、すでに部屋にいるようだ。
それまで先頭に立って歩いていた戸部くんが、わたしを無理やり前に押し出した。
「さっ、先輩からどうぞ」
「えっ、やっぱり男性からどうぞ。ていうか、夏樹ちゃんから」
「絶対イヤです」
結局わたしが「先輩」という理由で、先陣をきることになった。
こんなときしか先輩などと言わないのだ。
戸部くんは、お調子者で、人をおだてるのが上手だ。お世辞で言っていると分かっていても、憎らしいと感じないキャラクターである。
わたしもたまには先輩を演じてみたかったので、先に立ってマンキチの部屋の前に立った。
「こんにちはー。来ましたよ」
開け放たれた扉からは、いろいろな臭いが漂ってくる。
中でも一番強烈なのは、焦げた臭いだ。
煙突の噴出し口のように煙がモクモクと立ち昇り、外へ逃げていく。
これでは、隣近所が火事と勘違いするじゃないか。
「マンキチさーん」
玄関を上がってすぐ左手にある部屋から、大量の煙。そして、なにやら楽しそうなマンキチの声。
「いやぁ、ワカサギさん」
部屋の中には、大きなダンボールがそびえたっている。
「何ですか、それ?」
わたしが聞くと同時に、夏樹ちゃんと戸部くんが部屋に入ってきた。

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No  41

続・西安1日目…眠れぬ夜…

夜ご飯は、普通の中華料理だった。
わたしは、決して味オンチではないとは思っているけど、
たいていのものは、美味しく食べれるので、得はしている
だろうなぁと思う。
せっかくお金を払っているのに、美味しくなかったら損だし〜。
そりゃ、マズイと思うこともあるけれど。

ところで、この夜ご飯で、「おぉっ」と思ったことが1つ。
1日目の2月2日と翌日の2月3日に誕生日という人がいて、旅行会社
の方が、バースデーケーキを用意していたことだ。
なんて気が利くんだろ〜。
こういうちょっとしたことで、リピーターになったりするんだろう
なー。

食後は、夜景を楽しみながらホテルに帰った。
この日は、何度も言うとおり、2月2日。
中国では、旧正月真っ只中。
この時期だけ許される、爆竹や花火がそこらじゅうで上がっている。
この花火、日本のようにプロが上げるのではなく、個人で購入して
好きなときに上げるんだそうだ。

好きなときって言ったって、限度があるだろう。
安易に考えていたけれど、22時を過ぎても、爆音は鳴り止まない。
久しぶりに見た花火は、確かにきれいなんだけど、部屋に戻って
きてから1時間以上。
22時というと、普段なら余裕で起きているけど、今日の眠い眠い病
には、キレイな花火もかなわない。

爆音を子守唄代わりに?わたしは、ぐ〜っすり熟睡。
でも、少しの音でも敏感な両親は、殆ど眠れぬ夜を過ごしたんだとさ。

写真は、ホテルから見た夜景。
西安の城門(南門)


06-02-02_21-10.jpg


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No  40

第二十八話

「来週土曜日、我がマンキチ邸にて、ホームパーティを開きます。参加者は遠野さん、戸部くん、今井くん、ワカサギさん、ボク。持ち物 特になし。差し入れ大歓迎」
 翌日、わたしは新入社員三人に集合をかけた。
あのドライブ以前にはマンキチに対して何の感情も抱いていなかった、戸部くんと今井くんまで頭を抱える始末だ。
「でも、俺は断りにくいですよ」
今井くんは、偶然にもマンキチと同じマンションに居を構えてしまった不幸な人間だ。
「じゃぁ、トモくん一人で参加しなよ」
夏樹ちゃんが、今井くんのわき腹をつつく。
彼は、悪寒が走ったかのように、肩を震わせた。
「メインは、夏樹ちゃんでしょ。マンキチさんは、夏樹ちゃんさえいればいいわけ」
戸部くんが言うと、今度は夏樹ちゃんが肩を震わせた。
「ともかく、行くしかなさそう」
諦めたように、ため息をつく。
「きっと、笑えることが起こるよ」
皆が肩を落としているのを、慰めるように言った。

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No  39

第二十七話

「遠野さんは、何が好きですか?」
突然マンキチが振り返った。
目が合って、わたしは慌ててパソコンの影に隠れた。
これじゃ、まるでわたしがマンキチのことを好きみたいに思われる。マンキチに恋焦がれて、あの大きな背中を愛しく思ってみつめていたわけでは、決してない。ただ、マンキチが仕事をさぼっているのを景色として眺めていただけだ。
夏樹ちゃんは、相変わらず冷たい態度で、
「言っていることの意味が分からないです。仕事のジャマ、ジャマ」
と、振り返ることもなく、右手をひらひらと振ってみせた。
そっけなくされても、彼はにやついた顔で、またパソコンに向かっている。好きな人にそっけなくされたら、普通ならへこむところだ。
なのに、冷たくされればされるほど、嬉しそうにするこの男。
どういう神経をしているのか、もはやわたしにはさっぱり理解できないヤツである。
それでも、夏樹ちゃんから見ると、わたしたちは仲良く見えるらしく、
「若井さんが付き合っちゃえばいいじゃないですかぁ」
と言う。
冗談じゃない。誰がマンキチなんかと。例え、この世にオトコがマンキチ一人になったとしても、絶対に付き合うことはないだろう。
 定時の五時半を過ぎると、殆どの人が帰宅する。
不況の煽りを受けている今、それほど仕事が忙しくないのが現状だ。
この日、わたしは定時間近に、客からのクレーム電話を取ってしまい、今後の対応も含めて対策をとるために、久しぶりに居残りをすることになった。
一日中、仕事をしていなかったマンキチも帰る気配がない。どうせ家に帰ってもすることがないのだろう。
そして、とうとう二人きりになったとき、待っていましたとばかりに、マンキチが振り返った。
「メール見てくれました?」
そんな暇ないっつーの。
確かに、パソコン画面の右下に、メールが来たというお知らせのアイコンが出ていたけれど。
「まだですかぁ。ワカサギさんって意外と仕事あるんですね」
意外とってどういう意味。
まるでわたしが能無し、役立たず人間みたいな言い方やめてよね。
「とにかく見てくださいよ」
仕事が煮詰まっていたし、息抜きをしたかったのも事実だ。
わたしは、メールを開くことにした。

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No  38

第二十六話

わたしが、不思議そうな顔でマンキチを眺めていると、
「どうしてこんなに本を?って疑問に思っているんでしょ」
と、またも勘違いな発言をした。
だから、それはさっき聞いたのに。それに答えなかったのは、あなたでしょ。まったく、マンキチと話をしていると、普段温厚なわたしでも、さすがにイライラしてくる。
朝一番から、仕事以外のことで腹を立てたくないものである。
「昨日、お二人で話してましたよね。これからは、男も家事ができなきゃだめだって。ボク、今は何もできないけど、この本で、できるオトコに変身しますよ」
スプレーでがっちりと固めた髪の毛を左手で撫でながら、右手でピースをしたのであった。
 うちは全員で九人という小さな会社。
社長のグループと専務のグループで表面上は二つの部署に分かれている。わたしは、専務が取り仕切る部署にいて、夏樹ちゃんと向かい合って座っている。
マンキチは、社長のほうの部署にいて、わたしに背を向けて座っている。
ちょうど、夏樹ちゃんと背中合わせだ。
だから、わたしはいつも、マンキチが仕事をサボっているのを目撃できる位置にいるのだ。
今日も一日中、インターネットを開き、なにやら調べている様子。時々、料理の写真が大きく出てきて、見ているわたしもお腹がすいてきて仕方がない。
こんなにマンキチを観察しているわたしも、相当な暇人である。入社して一年以上たってしまった今、仕事に慣れすぎてしまって楽しみを見つけられなくなっていた。
ちょっと面白いことといえば、マンキチのおかしな行動を観察すること。
ただ、それも最近、うっとうしくなりつつある。
わたしのうしろは、書類がぎっしりと詰まった棚なので、暇な時間を見つけては、転職情報を収集する日々を送っているのだ。本当に転職するつもりはないけれど、つい興味が沸く求人を探してしまう。

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No  37

ムダ食い(≧▼≦;)

先月、ギリギリで、セブンイレブンのスヌーピーBOXを手に入れた。
どうしても欲しいものだったわけじゃないのに、あぁいうのって、少し
点数が集まると、集めてみようって思っちゃう。
そして、30点中20点を越えようものなら、もう何が何でも手に入
れようって^^;

そして、今月のスヌーピーボウル。
決して、絶対に手に入れなければ!!というものでもないのに、
気付いたら、ポイントシールを集め始めていた。
あと10日ほどしかないのに、ただ今、14点。
30点まで遠い道のり!果たして集まるんだろうか?!
だいたい、100円台は1点、200円台は2点なんだよねぇ。
ってことは、これ1つもらうのに、¥3,000はかかってる計算に!
そして、普段お弁当を作っている私はポイントが高いお弁当類
は買わないから、集める対象はスイーツ。
「お金は減るケド、体重は増える」という1番最悪なパターンに
ハマッているわけ(; ̄ー ̄A
今日は、休日出勤のお昼ご飯を、ドリアにして、3点ゲット!
誰か、ポイントシールちょうだいっ!

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No  36

第二十五話

どうせ同じ方向へ行くのだからと、わたしはマンキチの後をついていく。
マンキチは、何かに対してとても張り切っている様子で、まるで競歩の選手のように腕をしっかりと振って歩いていく。
足取りも、軽やかで早く、まるで小躍りしているように見える。
対向して歩いてくる人々が、迷惑そうにマンキチを避けていく。
そして、駅の手前で、彼は大きな書店に入っていった。もちろん、わたしは駆け足で素通りし、人ごみに紛れようとした。
その間、マンキチは一度も振り返ることがなかったので、当然わたしがあとに着いて、書店に入ったと思っているだろう。
どうも、あのポジティブさにはついていけない。
電車に乗り、ドアが閉まって、ようやく一息ついたのだった。
 
 翌日わたしを待っていたのは、意外にも笑顔のマンキチだった。
書店に入らなかったことを怒っているのではないかと心配して、損をした気分だ。
だいたい、一緒に行くという約束などしていないのだから、そんなに気に病むことではないのに、悩んでいたわたしも、相当バカだけど。
「じゃーん」
マンキチがわたしのデスクに広げたのは、書籍の山。
「男の料理」なる本が、五冊。「簡単収納」なる本が、三冊。その他にも、男の一人暮らし、ワイン名鑑、簡単スイ―ツなどなど、合計二十冊もの本。
「何ですか、これ」
わたしが首をかしげると、彼はわけもわからず、ブイサインをして、
「これで、遠野さんの気持ちをキャッチします」
と、笑顔で答えたのだった。
相変わらず、言葉のキャッチボールができない人だなぁ、と感じてしまう。きっと、人の言っていることなど、どうでもいいのだろう。自分が話したいことだけ話す。
これでは、いくら素敵な服を着ていても、最先端の物を購入したとしても、誰も振り向いてくれないだろう。

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No  35

増えた〜!!

えーっと……
100%小説でやっていこう!ってことで始めたこのブログ。
気付けば、カテいっぱい増えてるじゃん!!
旅行記だの、お気に入りだのこれからも増殖していきそう
な予感^^;

いつも読んでくださっている方々、ありがとうございます!
少しでも楽しいブログになるように、これからも頑張って
いきますデス。

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No  34

久しぶりの美容院

わたしってば、美容院に関してはけっこう浮気性!
(対人間に対しては絶対そうではアリマセン!!)
あっちこっち行ってみては、「う〜ん、ちょっとなぁ」
という感じが続いていたのだけど、今日行った美容院
「vento」さんは、要望を細かく聞いてくれたり、髪質
を十分理解してくれて、カットしていただきました。
トリートメントもとても丁寧
そのせいか、カット&トリートメント&眉カットで
2時間以上かかったけれど、大満足な髪型にしてもらい
ました(^^)
しかも、髪ツヤツヤ〜のサラサラ〜
もう浮気はしないでしょう!まちがいない!!
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No  33

第二十四話

「やっぱり、間に合った。抜け駆けするから、こういうことになるんですよ」
何が抜け駆けなんだか。わたしは、わたしのしたい通りに行動しただけであって、決して誰かを出し抜こうとはしていない。
マンキチが乗り込んできて、エレベーターは扉が閉まっていないのに、少しだけ下がって揺れている。マンキチのせいで、二人しか乗っていないのに、重量オーバーになりそうだ。
扉が閉まると、陰気くさい密室に早変わりする。天井の壁は角が剥がれ落ちていて、奇妙な形のシミを作っている。
科学では立証できない何かが出てきそうな雰囲気である。空気が薄く感じる。
一階に降りるまで、何十分とかかったような気分になってしまった。
エレベーターは、駅前通り沿いについていて、扉が開くとまぶしい太陽が照りつける。
先に降りたマンキチが、わたしを駅へ向かわせまいと、歩道に立ちふさがった。
「なによぉ、マンキチさん。わたし、今日急いでるんだけど」
「ボクも急いでるんです」
彼は、子供のように両手を横いっぱいに広げて、わたしの行く手を阻む。
「わたしにも都合ってものがあるんですよ」
わたしが冷たく突き放すように言うと、マンキチは一瞬ひるんで、悲しそうな顔をみせた。そんな顔をされても無駄だ。
「ボクのこと、キライになったんですか」
これまで、わたしはいつもマンキチの誘いには乗ってきた。それは、たまたまその日に用事がなかったからである。今回初めて用事があるから断っただけの話だ。好きとか嫌いの問題ではない。それに正直言わせてもらうと、初めから好きとは思っていない。
「そういう問題じゃないと思うんですけど」
遠慮がちに言うと、
「じゃ、よかった。さぁ行きましょう」
と、駅のほうへ向かって歩き出した。

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No  32

第二十三話

「若井さーん。待ってくださいよぉ」
三階には、うちを含めて三社が入居している。小さいボロビルで、防音対策などまったくとられていないため、あまり大声を出すと、ご近所迷惑だ。そんなことを微塵も考えないのが、彼である。
案の定、エレベーターホールを挟んでわが社と向かい合っている会社の受付嬢が、しかめっつらをしてこちらを睨んでいる。
大声を出すマンキチにも腹が立つけど、この受付嬢にも腹が立つ。
どうしてこんなオンボロビルに入居している会社に受付嬢が必要なのさ。
客が来ているところすら見たこともなく、彼女はいつでも精一杯口を歪めてわたしたちをチェックしているのだ。
「あ、どうもぉ。こんにちはぁ」
驚いたことに、マンキチが受付嬢に挨拶をする。
「どうも」
彼女は、少しかすれた声で、ぶっきらぼうに返事をした。
マンキチが、いつもの、自分ではイケテると思っている笑顔を彼女に向けているとき、タイミングよくエレベーターがやってきた。
すかさず乗り込んで、一階のボタンを押す。よし、閉まれ。
「閉」のボタンを連打する。扉が閉まる直前、
「あっ」
というマンキチの声を聞いた。
古いビルの古いエレベーター。
昇り降りは決してスムーズではなく、ガクンと揺れることもいつものことだ。そして、もっとも始末が悪いのは、二階で止まることだ。
二階から乗るくらいなら、階段で降りたほうがよほど早いのに。
止まるときも、一度数センチほど下に沈んでから、上にあがる。扉も、スムーズには開かない。まるで昔の民家の引き戸のように、何かにつっかえながら扉が開く。
目の前にいたのは、マンキチだった。

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No  31

続・西安1日目 ナゾのカサ 

1日目の観光が終わり、夕飯前にようやくホテルへ。
今回は日系のホテルのため、言葉の不安はなさそうだ。
前回の北京の時には、日本語も英語もダメ・・・。
旅行へ行くなら、その地の言葉を少しでも覚えなきゃ
イケナイな〜って思ったことを思い出した。
かといって、その後何もしなかったけど

すぐに夕飯へ出かけるため、部屋に荷物を置いて、ロビーへ。
集合の間、ふと天を仰ぐと、無数の傘。
傘が逆向きにぶら下がっている。
何で?どうして?
「1箇所雨漏りしちゃって、それを受け止めるためにつけた?
んで、1箇所だけだと不自然だから、いっぱいつけちゃった?」
そう言うわたしに、母が一言
「そんなこと言っちゃダメ〜」
だってさ、何の必要があるの?
今になって思ったんだけど、勇気を出して聞けばよかった〜。
一生のナゾになってしまったよ。

amb


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No  30

第二十二話

二十七歳を迎えたわたしの周りは結婚の第一次ブームで、次々に縁談がまとまっていく。
高校時代につるんでいた四人グループのうち、二人がめでたく嫁に行き、話す会話もずいぶんと変わってきた。
一人は、結婚したばかりだというのに、夫の愚痴ばかりだ。
「掃除、洗濯、料理、何にもしないんだから」
これが、最近の彼女、千沙の口癖だ。
わたしは幸運なことに、今まで家事をまったくしないという男性と付き合ったことがない。
昔とは違って、今の時代は共働きが当たり前になっている。それと同時に、家の中のことも分業制になってきている。
千沙は、夫より仕事が遅くなっても、必ず家事は一人でやるのだという。
「だめだよねぇ。咲子は今からなんだから、結婚する前によく考えなよ」
これも、別れ際に必ず言うせりふだ。
 会社でこの話をしていると、わたしより年下の夏樹ちゃんも、
「全部とは言わないから、やって欲しいですね。子供が生まれたら、子育てだって一緒にしてほしいし」
と言った。
この話をしているとき、マンキチはしきりにわたしたちのほうを気にしていた。「わたしたちの」というより、「夏樹ちゃんの話している内容を」というほうが正確だろう。
夏樹ちゃんの回答を耳にしたマンキチ。
その日、わたしは友人との約束があり、定時にあがる予定だった。ところが、わたしの帰りを阻んだ人がいた。
部長でも課長でもなく、なんの役職もないマンキチだ。
わたしがエレベーターホールで足踏みをしている時だった。

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No  29

第二十一話

わたしは、夏樹ちゃんの一言で、マンキチがだいぶ落ち込んでいるものと思っていた。
帰りの車の中は、静まり返っていたからだ。
しかし、集合場所まで戻ってきて、マンキチは満面の笑みでこういったのだ。
「いやぁ、楽しかったですよ。皆さんにこのETCをお披露目できて、ボクは大満足です」
と、胸を張って言ったのだ。
「だって、見たでしょ?さっきの高速の料金所で支払いを待ってる人たち。あんなに待つなんて、僕には耐えられませんからね。かわいそうすぎますよ。すごい優越感に浸れました」
そういえば、料金所を過ぎるとき、マンキチがちらちらと横のレーンの渋滞を見ながら走っていた気がする。
それに、解散した後、マンキチから入ったメールには、
「これで、ボクは一つ上のオトコになりました」
と、自信満々に書かれていたのだった。
人間の価値は、物を持ってるかどうかじゃないっつーの。

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No  28

第二十話

「確か二十キロに減速するんですよ」
助手席の今井くんが指示を出した。車に急ブレーキがかかる。
後部シートの真ん中に座っていた夏樹ちゃんが、バランスを崩して、前にのめりこんだ。上半身がマンキチと今井くんの間に滑り込んでいる。
「ひどーい」
きれいに磨かれた自慢の爪をさすりながら、夏樹ちゃんが悲鳴を上げる。
それでもマンキチは、自信満々にゲートを通過した。
「いやぁ、知らなかったですよ。二十キロに減速しなきゃならないなんて」
ケラケラと悪びれもなく笑っている。
「いったいどうやったらゲートが開くと思ってたんですか」
今井くんが呆れている。
「えー、素早く感知して、五十キロくらいでも余裕かと思ってた。アハハハハ」
頭をかいたとたん、車がグラッと横に揺れた。
本線に乗る手前の、カーブがかった道だ。
このあたりでの事故ならまだしも、本線に乗ってから少しでもこんなことがあれば、わたしたちはおしまいだ。
「まだ死にたくないっす」
今井くんが両手を合わせて拝んでいる。
「大丈夫だよぉ。今日でもうこの車に乗るのも五回目なんだから」
その言葉に全員が凍りついたのは言うまでもないだろう。
その後、車内では、マンキチを除いては誰一人口を開かなくなった。
そして、一つ目のインターがあと二キロに迫ったとき、
「何が何でも、絶対に次で高速を降りてください」
と、半ば脅すように夏樹ちゃんが言った。
この一言で、高速ドライブは、短く終わってくれた。
たったの十数キロの距離は、下道で走っても、それほど遠くは感じられなかった。

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No  27

続・西安1日目

襲ってくる生理現象と戦いながら、次なる観光地へ向かう
バスの中、もう一つの我慢できない現象・・・眠気に負けて、
またもや爆睡。
アッという間に、「興慶宮公園」に到着。
そして、ようやくマトモなお手洗いに入る。
それでも紙はなかったけど・・・!!

そうそう余談…。
「手紙」
これって、日本語ではすでにご存知の通り、文章を書いた
モノ。でも、中国では「トイレットペーパー」っていう
意味なんだって。
手で拭く紙→手紙。

さてさて、中国では1月29日が元旦にあたり、本日は正月
の真っ只中。公園では、中央に設けられたステージ上で、
お笑いグループらしき人たちが司会をして、なにやら大
盛り上がり。
そのうち、色とりどりの獅子舞が出てきて、可憐な舞を
見せてくれた。
「皆さんはラッキーですよ。お正月にしか、こういった
光景は見られませんから」
ホント、その通りだ。
でも、普通のときに来たかったような気もする。
普通の店は、正月休みであまり空いていないし、交通量
もかなり少ないのだという。
そういえば、出発前、取引先の中国の方が、孫を引きつれ
「秋田県に雪を見に日本に来ている」と言っていた。
地元民が地元にいない観光地は、ちょっとつまらない気も
した。
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No  26

第十九話

招待されたのは、わたし、ターゲットの夏樹ちゃん、戸部くん、今井くん。
わたしと夏樹ちゃんは、素早く後の席に乗り込んだ。
「遠野さん、助手席に乗ってくださいよぉ」
マンキチが、不敵な笑みを浮かべて、ルームミラー越しにお願いしている。
直接後を向いて、お願いされたほうがまだましだ。
鏡越しに目が合うと、背筋が寒くなる。
その間に、戸部くんと今井くんが、じゃんけんをしてどちらが助手席に乗るか決めている。
そして、戸部くんがガッツポーズをして、後の席に乗り込んできた。
今井くんが、しぶしぶ助手席に座る。
「さぁ、じゃあ行きましょうか」
夏樹ちゃんに助手席に乗ってもらえなかったことで、だいぶがっかりしているようだ。
心なしか、マンキチのテンションが下がってきている。
それでも、車は走り出した。
どこへ行くのかは知らされていない。ただ、マンキチが新しく取り付けたETCを自慢したいがためのドライブだとは、知るよしもなかった。
滑り出しは順調だ。
免許を取ってから約十五年間、ペーパードライバーで、昨年車を購入してからもあまり運転していないということも、そのときわたしたちは知らなかった。
 国道を走って、十分。高速の入口が見えてきた。
「乗るよ、乗るよ」
ようやく彼のテンションが復活してきた。
晴天の青空。地方へ向かう車で、入口は長蛇の列だ。
「ふふん。見たまえ」
わたしたちの車は、まったく列を作っていないところへ向かって走っていく。スピードはぐんぐん上がっていく。あのバーがそんなに俊敏にあがるわけがない。車を運転しないわたしでもそう思っていた。
ETC専用レーンだ。
快適にゲートに向かって走っていく。

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No  25